©2023「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」製作委員会

深川麻衣、映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』にて主演決定! 原作は元SDN48 大木亜希子の実録私小説

Pop'n'Roll 編集部

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2023.05.17
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深川麻衣が、映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(2023年 秋 全国公開)の主演を務めることが決定した。

同作の原作は、14歳で芸能界入り俳優としてドラマへの出演、20歳でAKB48グループのメンバーとしてNHK紅白歌合戦への出場も果たした大木亜希子が2019年に上梓した同名小説。当時発売されるやいなや、衝撃的なタイトルとは裏腹に女性読者を中心に“仕事や人間関係に悩む人への指南書”“自己肯定力の低い主人公と、年上男性の程よい距離感が心地よいです。すごく現代的な物語”など、アラサー女子を中心に共感の声が広がり現在3万部を突破。2021年には、コミカライズ『つんドル!~人生に詰んだ元アイドルの事情~』(全3巻)も発売されるなど話題を呼んでいる。

主人公・安希子役には、深川麻衣。乃木坂46の初期メンバーとして数多くのヒット作とともに活動してグループを牽引する存在だったが、女優業に専念するべく 2016 年にグループを卒業。<第30回東京国際映画祭>特別招待作品となった今泉力哉監督の『パンとバスと 2 度目のハツコイ』(2018)では初主演にし、<第10回 TAMA 映画賞>では最優秀新進女優賞を受賞。その後、『愛がなんだ』(2019)、『水曜日が消えた』(2020)、『おもいで写眞』(2021)、「サワコ〜それは、果てなき復讐」(2022)など話題作が続く実力派女優だ。同作では、やさぐれ感満載のアラサー女子をチャーミングに演じ切る。

そして、ひょんなことから安希子が同居することになった、都内の一戸建てに住むおっさん・ササポン役には井浦新。井浦は、安希子の恋人でも家族でもない、特別な距離感でそばにいてくれるササポンを演じている。

監督は、ブランドのPRとして働きながら、映画監督として活動する穐山茉由。30歳の時に映画学校の夜間に入学し、2018年に⻑編デビュー作『⽉極オトコトモダチ』が<MOOSIC LAB2018>で長編部門グランプリほか4冠を受賞、また<第31回東京国際映画祭>日本映画スプラッシュ部門に正式出品され、国内外で高く評価された。2021年には、監督&脚本を務めたオリジナル作品であり、商業映画デビュー作である『シノノメ色の週末』が<第31回日本映画批評家大賞>新人監督賞を受賞し、2022年に公開された映画『左様なら今晩は』(高橋名月監督)では脚本も担当。同作では、穐山監督が実際に経験してきたキャリアチェンジを活かし、主人公・安希子の日常をリアルに映し出している。

脚本は、映画『ずっと独身でいるつもり?』、『美しい彼』シリーズ、Netflixシリーズ『金魚妻』など、数々の話題作を担当してきた坪田文。主人公・安希子のアラサー独特な”明るい毒気”や、ササポンから放たれる”マイナスイオン”を魅力的に描き出していく。

©2023「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」製作委員会

コメント

深川麻衣:
原作を読んだ時、結婚や仕事に対してもがいている安希子の姿にとても心を打たれました。元アイドルという境遇も同じなので、この作品で安希子を演じられることがとても嬉しかったです。恋人でも、友達でもない、でも、いつもそこにいてくれるササポン。お互いによい影響を与えながら、依存していない関係性はとても理想的な関係性だと思います。普段、生きていると壁にぶつかったり、ちょっと心が疲れてしまったなという時は誰しもあると思いますが、そんな時この映画が誰かの心をふっと軽くできたらいいなと願っています。自分らしさ、自分にとっての幸せとは何かを立ち返らせてくれる作品になっています。ぜひお楽しみください。

井浦新:
脚本を読んで、とてもほっこりと、ゆるやかな空気感のある素敵な作品だと思いました。ササポンという役は、演じたことのない役柄でしたので、どんなアプローチをしていこうかなとワクワクしました。そして、ササポンの素敵なセリフを、いかに素敵にならない様に、普通のおじさんでいるということのさじ加減が難しくもありましたが、演じていて面白かったです。どんな人にでも、無理をしながら、頑張らざるを得ない時があると思います。映画を観て、安希子にとっての“ササポン”の様な存在を、人じゃなくても、物や自然でもいいと思いますので、自分にとっての“何か”を見つけるきっかけになれたら幸いです。

穐山茉由(監督):
初めて原作を読んだ時、“元アイドル”が“おっさん”と住むというインパクトのあるお話の裏に、現代に生きる人の悩みが痛いほどリアルに描かれていると感じました。この作品は女同士の友情やキャリアチェンジといった要素も強く、私自身も会社員をしながら映画監督になった経験を持つため、主人公と等身大の視点で撮影に臨みました。実話ベースの物語ですが、深川麻衣さん、井浦新さんという素晴らしいキャストによって、新しい安希子とササポンの物語が誕生したと思います。観た方がどこか自分と重ね合わせられるような、そんな作品になると嬉しいです。

大木亜希子(原作者):
この小説を書いた当時29歳の私は何事にも自信が持てず、自分がやりたいことも見つからず、婚活に焦っていました。他人の視線ばかり気にして、少しでも順調な人生を歩む自分に見られたかった。最終的に偽りの自分に疲れ、盛大に詰みました。そんなアキコが、家族でも恋人でもない他人のおっさんと出会うことで再生される過程を描きました。主人公のモデルは紛れもなく私です。しかし、あらゆる女性の分身として描いたキャラクターでもあります。ですから、貴方自身の物語でもあります。この映画を観てくださった方が“いろいろあるけど明日も頑張ろう”と思えますように。私は、私のままでいい。少しでも多くの方にそう思っていただけたら幸いです。

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