アンダービースティー、O-EAST単独公演開催「これからも私たちと一緒に幸せの共有をしてください」

アンダービースティー、O-EAST単独公演開催「これからも私たちと一緒に幸せの共有をしてください」

Pop'n'Roll 編集部

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2018.11.16
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アンダービースティーが、11月13日(火)にTSUTAYA O-EASTで、通算6回目となるワンマン公演<UB ARCADIA~アンダービースティー 6th ワンマンライブ~>を、生バンドを従えて行った。今年2月に行った新宿ReNYでの単独公演をソールドアウト。その実績を買われてとはいえ、彼女たちにとって今回のTSUTAYA O-EASTは、ワンマンライブとしては最大のキャパシティへの挑戦。発表の日から彼女たちは、公演の成功を目標に走り続けてきた。結果、会場には700人を越す人たちが来場。終始、熱狂を作りあげていった。

取材・文:長澤智典

ゆっくりと開いた幕の内側から姿を表したメンバーたち。7人は、すさまじい勢いで走り出した音を背に、凛々しい姿で「This is UB」を歌唱。横一列に隊列を成し、彼女たちは荒ぶる音の刺激を、高鳴る歌声を介しフロア中へ響かせた。沸き立つ気持ちを歌声へ託す7人。その姿に触発され、魂が震え出す。

大きな爆発音が鳴ると同時に飛び出したのが、「UB TRY」だ。猛る演奏を背負い、高く拳を突き上げ、観客たちを煽るメンバーたち。お立ち台に乗り観客たちへ挑みかかった姿の、なんて雄々しかったことか。フロアには、早くも野太い声が渦巻いている。

荒ぶる音を突き付けた「Black Jet」でも、すさまじい雄叫びが場内に上がり続ける。黒い羽根を羽ばたかせた小悪魔たちに、可愛い表情とは裏腹な野太い声で煽られては、拳を、声を張り上げずにいられるか。「GET LOVE」でも、情熱沸き立つステージングを通し、彼女らの挑発は続いていく。冒頭から一切演奏を止めることなく、轟音渦巻く中へ熱狂を描き出すアンダービースティー。序盤からそこには、互いの気持ちを鼓舞するすさまじい戦いが描き出されていた。

アンダービースティーのライブの特色である、ノンストップで重低音の効いた轟音ナンバーを叩きつける攻めなステージング。これまでオケを介し作ってきた途切れぬ躍動を、この日は生バンドの演奏を通し、彼女たちはさらに音像を倍増して突きつけていく。その姿へ気持ちが昂らずにいれなかった。

両手を高く掲げ、手をクロスしながら打ち鳴らすメンバーたち。あらゆるタブーをぶち壊すように、彼女たちは「taboo magic」を歌い、妖しく煽動。サビでスカートの裾をなびかせ歌い踊る姿も、挑発的だ。気持ちは感情のストッパーを壊して騒ぎ続けるが、視線は、彼女たちの一体化したパフォーマンスをしっかり瞼に焼き付けていた。“まだまだイクぞ!!”、低音を活かした声で「beast」を歌い、観客たちを攻める7人。一転、高いキーで伸び伸びと歌うサビの声も強烈に胸へ突き刺さる。彼女たちの歌声は、確かに熱を発していた。落ちサビに描いた哀切な表情、そこから一変しての挑発的かつ熱情的な歌声。激烈なドラマは、フロア中の人たちの感情にも滾る熱を与えてゆく。

“最高の忘れられない夜にします。UB ROCKを齧り尽くしてください”という植竹優亜の声を受けて飛び出したのが、「deformoon」だ。沸き立つ血潮を、拳と絶叫と手拍子に変え舞台上へ全力でぶつける観客たち。彼女たちも沸き立つ闘士を滾らせ、その熱を強い眼差しと歌声に乗せぶつけていた。重厚な黒い衝撃と情熱的な赤い衝動を重ね合わせ、アンダービースティーは「occult propose」を通し、観客たちへ熱狂という接吻を求めていく。彼女たちの激情した黒いプロポーズを受け、興奮のあまり絶叫と熱狂に溺れる観客たち。互いに感情と感情をぶつけ合う、この瞬間がたまらなく刺激的だ。アンダービースティーの示した熱い告白を、誰もが全力で受け止めていた。

着替えを終えたメンバーたちが織りなす後半戦は、再び激しく挑発的な楽曲から始まった。同期もかました荒ぶる演奏の上で、彼女たちは子猫のような仕種も交えた踊りを見せ、妖しく挑発。視線は彼女たちの可愛く舞い踊る姿へ惹かれながらも、身体は暴れずにいれない。この日初披露した「ARCADIA CAT」、とても胸を熱く騒がせる刺激的な楽曲だ。拳を高く振り上げ、観客たちを激しく挑発。親しみ覚える歌へ、熱いロックな衝動を描き加えたのが「Breaking Now」。彼女たちは、闇の中から未来をつかむように、希望を抱く歌を突き付けた。続く「last scene」でも、高まる想いを情熱を抱いた声に乗せ熱唱。轟音の上で、気持ち沸き立つまま華麗に舞い踊る7人。そして……。

<UB ARCADIA~アンダービースティー 6th ワンマンライブ~>より

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