北原里英、「全員誰かが誰かを想っているという素敵な映画だと思います」|映画『HERO〜2020〜』前夜祭オンライントークイベント
Pop'n'Roll 編集部
Pop'n'Roll 編集部
-
ポスト
-
シェア
-
ブックマーク
北原里英が、6月18日(木)20時から、主演・廣瀬智紀とともに映画『HERO〜2020〜』<前夜祭オンライントークイベント>に登場した。
<前夜祭オンライントークイベント 情報>
日時:6月18日(木)20:00〜21:00
◼出演者
廣瀬智紀、北原里英
小松準弥、小早川俊輔
中村涼子、米千晴(TAIYO MAGIC FILM)、小槙まこ、双松桃子
伊藤裕一、根本正勝
西条みつとし監督
北原里英と廣瀬智紀以外のキャストは、オンライン会議アプリ『Zoom』にて参加した本イベント。
イベント冒頭、舞台を中心に活躍している廣瀬は、“舞台からキャストを変えずに映画化される機会はなかなかない。長い間寄り添い、戦ってきた同じメンバーで作った映画の公開が待ち遠しかった”、北原は、“告知していたとおり6月19日に公開できることは当たり前じゃないので、今は本当に公開できて嬉しい”と初日を明日に控えた気持ちを吐露。
小松準弥が、“今回、映画初出演なんです!”と言うと、“おめでとうございます!”とZoom上の参加者が祝福。小松は、“このお仕事を始めさせていただいてから、映画に出演することが夢の1つだったので、まさかこんなにも早く映画に出させていただけるとは思っていなかった”と感謝を述べた。
舞台版と映画版の違いについて聞かれた北原は、“映画では、舞台では描けなかったところを細かく描いているので、本当に広樹と浅美には2年間の物語があったんだなと思えますし、リアル病院で撮っているので、より物語に入り込めるのではないかと思います”と見どころを発表。
西条監督は、“お話自体はもちろん同じなんですけれど、映画の方がより伝えたかったことが伝えられる作品になったのではないかと思います。舞台よりも映画にすることで、心情がより伝わったりとか、舞台ではやりたかったけれどできなかったシーンを映画では撮れました。舞台を観た人でも楽しめて、より内容が入ってくるのではないかと思います”と話し、舞台版から続投のキャストに加えて映画版に新たに出演した斎藤工と松尾諭について、“より内容を深める役として出ていただきました”と話した。
生配信中にYouTubeに寄せられたコメントを読んでいた伊藤裕一は、“西条さんがカッコいいというコメントが多い”と発表。そんなイケメンの西条監督について根本正勝は、“基本ふわふわしている西条さんなんですけれど、舞台の場当たりの時にスチールカメラマンさんがいいものを撮りたいので最前列の方から撮っていたんですけれど、西条さんがカメラマンさんに「ちょっと今はやめてくれよ」と声を荒げた時があって、プロだからこそ、いいものを届けたい、演者のすべてを観たい、という本気を感じて、情熱のある方だなと思いました”という裏話を披露した。
締めのメッセージで西条監督は、“コメディというジャンルなので、思いっ切り笑っていただきたいです。コメディだけで終わるわけではなく、勇気や希望を踏まえた作品になっているので、本作を観て前向きになっていただければと思います”と映画に込めた想いを語り、根本は“誰かが誰かのために動いている映画で、観たあとに優しい気持ちだったり、温かい気持ちになると思いますので、ぜひ映画館で観てください”と映画の魅力を語った。
また、伊藤は、“まだ舞台には火がともりませんが、映画館には少しずつ人が入るようになりました。『HERO』は僕の中では再出発です。今こういった状況で、外出自粛期間があけて、もしかしたら1番最初にご覧になる映画になるかもしれないので、タイミング的に、みなさんを勇気づける映画になるのではないかと思います。ぜひ感染対策をして、足を運んでいただいて、たくさん笑って、明日から一歩踏み出す勇気をもらっていただければと思います”と舞台を中心に活躍している役者ならではの心境を明かした。
双松桃子は、“日々更新されているニュース記事を見て、今観ていただいているみなさんと繋がっている気がして、やっと公開されるんだないう気持ちです”と喜び、小槙まこは“愛や人の心などいろいろなテーマが詰まった素敵な作品なので、ぜひ多くの方に観ていただけたら嬉しいです”とテーマにも言及した。
米千晴は、“この作品は笑ったり切なくなったり、気持ちが忙しい映画だと思います。コロナ(による外出自粛)で溜め込んだエネルギーを映画館で爆発させて思いっ切り楽しんでください”と語り、中村涼子は“1月に関係者で試写をした時に、(私たちは)出ていたにもかかわらず全員で大爆笑したんです! この作品のキャッチコピーに「ハートフルコメディ」とついているんですが、ハートフルコメディが生まれる前提には、全キャラクターの交差する思いが土台にあって、そこから偶発的に笑いや感動や男女の物語が生まれるので、そこに注目して観てください”と見どころを語った。
小早川俊輔は、“誰かと関わっていくエネルギーを持ったキャラクターが集まった作品になっています。だからこそ協力し合うし、時にはぶつかり合うし、そして物語がどんどん前に転がっていくドラマがある。笑いと感動がキュッと詰まった映画になっています。今の時代だからこそみなさんに観ていただきたいですし、背中を押してくれる映画になっていると思います”と本作の魅力を分析し、小松は“足を運んで優しい時間を共有しましょう!”と呼び掛けた。
北原は、“この映画は、広樹と浅美の恋が真ん中で走っているんですけれど、全員にスポットライトが当たっている作品です。全員誰かが誰かを想っているという素敵な映画だと思います。上映時間ずっと飽きさせることのない映画だと思いますので、映画館にエンタメを感じに足を運んでください”と想いを口にした。
最後に廣瀬は、“外出自粛期間中、自分の仕事に向き合う時間がたくさんあった。お芝居の何が自分にとって仕事になっているんだろうと考えたら、人を笑顔にするだとか勇気づけるだとか、人の感情を動かして、何か変化を与えていくことが仕事だと思うんですけれど、それがこの2〜3ヵ月ストップしてしまって、自分たちの仕事の成果を出せる場が失われてしまい、自分の存在意義についていろいろ考えたんです。こうして公開させていただくということで、一歩を踏み出すことによって、何かが生まれたらと思います”と熱い想いを語った。