【ライブレポート】和田彩花、アンジュルム&ハロプロを卒業「皆を第2章に送り出し、私も第2章に歩いていきます」
Pop'n'Roll 編集部
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アンジュルムの和田彩花が、2019年6月18日(火) に日本武道館にて開催された卒業公演<ハロプロ プレミアム アンジュルム コンサートツアー 2019春 ファイナル 和田彩花卒業スペシャル 輪廻転生 〜あるとき生まれた愛の提唱〜>をもってグループ及びハロー!プロジェクトを卒業した。
和田彩花は2004年にハロプロエッグに加入した後、2009年にアンジュルムの前身グループであるS/mileage(スマイレージ)結成メンバーとして参加し、グループのメジャーデビューから改名を経て現在までリーダーを担当、2017年からはハロー!プロジェクトのリーダーを兼任した。卒業公演には約12000人を動員。ライブの模様はフジテレビTWOにて生中継されたほか、国内・台湾を含む全29会場にてライブ・ビューイング中継された。
「赤いイヤホン」(最新アルバム『輪廻転生〜ANGERME Past, Present & Future〜』収録曲)からスタートしたライブは、M4「恋はアッチャアッチャ」まで一気に会場を盛り上げていく。12人の個性がぶつかり合うパワフルなパフォーマンスに、(リーダー・和田の仏像&芸術好きが影響したかのような)美意識が一本芯で通ったステージは華やかそのもの。最初のMCでは和田彩花が「今日でアンジュルムの第1章が完結します。同時に第2章のスタートでもあります」と宣言し、「楽しんでいきましょう!」と笑顔を見せた。
サプライズでは前ハロー!プロジェクト リーダーの矢島舞美がかけつけた。矢島は花束を和田に贈り、「ハロー!プロジェクト リーダーを引き継いでくれて、この大切なみんなの場所を力強く守り続けてきてくれた事、本当に本当にありがとうございました。これからはじまる、あやちょの新たな人生が、たくさんの笑顔とたくさんの愛に溢れていますように。ずっとずっと、幸せでいてください」と和田の背中を後押しする手紙を読み上げる。また、「次のリーダーはタケちゃんだね!」とアンジュルム次期リーダーの竹内朱莉にも激励の声をかけた。
MC明けにはメジャーデビュー曲「夢見る 15歳(フィフティーン)」が披露され、武道館は大喜びのコールに包まれた。「帰りたくないな。」ではセンターステージに一人立った和田彩花と、メインステージに立った他のメンバーたちが見つめ合う一幕も。そして中盤のメドレーブロックでは、スマイレージ時代の5曲をメンバーがかわるがわる披露。中西・竹内・勝田ら3人での「私の心」から和田がソロで「シューティング スター」を歌い上げた。
全員が再度集まっての「交差点」では、センターステージ全体が時計のように回転しながら上昇し、中心の和田に向かって歌うメンバーたちの中から感極まって涙を流す者が次々に出た。歌詞おわりの“ありがとう”を歌い上げた竹内朱莉が泣いて和田の肩にもたれるのを和田が笑いながら受け止める曲終わりに会場が溢れんばかりの歓声に包まれる。
そして円陣を組み、メジャーデビュー曲のアンサー曲でもある最新シングル曲「夢見た 15年」へ。振り付けの中で和田とメンバー一人一人が対になり、前に進もうとするサビの歌詞を爽快なメロディにのせ、全員で歌い上げる姿はアンジュルム第1章のラストに相応しい圧倒的な輝きを放っていた。後半戦では「次々続々」を皮切りに、グループの人気ナンバーとなった「大器晩成」まで完全燃焼のセットリストで駆け抜けた。
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