DIALOGUE+[ライブレポート]AL『DIALOGUE+2』全12曲を生バンドで披露! ログっ子とともに大合唱で閉幕
Pop'n'Roll 編集部
Pop'n'Roll 編集部
-
ポスト
-
シェア
-
ブックマーク
DIALOGUE+が、6月17日(土)に東京・山野ホールにてワンマンライブ<DIALOGUE+2 コンプリート!!>を開催。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
<DIALOGUE+2 コンプリート!!>山野ホール(2023年6月17日)
同ライブは、2月22日(水)にリリースされた2ndアルバム『DIALOGUE+2』の全12曲を、生バンドで披露するというもの。
今回は現地チケットと配信チケットの2タイプが用意されていたが、そのいずれもが楽しめる趣向が凝らされていた。会場のチケットは“現地爆音体験チケット”と銘打たれており、会場の両端には野外フェスで使用されるようなスピーカーを設置。チケット特典の戦闘服“げんちばくおんしゅぎTシャツ”に袖を通したログっ子(DIALOGUE+ファンの呼称)たちは、その爆音を存分に浴びていた。配信チケット勢にもサービスはたっぷりで、毎回おなじみの巧みなカメラワークはもちろん、配信向けの映像演出が見られるなど、いずれのチケットでも彼女たちの魅力を存分に堪能できた。
開演時刻になり客電が落とされると、DIALOGUE+バンドの演奏とともにスクリーンには今回のライブに臨むメンバーたちのインタビューカットやリハの映像が映し出された。そして暗闇の中から8名が登場すると、アルバム1曲目「D+ has come」でライブの幕を開ける。想像以上のビリビリとした爆音を受けながら2曲目に「絶景絶好スーパーデイ!!」のイントロが流れる。さらにテンションを上げてサイリウムを振るログっ子たちと、激しいダンスで煽るメンバーたちとの絶好の景色が広がった。
守屋亨香が“この日のためにたくさん練習してきました。現地の方も配信の方もたくさん楽しんでくださいね”と挨拶すると、休む間もなく次の楽曲へと移行。その3曲目に「1000万回ハグなんだ」が来たタイミングで、薄々勘づいていたログっ子たちも、このライブはアルバムの収録順に演るのだと確信したのではないだろうか。
サビでメリーゴーラウンドのようにくるくると回るダンスが特徴的な「恋は世界定理と共に」で甘い気分に溶け込まれていると、曲の終わりに鷹村彩花がステージ端に笑みを浮かべながら歩き出す。スクリーンには鐘が映し出されており、鷹村はカメラに指を向けて、鐘を打ち鳴らして曲を終了させた。
続いての「めっちゃオンリーユー」は、その鷹村が考案した演出が前面に押し出されていた。スクリーンに大きく曲名が表示されると少女漫画の表紙のようなイラストが浮かび上がる。スクリーンではその漫画のページが次々とめくられていき、歌詞にあわせて展開する物語とともにステージで歌うヒロインたちが画面上でも躍動した。
そしてこの日初披露であった「やばきゅん♡シューベルト」を鮮やかなパフォーマンスで魅せると、アウトロのタイミングで壇上から引き上げるメンバーをカメラが追いかけ、そのまま楽屋で休憩するメンバーの様子が映し出される。ドリンクを飲みながらほっと一息つきながらも、これから始まる新曲に向けての意気込みを語ったあとに映像が切り替わると、そこはステージ袖。無機質な背景をバックに、カメラに向かって「MAHOROBA-Deli」を1コーラス歌ってステージに戻ってきた8名は、凛々しい表情で激しいダンスを繰り広げる。
このセクションでは「MAHOROBA-Deli」~「僕らが愚かだなんて誰が言った」~「うしみつあっパレイド」と、BPMもダンスも高速の3曲を固め打ちし、ライブ後半に向けてさらなる盛り上がりを作り上げていく。特に、飯塚麻結が“せっかくなので皆の声を聞かせてもらっても良いかな〜? はい、現地! 配信!”とコールを煽ってからの「うしみつあっパレイド」へ入る流れは、曲中の“HEY! HEY!”という合いの手やサビのクラップを自発的に行わせる巧みなものであった。
ここで8名それぞれのインタビュー映像が流れ、メンバーからメンバーへの想いが滔々と述べられていく。それはグループ全員が、1人ひとりを家族のように大切にしていることを感じられるひと時。“最高ぅ”の仲間であるDIALOGUE+が、そんな気持ちをストレートに伝えるように「夕空航路」をハモりながら歌い上げる。
バンドソロコーナーに入ると、宮原颯希と飯塚が自撮り棒を持ち、自身とDIALOGUE+バンドの面々を一緒に映しながら紹介をしていく。ライブのラストスパートをかけるように疾走感たっぷりの「デネブとスピカ」から、アルバムラストの収録曲「ぼくらのユニバース」へとつなげる。
フロアに響き渡る“優勝しちゃおう!”の声で、このライブが優勝したことを確定させて終了…するかと思いきや、曲中の歌詞にもある「おかわり」タイムが発生し、配信用カメラに向かってメンバー全員がサインを入れてポージングを決めると、もう一度ラスサビをログっ子とともに大合唱して本編ライブを締め括った。
こうして、アルバム全曲をコンプリートしきったタイミングで配信終了の声がPA卓から届き、ほっと息をつく面々。しかし、配信がまだ終了できていなかったことが判明し、それならばと現地・配信勢の両方に向けて、アルバム未収録の最新シングル曲「にゃんぼりーdeモッフィー!!」を初披露する。メンバーの飼い猫なども登場する「にゃんびでお(NV)」も話題となった「カワイさ」を全力で詰め込んだ歌詞に加え、“だいにゃろーぐ”の面々がステージ上を自由気ままに飛び跳ね、猫ポーズで会場全体をモフモフに包み込んだ。
ここで本当に配信は終了し、その後は現地勢のログっ子たちに向けて、「大冒険をよろしく」などライブの定番曲3曲を畳み掛けるように歌唱してライブは終了した。
そして、<DIALOGUE+2 コンプリート!!>のあとに同会場で開催されたファンミーティング<DIALOGUE+BOX THE LIVE!!!!>にて、新曲初披露ワンマンライブ<フレンドファンファーレ>の開催を発表。10月29日(日)さいたま市文化センターにて<埼玉公演 〜ミテカラキク〜>、12月10日(日)群馬音楽センターにて<群馬公演 〜キイテカラミル〜>を行なう。
8月には、新宿で開催されるワンマン<DIALOGUE+SUMMER LIVE ~Welcome to D+~>のほか、<TOKYO IDOL FESTIVAL 2023>や<Animelo Summer Live 2023 -AXEL->といった大型フェス、ライブへの出演も決定しているDIALOGUE+。6月24日(日)に結成4周年を迎えた彼女たちが、“DIALOGUE+の夏”をますます燃え上がらせていく。