【TIFライブレポート】あゆみくりかまき、8/4 SMILE GARDEN（17:05-）

夕陽が差し込むSMILE GARDENで、またぎ（あゆみくりかまきのファンの総称）との強固な絆を示したあゆみくりかまき。

SEに合わせた盛大な手拍子に迎え入れられて“やったんで！”と書かれたフラッグを背負って登場したくりかは、それを上空に向けて力強く振る。あゆみとまきがステージに姿を表すと、1曲目のプリンセス プリンセスのカバー「19 GROWING UP-ode to my buddy-」をドロップ。曲中にまきからくり出される“後ろまで見えてるよ”、“いくで！”、“歌えるかな？”というかけ声は、観客を徐々にあゆくまの世界観に引き込んでいった。オーディエンスが振り回し、宙を舞う無数のタオルがその盛り上がりの大きさを見事に象徴していた。

“私たちがこれからもアイドルでい続けるために、そして今日来てくれたみんなとあゆくまが繋いでいけるような歌を歌いたいと思います”と、事務所の先輩であるファンキー加藤が書き下ろした「ぼくらのうた」へ。この曲は、自分の生き方に不安や疑問を抱きながらも、ポジティブに前を向いて生きている人たちへの応援歌だ。歌唱前に“みんなに届きますように”と宣言していたまき。その言葉のとおり、誰の心にも突き刺さる力を持った詞を、拳を高く突き上げながらも、1人ひとりに手渡ししていくように歌い上げていく。まきの“最後にみんなで肩組んで”という言葉に導かれ、観客たちは肩を組み合い、フロアは一体となっていた。

ラストは“もっと1つになれるよね？”と、ライブの定番曲「未来トレイル」。あゆみが力強くも可憐な歌声を空に響かせる。“ライブはみんなで作るものだから！”とオーディエンスを巻き込むと、一緒になってシンガロングを轟かせる。この3人とファンの揺るぎない絆を見せた光景はどこまでも美しかった。

最後は、3人でマイクを使うことなく、“ありがとうございました”と感謝の気持ちを叫び、ライブを締めくくった。

セトリ
「19 GROWING UP-ode to my buddy-」
「ゴマスリッパー」
「ぼくらのうた」
「未来トレイル」

あゆみくりかまき

あゆみくりかまき

歌うたいの＜あゆみ＞、DJ の＜くりか＞、盛り上げ役の＜まき＞からなる、関西出身のアイドルパンクDJユニット。
2012年1月、くりかとまきで「くりかまき」を結成。
2014年5月5日に「あゆみ」が正式加入し、以降「あゆみくりかまき」として活動中。
2015年3月4日に「鮭鮭鮭」でメジャーデビュー。第30回日本ゴールドディスク大賞「ベスト5ニュー・アーティスト」を受賞。
2016年4月には、メジャー1stアルバム『あゆみくりかまきがやって来る！クマァ！クマァ！クマァ！』を発売し、オリコンウィークリーランキング8位を獲得。
2017年に全国6箇所をまわるワンマンライブツアーを開催し、各地でSOLD OUTとなった。
同年12月には、メジャー7thシングル「反抗声明」がテレビ東京系アニメ「銀魂」ポロリ編のエンディングテーマに抜擢。
毎年フェスシーズンには、ROCK IN JAPANやCOUNTDOWN JAPANなどの大型フェスに多数出演しており、バンドを従えたバンドセットでの出演もしている。
2018年3月28日(水)には待望のメジャー2ndアルバム『大逆襲』を発売。あゆみくりかまきの大逆襲の年となる2018年も目が離せない。