ギャンパレ[ライブレポート]過去を体現し未来への期待を高めたワンマンツアー初日公演 <PARADE GOES ON TOUR>|横浜Bay Hall(2019年9月7日)ライブレポート
Pop'n'Roll 編集部
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GANG PARADEが、2019年9月7日の横浜Bay Hallでのワンマンを皮切りに、全国10ヵ所12公演を巡るワンマンツアー<PARADE GOES ON TOUR>をスタート。11月13日発売のメジャー1stアルバム『LOVE PARADE』収録の新曲4曲を含む全20曲をパフォーマンスし、遊び人(GANG PARADEファンの総称)たちとともに熱気に満ちたライブを行った。
GANG PARADE<PARADE GOES ON TOUR>|横浜Bay Hall(2019年9月7日)
取材・文:Nishizawa Hiroo(SW)
5月に行われた東阪・野音ワンマンツアー<CHALLENGE the LIMIT TOUR>ぶり、かつ、ギャンパレ初主演の舞台<プレイハウス>明けのツアーということで、いつも以上に気合いに満ち溢れた10人のメンバーたち。会場の照明が暗転すると、遊び人たちから割れんばかりの歓声が湧き上がった。お馴染みのSEが流れ、拍手の中、10人が現れると、会場パンパンに集まった遊び人たちの期待で温度が上がった。
ヤママチミキが“お前ら、待たせたなー”と叫ぶと、舞台<プレイハウス>のために根本宗子とヤママチの共作詞で書き下ろした新曲「Wake up Beat!」でライブがスタート。メロコア調の「BREAKING THE ROAD」、シングル楽曲「QUEEN OF POP」とアッパーな曲を中心に駆け抜け、メンバー1人ひとりの自己紹介へ。
ナルハワールドが“私がGANG PARADEに加入して3ヵ月、10人体制初のワンマンツアー始まりました! いつも学校や仕事で毎日を乗り越えているみなさん。今日は私たちがそんなみなさんにギャンパレパワーを届けたいと思います。今この瞬間、いつもの現実を忘れて、私たちと思う存分遊びましょう!”と語り、メジャー1stシングル「ブランニューパレード」を披露。海老反りダンスが印象的な「pretty pretty good」、「Message」、「sugar」をパフォーマンスし、メジャー1stアルバム『LOVE PARADE』収録予定のテックハウス調の新曲「Plastic Smile」をアクト。メンバーのボルテージも会場の熱気もライブ前半から上がっていく。
そして、ギャンパレ恒例のコントコーナーへ。定番となったパンストを被るかどうかをモチーフにした10人の掛け合いが行われたあと、最終的にナルハワールドがパンストを被ることに。ナルハがパンストを被ったままバラード楽曲「WE ARE the IDOL」を歌い上げ、パンストを客席に脱ぎ捨て“こんなの絶対意味ない!”と叫ぶと、エレクトロダンス楽曲「イミナイウタ」へ。「GANG PARADE」、「本当に僕が生きたかったのはこんなんじゃ無え!」、「Beyond the Mountain」と、ギャンパレ楽曲の幅の広さを感じさせるセットリストで中盤を駆け抜けた。
ココ・パーティン・ココが“今年の夏はGANG PARADEにとって勝負の年で、初めて舞台をやらせてもらって、いろいろな挑戦をしてきたんですけど、早く会いたいのにというもどかしい期間があって。でも、夏に得たパワーだったり自信だったり、たくさんいろんなものを吸収して強くなって、こうしてツアーを開催することができました。ナルハが入って10人になってのツアー。絶対に最高のツアーにしたいと思います”とMCをし、「FOUL」、ユメノユア作詞のロックチューン「ALONE」を初披露。そして、ギャンパレの歴史を詰め込んだ「LAST」、シングル楽曲「CAN'T STOP」、「GANG 2」とギャンパレを表したような楽曲で畳み掛け、ライブ本編は終了した。
鳴り止まない遊び人たちのアンコールを受け、再びステージに登場した10人。ユメノユアがMCで“実は私は横浜出身なんですけど、横浜でワンマンライブをするのは今日が初めてで。帰ってくることができて本当に嬉しいです。この1時間半がとってもとっても楽しかったです。すごく幸せな気持ちになれました。日常生活でいろんなことがあると思うんですけど、みんなそれぞれが戦って、それぞれが時間やお金、たくさんの力を使って、こうやって集まってくれたことが本当に本当に奇跡のような日だなと思っています。私たちにできることはこのステージからいろんな想いを届けること、そしてこのライブ会場でみんなにとっての夢だったり希望を持てる、そんな時間を一緒に作ることだと思っています。このツアーで、私たちはみんなのことを最高に楽しませて、幸せにすると約束します。見れない景色をこれから作っていきましょう!”と宣言すると、ハワイで撮影されたMVが公開されたばかりの「LOVE COMMUNICATION」を初パフォーマンス。メンバーカラーのタオルを遊び人たちも頭の上でぐるぐる回して盛り上がる、ギャンパレの新しいライブアンセムがくり広げられた。
最後は、ギャンパレのアンセム「Plastic 2 Mercy」。これまで何度も歌い継いで来た同楽曲で、遊び人たちも客席で肩を組んだり飛び跳ねたりして、この日最大の一体感を生み出し、ツアー初日は大きな盛り上がりの中、幕を閉じた。
ギャンパレは明日も横浜Bay Hallでワンマンを行う。全国10ヵ所をツアーで巡り、11月4日、東京中野サンプラザにてツアーファイナルを行う。メジャー1stアルバム『LOVE PARADE』の新曲を携え、どのようなツアーを作り上げていくのか。これまでのギャンパレを体現し、これからのギャンパレの未来への期待が高まるツアー初日となった。
公式ファンクラブ『愚連隊行進応援團』開設
公式ファンクラブ『愚連隊行進応援團』が会員制ファンコミュニティアプリfanicon(ファニコン)にて開設&オフィシャルHPがリニューアルされることを発表。
『愚連隊行進応援團』には、SNSには載せていないプライベートな投稿や、普段SNSでは見せない本音などを公開するほか、faniconだけの限定ライブ配信、ファン同士で盛り上がることができ、本人も登場するグルチャも楽しむことができる。なお、初回入会特典も用意されている。
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