玉城ティナ主演映画『地獄少女』[舞台挨拶レポート]誕生日サプライズに赤面!「ベストの“閻魔あい”が詰まっていると思います」

玉城ティナ主演映画『地獄少女』[舞台挨拶レポート]誕生日サプライズに赤面!「ベストの“閻魔あい”が詰まっていると思います」

Pop'n'Roll 編集部

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2019.10.09
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映画『地獄少女』完成披露舞台挨拶が、10月8日(火)に新宿バルト9にて開催された。本記事では、主演の玉城ティナ、出演者の森七菜、仁村紗和、大場美奈(SKE48)、藤田富、白石晃士監督が登壇した完成披露舞台挨拶のオフィシャルレポートをお届けする。

玉城ティナ主演映画『地獄少女』完成披露舞台挨拶

場内は満席で、若い世代から映画通まで、話題作続きである玉城ティナ主演の最新作に期待を寄せる観客たちが静かながらもこれから始まるイベントに今か今かと待ちわびる様子が目にとれた。そしてMCの呼びかけで『地獄少女』のカラーである黒を基調とし、赤のワンポイントというスタイリングで華やかに揃えたキャストたちが登壇すると、場内は割れんばかりの大歓声が響き、開始から観客は大興奮の様子であった。

それぞれの一言挨拶が終わるとトークセッションへ。

さまざまなコンテンツで展開され、伝説的ともいえる『地獄少女』の印象などを聞かれると、玉城は“世代的にドンピシャで小学生の頃から読んでました。まさか自分が「閻魔あい」を演じることになるとは……。昔の自分に教えてあげたいですね!”と嬉しそうにコメント。その一方で“100%再現することはできないかもしれないけど、原作をリスペクトしつつ、新しい「閻魔あい」を作り上げられたらなという気持ちで取り組んでいました”と、多くの人に愛され続け、求められるものへの責任感についても熱く語った。

玉城ティナ|映画『地獄少女』完成披露舞台挨拶

森は“まわりの子も読んでいた大人気作という印象でした”とし、“あの「閻魔あい」をどう演じるんだろうと思っていたので、本編を見てただただ玉城さんの存在感に圧倒されていました”と玉城の再現度に感嘆した様子。仁村は“私も深夜のテレビアニメで観ていた記憶がありますね。人間ドラマが深いなぁという印象でした”とコメント。続いて大場は“私も小学生の時ハマっていました。地獄と聞くと怖いイメージがあると思うんですけど、子供ながらに不思議な世界だなぁと思ってました”と当時の印象を語った。藤田は“そうですね! みなさんと同じでパチンコで知りました!”とボケると、一同から“違うちがーう!”と総ツッコミが。それを受けて、“大人の世代にも人気があるんだなと思った”とまとめ、会場の笑いを誘った。

今回最もこだわった点について監督は、“原作の持つ「復讐を果たしてそれで人はスッキリするのか?」という問いかけや、恨みを晴らさずにいられなくなってしまう人たちの黒い感情や切なさを「閻魔あい」が見届けるというエッセンスを中心に描いたつもり”とこだわりを述べた。

圧倒的存在感を誇る「閻魔あい」を演じる上で意識した点について、玉城は“かなり細かいところからアプローチをしました。衣装や髪形から合わせていくというのはもちろんなのですが、今回セリフが少ないので、その少ない中で感情をのせられるかというのが課題でした”とし、“目線と声の使い方には1番気をつけました。ここまで目線の1つひとつに意味を持つ役はこれまでにもなかったですし、人と会話するときも目線を合わせずにどこか違う次元にいるような感じを出せるようにしました”と役にかけた情熱を語った。

そんな熱く語る玉城以上に熱い視線を送っていたのは森だった。“共演シーンもほとんどなくて、現場でお話をされている姿を見たことがなかったので...…お話されている〜!”と生・玉城に大興奮した様子であった。

森七菜|玉城ティナ主演映画『地獄少女』完成披露舞台挨拶

映画の内容にちなんで“怨みを持たれた時の解消法”もとい、“イライラした気持ちを晴らす方法”を聞かれた玉城は、“人には絶対に見せられない、負の感情を書き込んだノートがあります”と「玉城版デスノート」の存在を明かし“負の感情をわざわざ声に出したりせず、対自分との対話で収められるように書いています。書き始めたのは18歳の頃から。おススメですよ」”とニッコリ。白石監督から“すごい言葉で書かれているんですか?”と聞かれると、“多少。ごくまれに”と微笑みながら追加説明を加えていた。

森は“寝るに限る! 良いことも悪いことも寝て忘れる!”と真っ直ぐすぎる方法に会場は思わずホッコリ。仁村は“1日家から出ない日をつくり、宅配で美味しいものを食べて、犬を抱いて匂って配信動画を見る”、大場は“頭の中で処理をして、自分にされた嫌なことを他人にはしないようにする”、藤田は“恋愛リアリティ番組を観る。自分の悩みがバカバカしくなる”とそれぞれリフレッシュ方法を紹介した。

イベントの最後には、偶然にもこの日が玉城の22歳の誕生日ということでサプライズで「閻魔あい」のイラストがあしらわれた特製バースデーケーキと原作者である岡真里子による書下ろしイラスト色紙がプレゼントされた。

このサプライズに玉城は、“やだー! 恥ずかしい! そんな身分の人間じゃない! 照れますね”と赤面しながら大歓喜。さらに、“22歳もしつこくしつこく頑張っていきたい”と抱負を述べた。撮影を振り返り、“約1年前に撮っていた作品ですが、少しでも成長した姿を見せることができればと思いながら…...、その時のベストの「閻魔あい」が詰まっていると思います”と映画の完成に胸を張った。

玉城ティナ|映画『地獄少女』完成披露舞台挨拶

最後に玉城は“「閻魔あい」という圧倒的なキャラクターに魅了されてもらいながら、人間の本質や誰しもが感じたことのある気持ちを受け取ってもらい、映画を観た後に自分が何を感じたのか心に問いかけてほしいです”と鑑賞後感に期待を込め、笑いと熱い想いが飛び出した舞台挨拶は大盛況の中、幕を閉じた。

玉城ティナ主演映画『地獄少女』完成披露舞台挨拶

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