柴田阿弥(元SKE48)、自身のイジメ体験を振り返る「一生“和を乱す”って言われ続けて生きていくと思っていました」
Pop'n'Roll 編集部
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元SKE48のメンバーでフリーアナウンサーの柴田阿弥が、本日5月10日にパーソナリティを務めている文化放送『Society 5.0 香格里拉(シャングリラ)』 で、自身の小学校時代のイジメられた経験を語ったほか、“SKE48の時は、私は一生、「阿弥ちゃんは和を乱す」って言われ続けて生きていくんだろうなって思っていました”と振り返った。
この日のメールテーマは、“イジメってなくなると思いますか”。
“私も小学校の時に、イジメといっても殴られたりはなかったんですが、気づかないうちに男の子に髪を切られるっていうことがありました。運もよかったので環境を変えて、地元でない中学に行ってから明るくなったんですが、小2から小6までほぼ友達もいなかったので、それがのちの人生に関わってきてるんじゃないかなと思います”と、イジメに遭った子どもの頃のことを語った。
さらに、SKE48時代に“和を乱す”と言われたことにも触れ、“SKE48の時は、私は一生、「阿弥ちゃんは和を乱す」って言われ続けて生きていくんだろうなって思っていました”と振り返った。
この日のゲストで、『ヒトは「いじめ」をやめられない』を著書に持つ脳科学者・中野信子は、イジメについて“イジメをなくそうと呼びかけている人は、自分はイジメを絶対しないと思っている。でも、その人の中にも、「イジメをしている人は排除してもいい」と思っていたり、イジメを是としている人そのものは悪であると断じる気持ちがある時点で、もうそれは「排除」なんです”とコメント。
またコロナ禍における“自粛警察”にも話が及び、中野が“今は、社会的なイジメも起きていますね。営業時間を短縮しているのに営業しているだけで店閉めろと言われたりとか。排除の感情はどうしても起きる。なぜなら人は自分の社会を守りたいから。そんな時には「この人も自分のソサエティを守りたいんだな」という気持ちで、攻撃してくる相手だけれど、その人の気持ちにもまずは寄り添うことができれば。難しいですけれどね”と、“イジメの感情との向き合い方”について述べると、柴田は“排除するのも人、人の立場に立って思いやることができるのも人。他者への想像力ですね”と応えた。
番組の後半では、“排除という気持ちがすでにイジメだということ。私もニュース番組でおかしいということを言いますが、それが正義と思ってやってはいません。葛藤がありながらもおかしいと思うことは伝えなければと、変な矛盾があります”、“会社でパワハラ・セクハラなどに遭っている人は、耐える勇気があるなら声を上げる勇気を持ってもらえたらなと思います”など、リスナーに柴田自身の想いを伝えた。
なお、この日番組ツイッターで受け付けた“イジメってなくなると思いますか?”では、140票中“なくならない”が90.7%、“なくなる”が9.3%という結果となった。