エビ中[ライブレポート]全国ホールツアー開幕! 世界を巡るコンセプトで多彩なパフォーマンスを届ける
Pop'n'Roll 編集部
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私立恵比寿中学が、全16ヵ所に及ぶ全国ホールツアー<私立恵比寿中学ようこそ秋冬ホールツアー2019 ~世界のみなさんおめでとうアイドルって楽しい~>を、9月20日(金)の東京都・オリンパスホール八王子公演を皮切りにスタートさせた。
撮影:中島たくみ
今回のツアーは“世界を旅してお祝いする”がテーマ。
雄々しいミュージカル調のSEが流れ緞帳が上がると、船が出航する汽笛を合図に、ステージ上の船首と思しきセットに黒と金のワンピース衣装を身にまとったメンバーが登場。
ステージ上方には日本の提灯や灯籠(中華提灯)が飾られ、エビ中船号の向かう最初の舞台がアジアなのだと知らされる。
1曲目は「仮契約のシンデレラ」。今年結成10周年の彼女たちが、メジャーデビューシングル曲をオープニングナンバーに持ってきたことがアイドルとしての矜持を感じさせる。
そして「ハイタテキ!」「熟女になっても」「YELL」と、エビ中王道のアイドルソングで一気に会場のヴォルテージを高めていく。
BGMのついた自己紹介に続いて向かった旅先は、星のモチーフが印象的な北米。「金八DANCE MUSIC」「禁断のカルマ」「バタフライエフェクト」でエンタテインすると、インタールードを挟んで、次の目的地のヨーロッパへ。
「シンガロン・シンガソン」「元気しかない!」「 I'm your MANAGER!!!」「結ばれた想い」と、新旧楽曲を交えて熱のこもったパフォーマンスが続く。
この日はMCを挟まないノンストップパフォーマンスで会場を盛り上げていたが、「元気しかない!」の途中で柏木ひなたがツアーテーマの説明をし、中山莉子が“曲の途中でツアーテーマの説明するぐらいダメダメじゃん!”とツッコまれる一幕が。
旅(コンサート)の中盤には、インタールードに合わせて、黒の衣装からカラフルな制服調の衣装にチェンジ。
オリエントなダンスに続いて舞台は中東に移り、「踊るロクデナシ」「曇天」「まっすぐ」とアーティスティックな楽曲で魅せる。
続く「頑張ってる途中」からインタールードを経て、いよいよコンサートは終盤へ。
ステージ中央の柏木が、大物シンガーのモノマネよろしく“アイドルって楽しい~”をこぶしをきかせて熱唱し、舞台はボーダレスな世界“ニューワールド”へ。
「Lon de Don」「未確認中学生X」「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」「Family Complex」と、アッパーチューンを畳みかけて本編を締めくくった。
アンコールを含む全22曲、約2時間15分にわたる熱演を終えると、この日初の本格的なトークへ。
このツアーで登場した船が、<私立恵比寿中学 クリスマス大学芸会2016「エビ中のオーシャンズガイド」>で登場した“ブリリアント号”であること、またコンサート本編MCの代わりに使用されたインタールードが世界各地をイメージして作られ、それに相応しいダンスが用意されていることなどが、メンバーの口から明かされた。
なお、本ツアーは、12月8日(日)の北海道・カナモトホールのファイナル公演まで約3ヵ月にわたって開催。また、12月11日(水)には今年2枚目となるオリジナルアルバム『playlist』(6thフルアルバム)の発売が決定している。
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