BiS[ライブレポート]恒例の24時間イベントで新曲含む74曲を披露! 「みなさんと一緒に乗り越えて強力になったなと思います」
Pop'n'Roll 編集部
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BiSが、1月4日(木)18:00から1月5日(金)18:00の24時間に渡るイベント<CLOSE ENCOUNTERS OF THE THiRD BiS>を東京・代官山UNITにて開催した。同イベントでは、第3期BiSが発表した新曲を含む全67曲(合計74曲)を熱いパフォーマンスで、会場に集まった多くの研究員(BiSファン総称)を熱狂の渦に巻き込んだ。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
撮影:sotobayashi Kenta
<CLOSE ENCOUNTERS OF THE THiRD BiS>代官山UNIT(2023年1月4日18:00〜1月5日18:00)
<CLOSE ENCOUNTERS OF THE THiRD BiS>は、第3期が発表していた全楽曲を24時間でパフォーマンスするイベント。3曲程度のミニライブと特典会の1セットを1時間で行ない、それを24回くり返すという肉体的/精神的にも過酷なBiS恒例のイベントとなっている。
開場前には入場を待つ多くの研究員で長蛇の列が出来上がり、開演前の代官山UNITは今から起こるであろう熱狂を前に熱気で充満していた。
ステージにBiSが新アルバム『NEVER MiND』の新衣装を身に纏い登場すると、“私たち新生アイドル研究会BiSです”と挨拶しBiSの代名詞と言える「STUPiD」からライブがスタート。
第1部では、ライブの定番曲になっている「BiS-どうやらゾンビ のおでまし-」「スモーキン・ビリー」に加え、初披露の新曲「青風」を含む計12曲をパフォーマンス。ライブの冒頭から研究員のボルテージは高く、大きな盛り上がりを見せた。
1部終了後には、イコ・ムゲンノカナタとシオンエピックがTikTok、X(Twitter)がしたいという理由で一旦帰路に着き、スタートした第2部はクレナイ・ワールズエンド、トギー、ナノ3、ヒューガーの4人でのパフォーマンスとなり、最新シングル「LAZY DANCE」のカラフルな衣装で深夜帯に臨んだ。
大森靖子プロデュース楽曲「割礼GIRL」、1stアルバム『Brand-new idol Society』に収録されている「ナンデスカ?」、HAWAIIAN6のカバー楽曲「MAGIC」、柏木由紀とコラボした「柏木由紀なりのBiS-ANYTiME ANYTHiNG-」といった現体制初披露となる楽曲のオンパレードとなり、深夜でのライブとは思えないほど熱量のイベントが展開していく。
特に1月5日に日が変わったタイミングで開始した7セット目では、ステージに4人で現れ、最新シングル「LAZY DANCE」のタイトルコールをした後、クレナイ・ワールズエンドだけが残り、ソロでのパフォーマンスを行なった。
その後、トギー、ナノ3、ヒューガーと立て続けに「LAZY DANCE」のソロパフォーマンスを行ない、楽曲の名物になっている“ちょーカワイイ!”と叫ぶ、研究員によるコールが4連続で代官山の夜に鳴り響った。
続いて、早朝6時からスタートした第3部では、イコ・ムゲンノカナタ、シオンエピックがイベントに復帰し、新体制初のシングルとなった「イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム」の衣装で6人揃ってのパフォーマンスが再開した。
「FUCKiNG OUT」「BASKET BOX」「LOVELY LOVELY」などの人気曲に加え、体力的に疲労のピークになるだろう全体の2/3を迎える段階で、楽曲の振りで、スクワットを行う「thousand crickets」を自虐的に投下し、異常な熱狂を生み出した。
再び、第2部の衣装を纏い、イベントの後半戦がスタート。徐々に喉が擦れるメンバーも現れ始め、途中イコ・ムゲンノカナタが体調不良で出演が見合わせた場面もあり、イベントの過酷さが伝わる第4部となった。第4部のハイライトとしては、19セット目で披露した「テレフォン」「つよがりさん」「ONCE AGAiN」といったエモーショナルなセットリストに多くの研究員が涙を浮かべ、声援を送っていた。
ラストの第5部では、イコ・ムゲンノカナタも復調し、全員が揃った中で初披露の新曲「R.U.N」を初パフォーマンスすると、初見にもかかわらず「R.U.N」の振り付けに即順応した研究員を見ると、このイベントを通して、BiSと研究員の間に更なる絆が生まれたようだった。
第5部では、イベントのハイライトにふさわしいセットリストで第3期BiSの全楽曲のうち、屈指の人気楽曲が集まり、会場全体がテンション高く盛り上がる楽曲から感情を揺さぶる楽曲まで幅広くパフォーマンスすると、異常な熱気に包まれた。特に新体制初披露となった「TOUCH ME」を初披露した瞬間は会場全体が長い間待ち望んだ瞬間を迎え、感涙の場面となった。イベントのオーラスは会場全体で「thousand crickets」で肉体的な絶頂を迎え、ラストに「BiS-どうやらゾンビ のおでまし-」で精神的に昇天し、さまざまなドラマが生まれたBiS伝統の24時間イベントの幕が閉じた。
イベントのラストでメンバーは以下のように述べた。
ヒューガー:
このBiS6人と研究員で、24時間を走り抜けることができたことがすごくすごく嬉しいです。
イコ・ムゲンノカナタ:
生きてきた中で1番濃い24時間でした。
シオンエピック:
まず、オールをしたことがなくて、みなさんと一緒に乗り越えて強力になったなと思います!
クレナイ・ワールズエンド:
準備期間も含めて、すべての過程でいろいろ得たことがあったので、とてもいい経験になりました。
ナノ3:
メンバーだけじゃなくて研究員がいなかったら24時間イベントは成り立たないし、成功できなかったので、すべては研究員のおかけです。
トギー:
こうやって楽しく明るく終われたのは、今のBiSと研究員の明るい雰囲気のおかげかなと思うので、これからももっと楽しいことを研究員をしていきたいです。
24時間イベントという高い山を上り切ったBiSは、2月28日には、4年ぶりの新アルバム『NEVER MiND』をリリースする。今回のイベントで披露された新曲も含め、今後、さまざまな情報が出されるとのことなので、一皮むけたBiSの今後にぜひ注目してもらいたい。