AKB48 チームK[ライブレポート]全国ツアー埼玉公演開催。込山榛香「このメンバーがチームKであることが私の誇りです」
佐藤 仁
エンタメライター
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AKB48が、8月17日(土)にウェスタ川越にて全国ツアー<AKB48全国ツアー2019〜楽しいばかりがAKB!〜>を開催。夜公演にはチームKが出演した。
<AKB48全国ツアー2019〜楽しいばかりがAKB!〜>|ウェスタ川越(2019年8月17日)
埼玉選抜で「波乗りかき氷」
冒頭は、キャプテンの込山榛香の“楽しいばかりがAKB! チームK行くぞー!”との言葉とともに、メンバーたちがステージや客席に登場し、「エリアK」を熱唱。その後、チームKといえば“ダンス”と言われるように、圧倒的なダンスにセクシーさも加えたパフォーマンスで立て続けに7曲披露し、観客を魅了した。
込山が“<楽しいばかりがAKB!>チームK公演、ついに始まりましたー!”と挨拶すると、会場から大きな歓声が上がった。この日最高気温が37度という猛暑の川越に集まったファンは、チームKのハードなダンスナンバーにさらにヒートアップした。
ユニットパートは、チームK内の埼玉県出身メンバー岡田梨奈、安田叶、矢作萌夏、湯本亜美による“埼玉選抜”がキュートに魅せた「波乗りかき氷」からスタートし、全5ユニットがそれぞれの個性や魅力をアピールするように1曲ずつ披露。安田が“初めてのツアーが川越で、埼玉出身なので楽しみにしていました!”と語ると、大きな拍手が発生した。
小田えりなの見事な歌声と存在感
「また あなたのことを考えてた」では、チーム8神奈川県代表の小田えりなと峯岸みなみの透き通るような見事なハーモニーで会場を魅了。
小田は、この日“1月のTDCでのチームKコンサートでは(舞台に出演していたため)1部出演しかできなかったので、その悔しさをぶつけて頑張ります!”と語ったように、あらゆる場面で笑顔と元気が溢れたダイナミックなダンスパフォーマンスと、彼女の真骨頂とも言える見事な歌声で、存在感の大きさを見せつけていた。また、ライブ後半の「希望的リフレイン」からのハードなダンスナンバー3曲では、お腹を出したセクシーな衣装でファンの目を引きつけた。
「また あなたのことを考えてた」では、長友が大先輩の込山、茂木のお姉さん2人とともに「抱きしめられたら」を披露。いつもの笑顔の長友とは違ったセクシー&アンニュイな一面を見せつけていた。
“チーム8では出さないセクシーな魅力を出していきたい”と自己紹介で語っていた左伴彩佳は、「涙の表面張力」で大人っぽいセクシーなパフォーマンスでオーディエンスの心をグッと掴んだ。
矢作「みなさんが緑のカラーのペンライトを持ってくれているのがすごく綺麗」
アンコール中のMCでは、9月18日発売のシングル「サステナブル」でシングル初センターを務めることになった矢作萌夏が、“地元埼玉の初めてのチームKのコンサートにこうやっていっぱい出させていただいてすごく嬉しいです”と感極まって涙を流しながら想いを語り、“みなさんが緑のカラーのペンライトを持ってくれているのが、すごく綺麗で嬉しかったです”と続けた。
中盤から後半にかけてもチームKらしいダイナミックなパフォーマンスと楽曲で会場を魅了。「Teacher Teacher」、「NO WAY MAN」、「僕たちは戦わない」とハードな楽曲を連続で歌唱し、その後も「希望的リフレイン」、「大声ダイヤモンド」、倉野尾成美がセンターの「前しか向かねえ」と大いに盛り上がる楽曲を披露。最後の最後までハードでダイナミックなダンスナンバーで、チームKらしいステージを展開した。
込山「このメンバーがチームKで私は誇りです」
自己紹介MCで“レッスン場の外に出ても、武藤家で姉と一緒に夜まで練習してきました! その成果を出せるように頑張ります!”と語っていた武藤小麟。AKB48史上初の姉妹で同じチームにいる武藤小麟は、今回のコンサートも姉の武藤十夢とともに出演。
ユニットでは、武藤十夢(姉)が「涙の表面張力」でセクシーなパフォーマンス、武藤小麟(妹)が「チューしようぜ!」でキュートなパフォーマンスと、姉妹での違いを見せていたが、チームKでは2人ともハードでダイナミックなパフォーマンスを披露。
最後の感想で武藤小麟は、“この日を本当に楽しみにしていました! 昨夜も遠足に行く前日のような気分で。本当にあっという間で幸せでした。1階から3階まで緑のペンライトで埋め尽くされていて、みなさんのチームK愛がビシバシと伝わってきました。今日のコンサートで、もっと込山チームKを好きになってくれると嬉しいです!”と語っていた。
込山の“次が最後の曲になります”の言葉のあとに、峯岸が“このツアーを動かしてくれたのはキャプテンのおかげだと思うので、みなさん、大きな拍手を!”と言うと、会場から大きな拍手が発生。その後、峯岸から促され、込山は“チームKのツアーを通してステージからファンの方に伝えたかったのは、チームKは1人ひとり自分の道がすごくしっかりしていることです。卒業でメンバーを見送ったりもたくさんしてきたのですが、このメンバーがチームKであることが私の誇りですし、卒業したメンバーが輝いていることも私たちの道しるべですし、昇格した新しいメンバーも希望です。そんなチームKの姿を今日のステージで見せられていたら嬉しいです”と挨拶をして、最後に「君と虹と太陽と」をパフォーマンスし、本公演を締めくくった。