中村守里（ラストアイドル）、黒木ひかりら出演映画『アルプススタンドのはしの方』、公開日決定＋予告編解禁！

中村守里（ラストアイドル）、黒木ひかりらが出演する映画『アルプススタンドのはしの方』の公開日が決定。予告編が公開された。

映画の公開は、当初予定されていた6月19日（金）から7月24日（金）に変更。新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほかで全国公開される。

また予告編では、ガールズバンド・the peggiesの 「青すぎる空」に乗せて、スタジアムの端の方で熱くなれずにただ見つめていた4人の高校生が、試合が進むにつれ、それぞれの青春を爆発させる姿を見せている。

本作の原作は、兵庫県立東播磨高校演劇部が上演し、＜第63回全国高等学校演劇大会＞で文部科学大臣賞（最優秀賞）を受賞、今も全国の高校でリメイクされ続けている名作戯曲。高校野球の応援に来た冴えない高校生たち4人が、アルプススタンドの隅っこでくり広げる会話劇となる。

最初は“しょうがない”と諦めていた彼女たちだったが、それぞれの想いが交差し、先の読めない試合展開とともにいつしか熱を帯びていくというストーリーだ。

2019年に浅草九劇でリメイク上演され、同年度内に上演された演劇から選出される”浅草ニューフェイス賞”を受賞し、今回、名匠・城定秀夫監督により映画化された。

脚本は九劇での演出を手がけた奥村徹也。出演に小野莉奈、平井亜門、西本まりん、中村守里、黒木ひかり、目次立樹ら注目の俳優たちが揃った。

コメント

城定秀夫（監督）：
この映画を制作している頃はまさか世の中がこんな風になるなど、ましてや高校野球が中止になる事態などゆめゆめ想像していませんでしたし、これからの世に本作がどのような形で受け入れられ、お客さまにどう感じてもらえるのかも正直まだわかりません。

しかし、今だからこそ響く何かがこの映画にはあると強く信じています。

しょうがないと諦めて俯くばかりでは前には進めません。

1人でも多くの方に観ていただき、元気になってもらえることを切に願っています！

籔 博晶（原作）：
『アルプススタンドのはしの方』はもともと、正規部員たった4人の小さな演劇部が作った作品でした。

最初の上演の観客は100人弱。それがたくさんの人たちの後押しを受けてあれよあれよという間に大きくなり、気づけば全国の映画館で上映されるまでになっていました。本当に驚きと感謝でいっぱいです。

完成した映画にはキャストや監督はもちろん、ここまで作品を押し上げてくれた人たち全員の想いがこもっているように感じました。その熱を、ぜひ多くの方々に感じ取っていただければと思います。