マジカル・パンチライン［イベントレポート］沖口優奈がメンバーを録り下ろした写真集発売！「嬉しそうにしている姿を見るのは、私自身もめちゃめちゃ嬉しかった」 ＜沖口優奈『My Precious』発売記念イベント presented by ぽぷろないと＞イベントレポート

開演時間定刻になると、浅野杏奈、清水ひまわり、吉澤悠華、小山リーナ、吉田優良里の順にステージに元気よく登場。浅野による“早速ですが、沖口優奈先生をお呼びしたいと思います！　大きな拍手でお迎えください”という紹介を受け、写真集を手がけた沖口優奈をステージに呼び込む。舞台上に6人が揃い、自己紹介へ。沖口は“今日は私がこの写真集に込めた想いをビシビシと伝えていきたいと思います”と意気込み、記念すべき写真集『My Precious』の発売記念イベントをスタートした。

ますは、この写真集制作の起源となった“マジカル・パンチライン 人生ゲーム実況レポート”の記事について振り返る。新メンバー加入前に実施した企画ということで、“今度は6人でやりたい”という発言も飛び出した。“優良里とか人生ゲーム知らないんじゃない？”と、浅野が問うと、吉田は少し怒って“知ってる！”と答え、このジェネレーションギャップの会話は観客の笑いを誘った。

今回のイベントでの衣装は、写真集に合わせて撮影時に実際に着用したもの。しかし、浅野だけは諸事情により異なる私服で参加していた。そんな浅野のMCのもと、スクリーンに映し出される写真に合わせて、インタビュー形式で沖口が『My Precious』に込めた想いを語っていく。沖口はコンセプトとタイトルには、“メンバーの顔の「尊さ」、自分にとって「大切な」マジカル・パンチライン”という2つの意味を込めたということを明かした。

撮影時の想い出話になると、清水は前髪を巻くのを失敗したこと、浅野は人生ゲームで最下位だった小山が沖口のアシスタントをしたことを挙げる。“あんまり覚えてない……”という小山に対し、“自分にとってのいい記憶しか覚えてないでしょ！”と、関西人らしい的確なツッコミを入れる沖口。写真集掲載カットの紹介が始まると、フォトグラファーとして作品への想いを熱く語る沖口に対し、浅野が“なんか写真のイベントっぽいですね（笑）”と冗談めかす場面も。自然体のメンバーのやり取りの中から、彼女たちの仲の良さが垣間見られる瞬間がいくつもあった。沖口は、写真集に掲載されているカットの採用理由を述べていく。風を味方にした奇跡の写真、いつも撮っている生写真とは異なるメンバーの魅力を収めたカット、新メンバーの可愛らしい2ショットなどを挙げながら、浅野のモノクロカットについては、“後ろに映り込んでしまった人を消すレタッチが大変だった”という編集作業での苦労話も披露していた。

今回、惜しくも写真集には載らなかったカットは、生写真として写真集に封入されたが、1部では、沖口がその1枚1枚の魅力を順番にプレゼン。吉澤は、自分のカットの話題になると、“これ、頭良さそう！　オール5取っている人”と自画自賛。それに対して沖口は、“たまにはこういう悠華もみなさんにお届けしたいな”とコメントした。2部では、写真集と生写真のどちらにも採用されなかったお蔵入りの未公開カットを紹介。ここでは、写真に写りたがる浅野の裏話を沖口が暴露する展開に。

イベントは進み、メンバーが自分のMy Preciousを紹介する“〇〇のMy Precious”のコーナーへ。吉澤悠華は知り合い（1部）、生ハム（2部）。清水ひまわりは推し（1部）、友達の智恵子（2部）。吉田優良里はお金（1部）、愛犬のレディ（2部）。小山リーナはご飯（1部）、全国の鳥（2部）。浅野杏奈はまつげ（1部）、睡眠（2部）。沖口優奈は、マジカル・パンチライン（1部）、マジファンのみんな（2部）と回答。その各メンバーが“My Precious”を直筆したフリップをじゃんけん大会の勝者にプレゼントする企画を実施し、ファンと一緒にイベントを楽しんでいた。

イベントの最後は、ミニライブで締めくくる。ライブでは、マジカル・パンチラインの本領を発揮したキラキラとした魅力を発揮していく。

1部では、可愛らしいラブソング「Melty Kiss」からタオルを勢いよく振り回す「ぱーりないと!!」という緩急のあるステージングを披露。

2部では、“沖口先生、めっちゃカッコよくエモい感じの曲振りをお願いします”という浅野からの無茶振りに、“みんなにとってのMy Preciousは何ですか？　私にとってのMy Preciousはこの曲です、「今日がまだ蒼くても」”とビシっとキメた……はずが、“さっきマジファンのみんなって言ってたじゃん（笑）”とツッコミが入る場面も。力強い小山のソロパートから始まり、メンバーの凛々しい歌声が感情を揺さぶるこの楽曲は、新メンバーを加えた6人体制の確固とした決意が込められているようであった。続く、自己紹介ソング「マジ☆マジ☆ランデブー」では、メンバーカラーに合わせたポップな照明でキュートな魅力を余すことなく届ける。そして、“最後はこの曲で1つになりましょう”という沖口の曲振りから「ONE」へ。聴く者の心を打つ応援歌で、タイトルのとおり会場を1つにし、この日のイベントに幕を降ろした。