HKT48 森保まどか、ソロピアノALのジャケットビジュアル解禁!【プロデューサーコメントあり】
Pop'n'Roll 編集部
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HKT48の森保まどかが、2020年1月29日(水)にリリースするソロピアノアルバム『私の中の私』のジャケットビジュアルを公開した。
アルバムジャケットは、ピアノを前に、HKT48の活動時とはまた違った1人の女性としての森保まどかの魅力を写し出した仕上がりになっている。
また、アルバムの収録曲順も同時に公開された。
アルバムの総合プロデューサー・松任谷正隆をはじめ、武部聡志、鳥山雄司、本間昭光、伊藤修平のプロデューサー陣による楽曲解説も到着した。
プロデューサーからの各曲コメント
「ジムノペディ D&B Version」
初めてお会いした時に近代音楽の曲を弾いてもらいたいという直感のみで選曲!
制作ミーティングの間に妄想を膨らませていたので、帰る頃にはこの曲を弾いている森保さんの姿を勝手に想像していました。
原曲は素晴らしいオリジナリティのある作品で、多くのアーティストがいろいろなアレンジを試みている人気曲です。
年相応のエレガントとセクシーさをキーワードに、夜のフライトや深夜のハイウェイを移動している森保さんをイメージしてアレンジしました。エレガントだけどスピード感のある彼女のピアノを聴いてください(鳥山雄司)。
「TEMPEST Latin Club Mix」
ベートーヴェン作曲のピアノソナタ第17番、通称「テンペスト」で知られる曲の第3楽章からのアレンジ。
原曲は3拍子のところを4拍子にコンバートし、アーバンなラテンビートに主題(テーマ)を乗せました。なんと途中からはサルサにまで展開してしまうという、、
クラシックファンから冒涜と怒られそうだし、かのベートーヴェンが聴いたら(聴いてくれるわけない)空いた口が塞がらないかも、、
でも森保さんファンのみなさまには喜んでもらえる“踊れて、ピアノも堪能できるセクシーなダンスチューン”に仕上がったかと思います。
ちなみにこの主題は、馬車の走行から着想を得たそうです(伊藤修平)。
「幻想即興曲」
ショパンの「幻想即興曲」この曲は、僕が今の森保さんと同じ年齢の頃、音大の課題で出され、弾きこなすことができなかった苦い思い出のある曲です。
今回のアルバム制作においてクラシックナンバーを選ぶ時に真っ先に頭に浮かんだのがこの曲です。
彼女が華麗にこのアルペジオを弾いている姿を想像してワクワクしました。そしてサウンドはEDMにトライしています。
途中のバラード部分は、ゆったりと唄うように奏でているのが印象的です。
森保さんが何十年越しの僕のリベンジを果たしてくれて嬉しい限りです……(武部聡志)。
「トロイメライ Dub Mix Version」
以前にプラハのドヴォルザークホールで聴いた時に改めて“なんて美しい曲なんだ”と感じました。
シューマン自体の晩年は、ある意味狂気に満ちていて、子どものために書いたこの楽曲の美しさとのギャップに、複雑に心を動かされた覚えがあり、今回のセッションではそういった意味合いのアレンジを施しました。
美しさと猥雑さの入り混じった新しいトロイメライです(本間昭光)。
「悲愴」
最初に録音した曲です。クラシックとR&Bをミックスしたくてこんなアレンジにしてみました。
録音をしながら、ふとどきながら映画『青い体験』が浮かんできてしまい、どうしても映像が撮りたくなり、イメージをもとにミュージックビデオを作りました(松任谷正隆)。
「No Diggity!!」
実は私、今回の豪華プロデューサー陣の中で唯一ピアノが弾けないんです(笑)。
でもそこを逆手にとって、トラックメイカー的感覚から曲を作れば、ほかのみなさまとまた違う幅を作れるのではないかと考えました。
そんなわけで、とても透明感にあふれ清楚でいらっしゃる森保さんのイメージ(僕の中では)とは真逆な、ちょっとヒップなイメージを打ち出したく、オフビート感のあるHIP HOPを作ってみました。
ちなみに曲中の森保さんのコーラス“Why don’t you come here? I wanna be everyones Madonna, No DIggity !”は、彼女の自己紹介フレーズ“みんなのマドンナになりたい”から引用させていただきました。
ライブの際はご唱和くださいね(伊藤修平)。
「Lotus」
僕のオリジナル楽曲は、シンプルで印象的なメロディックな曲を書こうと1番得意な少し和風な作品にしてみました。
メロディに寄り添うようにケルティックな笛の音色をプラスすることで、不思議な世界が出来上がったと思います。
この曲のレコーディングの時もピアノはほぼ1発でOK!! テクニックだけでなく、表情豊かな彼女の演奏にスタジオにいた全員がやられてしまいました! “綺麗な曲ですね”と嬉しい一言を彼女からいただきました(武部聡志)。
「Beyond The Line」
レコーディングスタジオでサティの練習を一生懸命にしていた森保さんを見てインスパイアされた曲。作曲の糸口は“彼女のピアノに対する健気さを表現できるメロディライン”から。
遠いところにいる愛する人に思いを伝えるような曲を書こうと漠然と思いつきました。
R&B、Jazzの要素が多いので、クラシックをやってきた人には違和感があったと思いますが、森保さんお見事でした!
アグレッシブなパートと静かなパートを入れたのは、ピアニストとしてのいろいろな顔を見てほしいと思ったからです。特にサビのメロディにアスリートのようなストイックさを感じる作品になりました(鳥山雄司)。
「17END」
みやこ下地島空港の先端に「17END」という美しい場所があります。
下地島空港はおもにアジア便の玄関口としての存在です。アジアの人々にとって最初に見るのが、「17END」の美しい風景、最後に見るのも「17END」の美しい風景です。
沖縄にはその美しい風景だけではなく、さまざまな歴史もあります。
その思いを楽曲として表現してみました。
大城先生の島唄は楽曲の導入部分として切ない響きを持って誘ってくださっています(本間昭光)。
「即興曲#727」
彼女と最初に会ったのが『TEPPEN』というピアノの技巧を争う番組の収録現場で、だから本来の超絶技巧が見たくてこんな曲を作りました。アルバムの中にあって異色ではありますが、これが本来の彼女の姿でもある、とも思っています(松任谷正隆)。