AKB48、春コンサート1日目開催! OG・高橋みなみは、サプライズオファーに「断れる状況じゃないじゃん」
Pop'n'Roll 編集部
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AKB48が、本日5月5日(月・祝)に東京ガーデンシアターにて<AKB48 20th Year 春コンサート2025 〜これからだ 未来作ろうじゃないか?〜>を開催した。
<AKB48 20th Year 春コンサート2025 〜これからだ 未来作ろうじゃないか?〜>東京ガーデンシアター(2025年5月5日)
5日・6日の2日間にわたり、村山彩希卒業コンサートを含む3公演を行なう<春コンサート2025>の1日目は、昨年12月のAKB48劇場のリニューアルオープンとともに開幕した約9年ぶりの新公演<ここからだ>の楽曲「緞帳を上げてくれ!」の歌詞からコンサートタイトルを命名。そのタイトルの通り“これからAKB48の第二黄金時代を築いていく”というメンバーの熱い想いをぶつけたステージでファンの心を震わせた。
全メンバーによる高難易度のダンスナンバー「NO WAY MAN」でコンサートは開幕。一糸乱れぬ迫力のパフォーマンスで、オープニングからファンを圧倒。続いて「希望的リフレイン」「フライングゲット」などライブチューン4曲を披露。早くも場内が熱気に満ちる中、4代目AKB48グループ総監督・倉野尾成美は“今回の春コンサートは3公演すべて満員御礼ということで、本当にありがとうございます! コンサートを通して「今のAKB48」を全力でお届けしていきますので、最後までよろしくお願いします!”と挨拶した。
続くユニットパートでは、4月2日(水)にリリースした65thシングル「まさかのConfession」でセンターを務めた八木愛月、初の選抜入りを果たした伊藤百花・花田藍衣ら6名が「モニカ、夜明けだ」を歌唱。AKB48の次世代を担うメンバーが力強い眼差しで魅せると、「Mystery Line」ではダンスに定評のある山内瑞葵・山口結愛・白鳥沙怜が、憂いを帯びた表情と切れ味鋭いダンスで魅了した。小栗有以と倉野尾成美は「愛しきライバル」をパフォーマンス。互いにAKB48のエース・総監督というグループの中核メンバーである同期2人が、火花を散らしたステージングで会場の視線を釘付けに。メンバーの組み合わせも多彩にそれぞれの個性が光る9曲のユニット曲を届けた。
中盤には「まさかのConfession」にカップリング収録されている19・20期研究生のオリジナル楽曲「Skipping stone」、4月2日に正規メンバーに全員昇格した18期生のオリジナル楽曲「晴れ渡る」、Universe Girls楽曲「タイムマシン不要論」をファンの前で初披露。さらに「#好きなんだ」では、同公演のスポンサーである『にしたんクリニック』の西村社長がトロッコで登場するというサプライズで会場の笑いを誘った。
終盤には、<ここからだ>公演でも“まだまだ!”コールでお馴染みの「奇跡が消えても」で会場を1つに。さらにMCでは<AKB48 第21期生オーディション>の開催を映像でサプライズ発表。倉野尾は“今回は、いつものWEB申し込みに加えて、カラオケのJOYSOUNDさんを利用したカラオケ応募があったり、LINEからもエントリーできるようになりました! 私たちと一緒にAKB48の未来を作っていきましょう!”と呼びかけた。そして「言い訳Maybe」「恋 詰んじゃった」など表題シングル曲を一気に畳みかけラストスパート。本編最後は最新曲「まさかのConfession」で締めくくり、全30曲を全力で駆け抜けた。
アンコールでは全員で「チーム坂」「10年桜」を熱唱。このまま最後の曲に向かうかと思いきや、スクリーンに映像が流れ、20周年を記念したライブツアー<AKB48 20th Year Live Tour 2025 〜PARTYが始まるよ〜>が今年8月より開幕することをサプライズで発表。愛知・大阪・広島・宮城と全国を廻り、ツアーファイナルとして東京・日本武道館にて12月4日〜7日の4日間にわたり6公演を開催することが明らかになると、会場からは割れんばかりの拍手と歓声が起きた。
サプライズは続き、倉野尾が“AKB48の20周年というのは、ここにいる現役メンバーだけではなく、たくさんの人が紡いできた20周年だと思います。そしてここで、私から「ある人」にお願いがあります!”と切り出し“髙橋みなみさん!!”と叫ぶと、スクリーンには関係者席で観覧していた本人の姿が。会場が騒然とする中、高橋みなみ本人も“ちょっと待って、どうした!? 観に来てくださいって言われたから、来ただけなんですけど!”とあたふた。すると倉野尾が“急なお願いなのですが……12月の日本武道館、私たちと一緒にステージに立ってください! たかみなさんには「AKB48 20周年応援総団長」になっていただきたいです!”と突然の熱烈オファー。この衝撃展開に高橋は“こんなオファーの仕方あんの!? めっちゃAKBじゃん”と戸惑いながらもステージへ。ステージ上で改めて倉野尾からお願いされると“断れる状況じゃないじゃん(笑)。やります!”と勢いに押されて承諾。倉野尾が満面の笑みで“高橋みなみさん、「総団長」に就任決定しましたー!!”と高らかに宣言すると、BGMとともにキャノン砲が炸裂。ド派手な演出に高橋も苦笑いを浮かべ、会場は爆笑の渦に包まれました。晴れて“AKB48 20周年応援総団長“となった高橋に、倉野尾は早速“(ツアーファイナルの日本武道館に)たくさんの先輩方に出ていただきたいです”とOGメンバーの招集を依頼。高橋は“まあ、なるだけやるよ。20周年は現役のみなさんと盛り上げたいと思っていたので頑張ります”とまんざらでもない様子で約束した。そして、高橋が現役時代に残した名“どりょむく(努力は必ず報われる)”をファンと一緒に大合唱し、ステージを後にしました。
AKB48らしいたくさんのサプライズで溢れた同公演。そのフィナーレを飾ったのは「まさかのConfession」全形態共通でカップリング収録されている「桜の花びらたち 2025」。2006年2月1日にAKB48のインディーズ1枚目のシングルとしてリリースされ、20年の歴史の中で大切に歌い繋がれてきた「桜の花びらたち」のリアレンジver.となる同曲を全員で心を込めて歌い上げた。
AKB48の“今”と“これから”を確かに示した春コンサート1日目は、温かい拍手と未来への希望に包まれながら終幕した。