武藤十夢[イベントレポート]映画『断捨離パラダイス』舞台挨拶に登壇! 15テイク以上撮影したシーンがあったことを告白
Pop'n'Roll 編集部
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6月30日(金)より全国公開となる映画『断捨離パラダイス』の完成披露舞台挨拶が行なわれた。舞台挨拶には、主演・篠田諒、北山雅康、泉谷しげる、元AKB48の武藤十夢、萱野孝幸監督が登壇。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
映画『断捨離パラダイス』完成披露舞台挨拶
2021年11月の撮影以来、約1年半ぶりに一堂に会した出演者たちは、想い出話に花を咲かせるか……と思いきや、“泉谷節”が炸裂。
泉谷は、撮影中何度もテイクを重ねた萱野に対し“何十回やらせんだよ! ふざけんなよ、この野郎!”と暴走。芝居に対して真摯に向き合う萱野は、妥協をすることなくテイクを重ねたシーンもあったそう。なかなかOKテイクを出せなかった武藤も、“監督から「本当に(武藤さんの役の感情は)それで合っていますか?」と言われてしまって……”と吐露。いい芝居ができるまで15テイク以上撮影したこともあったと語った。
上映前の舞台挨拶ということで、一同はネタバレに注意しつつ撮影時の裏話を話すことに。役作りについての話題になった際、泉谷は“役作りなんかするの?”と一蹴。主演の篠田が“そりゃしますよ、僕、役者ですから”と役者魂を見せるも、泉谷は“こっちは(役者の仕事は)バイトでやってるんだから”と会場の笑いを誘った。
“ごみ屋敷”という一風変わったテーマを題材にした同作。泉谷が“ゴミの映画だから、途中退席する人出ると思うよ”とジョークを飛ばすと、篠田が“(関係者のみ)試写会で観たあと「すごく面白かった」って言ってたじゃないですか!”と実は泉谷が同作を評価していることを暴露。すると泉谷は“いや、面白いは面白いんだよ? 撮影中も楽しかったし、福岡の美味しいごはんもたくさん食べられたし。打ち上げ楽しかったなあ”と回顧した。
“東京やハリウッドといった都市じゃなくても、面白い映画は作れるはず”という萱野の想いのもと、全編福岡で撮影された同作に対し、泉谷は“福岡にごみ屋敷はないはず”と萱野を一喝。これに対し福岡在住の萱野は“フィクションですから”と答えた。撮影期間中、福岡に長期滞在していた武藤は“(当時)HKT48の田島芽瑠ちゃんとは一緒にごはんに行きました”と想い出を語った。HKT48からは豊永阿紀がほかに出演している。
自身初となるプロデューサーを務めた女優の中村祐美子は、“ごみ屋敷の住人は、一見「理解できない人」と思う方が多いと思います。けれど、彼らも自分と同じ人間です。何か理由があってごみ屋敷の住人となってしまっている。もしかしたら、それは明日の自分かもしれない。そう思えれば、日々の生活の中で出会う「理解できない人」たちのことを、ほんの少し受け入れてあげられるようになる気がしています。私自身、この映画を観るたびに、少しだけ優しい人間になれる気がしています。私以外の誰かにとっても、そんな映画になってくれていたら、とても嬉しいです”とメッセージを残した。