AKB48 加藤玲奈、映画『辻占恋慕』出演決定「監督の期待に添えるように頑張ります!」

AKB48 加藤玲奈、映画『辻占恋慕』出演決定「監督の期待に添えるように頑張ります!」

Pop'n'Roll 編集部

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2020.02.22
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AKB48の加藤玲奈が、大野大輔監督最新作『辻占恋慕』への出演が決定した。

『辻占恋慕』

加藤は、世の中を達観したアイドル・菊地あずき役を演じる。

そのほか、時代に取り残されたシンガーソングライター富岡恵美役に、『百円の恋』『過激派オペラ』の早織、彼女を支えるマネージャー信太に、監督を兼任する大野大輔、才能・実力ともに抜群の曲者編曲家・一里塚郷役に濱正悟が決定。

また、『東京の恋人』(下社敦郎監督)で<MOOSIC LAB 2019>最優秀女優の川上奈々美、今泉力哉監督最新作『街の上で』のメインキャストにも抜擢された小竹原晋、『無限ファンデーション』(大崎章監督)でその才能を遺憾無く発揮したミュージシャン・西山小雨、ミスiD出身のひらく(『恋愛依存症の女』)とナビも出演する。

アイドル商法、FMラジオ暴行事件、家賃滞納、師匠(独居老人)の介護、冠婚葬祭、SNSリテラシー、バイトのシフト。込み入った問題が山積の中、さまざまな人と出会い、それぞれの道を彷徨い始める男女2人の人生を描く本作は、本日2月22日(土)より始まったクラウドファンディングによる製作支援プロジェクトを経て、5月のクランクインを目指して着々と準備中。

なお大野大輔監督は、『さいなら、BAD SAMIURAI』がカナザワ映画祭グランプリ、『ウルフなシッシー』がTAMA NEW WAVEグランプリ、最優秀男優賞、最優秀女優賞をトリプル受賞、松本穂香主演のWEBドラマ『アストラル・アブノーマル鈴木さん』が好評につき劇場版として公開され、オーストリアやオランダといった海外の映画祭にも招待上映されるなど注目を集める人物である。

コメント

早織(富岡恵美役):
『辻占恋慕』の脚本を読んだら、何のためらいもなく、演じてみたい、と頭の中が動き始めました。大野監督がどんな人かはまだよく知らないのですが、現場でつんのめってもすっころんでも大丈夫な気がしていて、映されるものが可能性に満ちています。

加藤玲奈(菊地あずき役):
オーディションと思って大野監督とお会いした時に、雑談で終わったのが不安だったのですが、それでもキャスティングされてさらに不安になりました(笑)。この役に合ってる……と見極めてくれた監督の期待に添えるように頑張ります!

濱 正悟(一里塚郷・役):
まさか大野組の一員になれるとは。まずは、とても嬉しい気持ちです。どんな現場になるのだろうか楽しみです。2020年、想像もしていなかった役と、はやくも巡り合えました。悶々としております。本当に想像もつかない作品になる気がしていますので、楽しみに待っていただけたらと思います!

川上奈々美(西園寺琴美・役):
真っ直ぐに夢を追うことはとても難しくて、それでもバカが付くほど頑固で必死に夢を諦めない。どのキャラクターもエネルギッシュかつシュールでつい共感してしまいました。西園寺琴美を演じることは新鮮であり同時に不安でもありますが、新たな挑戦への楽しみで胸が高鳴っています。こんなにパワーみなぎる作品に参加ができてとても嬉しいです。みなさまに応援いただければ幸いです。どうぞ応援よろしくお願い致します!

西山小雨(富岡順子・役/劇中歌担当):
私は男と女の話は苦手です。特に今回の二人。明快なバカップルの様に一笑に付して終われないリアルな痛々しさがあって。もしあなたの身に覚えがあれば、ぜひ私と一緒に劇場でズタズタになって救われましょう。それと、西山がギターで曲を作ったらどうなるのかも見届けて下さい。早織さんの歌声は素晴らしいです。お楽しみに!

小竹原晋(直也・役):
先日知ったのですが、大野監督はかつて通った映画学校の同期だったようで、当時知り合うことはなかったにせよ、同期でこの規模の映画を撮る人が現れたことがとても気分が良く、なにより時を超え、出会い、一緒に映画を作る機会に恵まれたこと、ただただ嬉しく思っています。大野監督の世界観に応えつつ、才能溢れるスタッフキャストとともに、失われたキャンパスライフを楽しみながら良い映画にできればと思います。

ひらく(小宮・役):
錚々たるメンバーにことの顛末が気になるしかない脚本、オーディションを受けた時から絶対に出たい気持ちしかありませんでした。大野監督の描く世界に生きることが今から楽しみで仕方ありません。観てくださるみなさんの頭や心に残る作品になるよう精一杯頑張りますので、応援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます!

ナビ(本人役・劇中歌担当):
大野監督からお誘いがあり、この作品の中で自分の曲を歌わせていただけることになりました。はじめての映画出演、緊張とわくわくの入り混じった高揚感でいっぱいです。素敵な作品にわたしなりの花を添えられるよう、丁寧に大切に頑張ります。よろしくお願いいたします。

大野大輔(監督・脚本/岡部信太・役):
本作『辻占恋慕』は僕の過去作『さいなら、BAD SAMURAI』と『ウルフなシッシー』に連なる「青春三部作」の最後を飾る作品としてスタートした企画です。『さいなら〜』では“青春の挫折”を、『ウルフなシッシー』では“青春の停滞”をテーマにやさぐれ青年達が右往左往して参りましたが、本作のテーマはズバリ“青春の終焉”になります。肥大した自意識と無残な現実の狭間でもがき苦しむ自称アーティストたちが、30歳というなかなか言い訳の効かなくなった齢を迎えた時に何を決断し、どのような道を辿るのか。今回は自分にとって未知の領域であり、いつか挑戦してみたかった音楽映画として描き出すことにしました。

出口の見えない日常を歩む表現者たちの切実な叫びを2人の主人公、シンガーソングライターの恵美と彼女のマネージャー信太に託してシナリオを書き進める内に、いつしか物語は壮大な叙事詩へと変貌し、自分史上最もエモーショナルで挑発的な作品となっていきました。

昨年からそろりそろりとプリプロダクションが始まり、ヒロインの恵美を数々の映画で芯の強い名演を見せる早織さんに演じていただくことが決まったほか、アイドル系シンガーソングライター菊地あずき役にはなんとAKB48の現役メンバーである加藤玲奈さんを迎え、またワークショップ形式の選考オーディションからも多彩な魅力にあふれた素晴らしいキャストのみなさんを招集することが実現化しつつあります。

5月の撮影開始に向けてプリプロも本格的に動き出しております。前途多難なインディーズ映画作りですが走り抜く覚悟です。ぜひみなさんのお力添えによって作品がより深度を増すよう、ご支援のほど何卒よろしくお願い致します。