【ライブレポート】エビ中、秋ツアー神戸公演開催「1人ひとりの推進力を促進していく公演です」
Pop'n'Roll 編集部
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私立恵比寿中学が、11月11日(日)に<私立恵比寿中学 秋ツアー2018~9年目、義務教育からの卒業~>の兵庫県・神戸国際会館こくさいホール公演を行った。
2019年にグループ結成10周年を迎えるエビ中。“義務教育からの卒業”をテーマに、6人のメンバーが全6公演で1人ずつ“日直”(=演出)を担当。ツアー2公演目となる今回は出席番号5番のメンバー・安本彩花が担当した。
“今年の秋ツアーも毎回違うのかよ全開の初日とはがらりと違った驚き強めのセットリスト”というテーマで組まれた今回のセットリスト。「ebiture」(出囃子)で登場したエビ中は、1曲目から過去にテレビ東京系シチュエーションコメディ『ウレロ☆無限大少女』でサイキッカーのアイドルグループ“インフィニティーズ”を演じた「きっとインフィニティー!」で観客の予想を裏返す登場。戦隊モノ要素満載のコミカルかつキュートなパフォーマンスでオープニングから観客を沸かせる。「キングオブ学芸会のテーマ〜Nu skool Teenage Riot〜」「未確認中学生X」と学生感溢れる楽曲を立て続けに披露した後、オープニングのMCで安本は“私立恵比寿中学開校10周年に向けて、義務教育からの卒業、私立恵比寿中学を自分たちで引っ張っていくための1人ひとりの推進力を促進していく公演です”と力強く説明、堂々と日直のたすきを自らかける。
中盤、「熟女になっても feat. SUSHIBOYS」では、通常安本が“YASUBOY”としてラップを担当しているパートで中山莉子(出席番号12番)を煽り“NAKAYAMABOY”として盛り上げに徹する。続く「春の嵐」では、冒頭の真山りか(出席番号3番)のソロパートが通常のアレンジと異なり突然アカペラとなると、最初客席は静まり返ったが、1曲を歌い切った直後には大歓声が起きた。この日、安本は自身だけでなく各メンバーを立たせたアイディアを随所に盛り込んでいたのだ。
終盤のMCで安本が“私たちは、私たちが歌うべき曲を歌っています。だから1曲1曲を大切に歌い続けたい”と語り、そのメッセージに大きな拍手が送られた。続けて“私たちの歌と踊りで明日からの1週間が少しでも楽しく過ごしてもらえるようにこの曲を歌います”と添えて「I’m your MANAGER!!!」を披露。
近年、自身でも楽曲制作を始めている安本ならではのピュアで、メッセージ性の高い公演となった。
残り4公演、残りのメンバー4名の担当演出は、すべて当日の公演で明かされるとのこと。本ツアーは残念ながら全公演ソールドアウトとなっているが、“義務教育からの卒業”を果たすエビ中6人は、12月23日(日・祝)、24日(月・休)、25日(火) に、幕張メッセ イベントホールで恒例のアリーナ公演<クリスマス大学芸会2018>を開催する。
<クリスマス大学芸会2018>
12月23日(日・祝)、24日(月・祝)、25日(火)
幕張メッセ イベントホール