長久玲奈[ライブレポート]見どころ満載の初ソロライブ「もっともっと上のステージを目指していきたい」
佐藤 仁
エンタメライター
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2019年2月にAKB48チーム8(福井県代表)を卒業した長久玲奈。チーム8在籍時代から長久玲奈のギターの弾き語りは、チーム8のライブやコンサートでもお馴染みでファンからの人気も高かった。
現在はシンガーソングライターとして活動しており、SHOWROOMでも自身が作詞作曲している曲を披露しており、ファンからも絶大な支持を集めている。
その長が卒業後初となるソロライブを2019年8月30日に東京・渋谷で開催。チケットは販売とほぼ同時に完売という人気ぶりであった。
長久玲奈<プレミアムアコースティックライブ>|渋谷REX(2019年8月30日)
久しぶりにみなさんの前でギターを披露できて嬉しいです!
長は赤いチェックのワンピースでステージに登場すると、「190705」と「人は弱いくせに」のオリジナル楽曲2曲を立て続けに歌唱。この2曲はファンの前で披露するのは初めて。しんみりとした聞かせる楽曲で会場のファンを魅了。
MCで長は、“恋愛ソングっぽいのが1曲もなかったので、作りました!”と語った。初披露の「190705」については“ライブに向けてセットリストをスタッフに送る時にタイトルが決まっていませんでした。それでアプリで録音した時にタイトルを入れる箇所に「190705」と入れて、それがタイトルになりました(笑)”と明かすと、会場からも笑いが起きた。
“次に聴いてもらう2曲はSHOWROOMでも披露しています!”と口にすると、会場からも“お!”と期待の声が上がり、「my own way」と「何度でも」へ。長久玲奈の見事なギターと歌声が、観客の心をグッと掴む。長のSHOWROOM配信でもお馴染みの楽曲を歌い終えると、大きな拍手と声援が起きた。長は“久しぶりにみなさんの前でギターを披露できて嬉しいです!”とニッコリ。
事務所に小学1年生用の漢字ドリルが届きました!
“次に聴いていただく曲は、私はずっと憧れているYUIさんの「東京」です。私も福井から東京に来て、共感する部分も多い楽曲です”と述べてから、YUIの「東京」を歌唱。続く頑張る若者にエールを送る「瞬間」では、会場には手拍子が自然と発生した。
“私はお喋りが得意ではないです”とMCで語り始めると会場には笑いが。“今日はすごく楽しみでした。またこうやってライブハウスでみなさんに会えるとは信じていましたが、自信がなかったので、今日の本番を迎えられて本当に嬉しいです!”とコメント。
“SHOWROOMだと思って(MCを)やって!”という観客からのレスポンスに対して、“あ! 事務所に(ファンの方から)小学1年生用の漢字ドリルが届きました! 面白かったです。勉強しようと思いました(笑)。事務所に届いている手紙はちゃんと読んでいます。ありがとうございます!”と、“くれにゃんワールド”も健在。
トークを終えると「どこを探しても」を披露し、再びシンガーソングライターの表情とパフォーマンスで会場を魅了。アンコールでは、会場から大きな“くれなコール”が起きた。
楽しい時間はあっという間っていうのは、本当にそうですね
アンコール明けには白い衣装に着替えてステージに登場した長久玲奈。
“私は小学校5年生からギターを始めて、いつ頃からかYUIさんに憧れてシンガーソングライターを目指しました。それでAKB48チーム8のオーディションを受けて。どんどん夢を叶えたいと想い、卒業しました。そして、再びこうやってライブハウスで披露させていただきました。まだまだ力は足りないし、どれくらい時間がかかるかわかりませんが、もっともっと上のステージを目指していきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします”と挨拶。
“昔のことを思い出しながら、パパに向けて作った曲です。歌詞通り、赤い時計の前でずっとギターの練習をしていたのを覚えています”と述べてから「パパ」へ。
“次が本当に最後です。何だと思いますか?”と会場に呼びかけ“みなさん、ぜひ歌ってください! あれ? 心の中ででも歌ってください(笑)。楽しい時間はあっという間だって、よく言われますが、本当にそうですね”と語り、最後に「道」を歌唱。想い出を胸に未来に向かって夢を追っていく歌詞に、観客も手拍子と声援で応えた。
長は“卒業後、初めてのライブでしたが、とっても楽しい1日になりました!”と語り、会場のファンと一緒に写真撮影へ。“卒業後、初めての1回目のライブだから「1」ポーズで!”と、みんなで同じポーズで撮影。
この日は、長久玲奈が作詞作曲したオリジナル楽曲を8曲も披露する見どころ満載のライブであった。AKB48チーム8を卒業後、初めてとなるソロライブだが、緊張した様子を見せることもなく、パフォーマンスを楽しそうに見せた。
アイドルからシンガーソングライターとしても第1歩を歩み始めた長久玲奈。ファンと一緒に見事なスタートダッシュを切った。