【ライブレポート】わーすた、観客と一緒にボスを倒す!? 新感覚ライブ開催

【ライブレポート】わーすた、観客と一緒にボスを倒す!? 新感覚ライブ開催 <わーすたKAWAIIくえすと>ライブレポート

Pop'n'Roll 編集部

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2019.07.01
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わーすたが、6月27日(木)~6月30日(日)に恵比寿CreAtoにてワンマンライブ<わーすたKAWAIIくえすと>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けしよう。

<わーすたKAWAIIくえすと>|恵比寿CreAto

わーすたが6月26日にリリースしたミニアルバム『Legend of WASUTA』は、アルバムを1枚通して聴くと、まさにRPGをプレイしたかのような感覚に陥るコンセプチュアルな1枚。そのアルバムを引っさげて、新たな試みとして開催された<わーすたKAWAIIくえすと>は、4日間(合計公演数8公演)に及び、連日ほぼチケットはソールドアウトとなった。

ライブ会場に入るや否や、RPGゲームを彷彿とさせる行進曲のような客入れBGMから世界観は作りこまれている。まるでテーマパークのアトラクションをこれから楽しむような感覚にも似ている。恵比寿CreAtoはステージ背面に敷き詰められたLED画面が特徴的だが、なぜこの会場が採用されたかがライブ開始とともにすぐに理解できた。

わーすたが登場するや否や、ステージ背面のLED画面の映像がRPGゲームテイストになり、ステージ上にいるわーすたメンバーはRPGゲームの主役さながらにライブを進行していく。ステージ上には“巨大なゲームコントローラー”が設置され、そのコントローラーをメンバーが操作すると画面上のコマンドが選べる仕組みとなっていた。わーすたメンバーが観客に対して、“このライブは、ここにいるみんなで進めていくゲームさながらの内容になっているんです。画面上に記載されているコマンド(色)をペンライトで選んでほしいです!”と投げかけた。

観客はそれに応えるように、各々自分の選びたいコマンドにペンライトの色を変えて頭上に掲げる。観客の選択するコマンドにより、パフォーマンスする楽曲がその場で変わり、その先の演出も変わっていくという斬新な構成となった。わーすたメンバーの次に起こすアクションまでも観客に選択してもらうというファンサービスも途中に挟みながら、ライブ終盤には見事会場の観客とともにボスを倒し、エンディングを迎えた(ちなみに、コマンドの選択によって、負けパターンのエンディングもあった)。

このわーすたの新たなライブの醍醐味は、いくつかある分岐演出を観客に選んでもらい、次に披露する楽曲がランダムに変わっていくということ。今回のライブ演出の組み合わせは18通りあったという。今回、4日間8公演という公演数になったのも、同じ組み合わせではないライブを楽しんでもらいたいという想いにもとづいてであった。

わーすたは、これまでも定期公演でコンセプチュアルな演出を見せてきたが、改めて彼女たちの底力を確認することができた公演となった。

<わーすたKAWAIIくえすと>|恵比寿CreAto
<わーすたKAWAIIくえすと>|恵比寿CreAto

わーすた東名阪福ツアー情報
11月4日(月・祝)東京・山野ホール
11月10日(日)福岡・Drum Be-1
12月1日(日)愛知・ボトムライン
12月8日(日)大阪・amHALL

『Legend of WASUTA』
発売中

■収録楽曲
01 ゆるぷれいる
02 アンバランス・アンサーズ
03 誰も悪くない
04 おやすみ
05 メラにゃイザー !!!!! ~君に、あ・げ・う♪~
06 ゆるぷれいる (Instrumental)
07 アンバランス・アンサーズ (Instrumental)
08 誰も悪くない (Instrumental)
09 おやすみ (Instrumental)
10 メラにゃイザー !!!!! ~君に、あ・げ・う♪~ (Instrumental)