でか美ちゃん[ライブレポート]笑顔と涙で彩った改名1周年&アポカリ卒業記念ライブ「これからも頑張っていきます!」

でか美ちゃん[ライブレポート]笑顔と涙で彩った改名1周年&アポカリ卒業記念ライブ「これからも頑張っていきます!」

Pop'n'Roll 編集部

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2022.12.24
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タレント・歌手のでか美ちゃんが、12月23日(金)に東京・代官山SPACE ODDで主催ライブイベント<でか美ちゃん改名一周年&アポカリ卒業記念ライブ「DPTRB!」>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

<でか美ちゃん改名一周年&アポカリ卒業記念ライブ「DPTRB!」>代官山SPACE ODD(2022年12月23日)

昨年12月24日に、慣れ親しんだ“ぱいぱいでか美”から改名したでか美ちゃん。ライブ前には記者会見が行なわれ、改名後1年間の活躍や2023年の意気込みを語った。ライブでは、お笑い芸人の岡野陽一からの改名1周年のお祝い手紙、さらにはリスペクトするつんく♂からのサプライズメッセージが届き感激する姿を見せた。

ライブ前の会見で、でか美ちゃんは記者との質疑応答を実施。改名後の1年の変化を聞かれると、“出られるテレビの時間帯が早くなったんです。前は深夜帯が多かったんですが、20時台の番組に普通に出させていただけるのはやっぱり改名の効果だなと思いましたね。あと、ファンの方が「応援してて、とても名前を言いやすくなったって」と言ってくださって、すごくありがたいなと思いました”と語った。彼女は、フジテレビ系列の『呼び出し先生タナカ』や日本テレビ系列の『上田と女が吠える夜』、亀梨和也(KAT-TUN)が司会を務める『一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!』、『激レアさんを連れてきた。』などの人気番組に出演。また、千原ジュニアがMCの『ABEMA的ニュースショー』にコメンテイターとして出演したという。“ニュース番組でのコメンテイターというお仕事は、やっぱりぱいぱいでか美時代だとちょっと厳しかったと思うので、それも改名のおかげかなと思います”と、改名が大きくプラスになったことを口にした。

知人のタレントやアイドルから改名にどんな反応があったかを聞かれると、“改名当時は、すごくたくさんの方に「改名したんだね」って声をかけていただきました。ずっとお世話になってた有吉弘行さんが、ツイッターの引用RTで「おめでとう」って書いてくださってすごく嬉しかったです。あと、以前から仲よくしてもらってて尊敬しているファーストサマーウィカちゃんからは、「中身は変わらないけど、名前を変えたことでここから快進撃やね」って言ってもらえましたね。それと、改名の理由の1つに、アイドルさんに呼び方を困らせてしまうってことも大きくあったんです。でも、ハロー!プロジェクトのアイドルちゃんたちも「でか美ちゃんさん」とか呼んでくれて、接しやすい感じになってもらえたのかなって思いました”と語った。

この1年間で、でか美ちゃんとしてパワーアップしたところを聞かれると、“前の名前もホントに大好きで自信を持って名乗ってたんですけど、どこかでセクハラの種になってしまうって懸念がずっとあったんです。でも、人として堂々とできるようなったし、それが自信の表れにつながった気はしますね。それに、前の名前は大きな武器の1つだったので、それを勇気を持って手放したことで、ホントに自力で頑張るしかなくなったんです。なので今の評価は、ホントの自分に返ってきてる評価だっていう感覚はあります”と、意識の部分で強くなれたと答えた。

そして、今回の主催ライブイベント<でか美ちゃん改名一周年&アポカリ卒業記念ライブ「DPTRB!」>を開催した経緯について聞かれると、“改名自体が情報での発表だったので、ファンの人が「ぱいぱいでか美」とのお別れができてないなって気持ちが自分の中であったんです。なので、でか美ちゃんとして1周年経ちました、2年目もよろしくお願いしますってイベントをやりたいなって思ってたんですよ。あと、APOKALIPPPSは、2017年からスタートしたアイドルユニットなんですけど、私はプレイングマネージャーって肩書きで最年長でグループを引っ張ってきたところがあったんです。いろんなことが重なって今のタイミングで卒業することになったんですが、自分のアポカリの最後のライブを、自分の主催でやった方が、自分の卒業ライブっぽいかなって思って開催することにしました”と、イベントに込める想いを口にした。

ライブには、絵恋ちゃんとMAPAの2組も出演。“絵恋ちゃんはソロアイドルの方で、ずっと仲よくさせてもらってる、この業界の数少ない大親友と呼べるうちの1人なんです。MAPAは、仲のいい古正寺恵巳ちゃん(元Maison book girl、元BiS)がメンバーで、私にも楽曲提供してくださってる大森靖子さんが楽曲プロデュースしてるグループなんです。ホントに曲が大好きだし素晴らしいグループなので、ライブを盛り上げていただけたらなと思って呼ばせてもらいました”と、2組の出演の経緯を語った。

さらに、今後やってみたいことを聞かれると、“今年、エピソードトークをする番組にお世話になることが多かったので、それをもっとやっていきたいですし、エピソードを増やすために、もっとプライベートでもお出かけしないといけないなってすごく感じてます。さらにお出かけも積極的にやっていったら、ロケ番組の練習になるんじゃないかと思ってますね。例えば、谷中銀座の気難しい店主と渡り合ったり、食レポだったり、そうしたことをできるようになりたいですね”と、話術の向上を掲げた。

そして、2023年の抱負を聞かれると、“でか美ちゃんになって2年目になるので、さらに名前が広まってほしいです。ホントに売れないとマズいぞって思うんですよ(笑)。自分の人生かけて名前を変えましたし、いろんなお仕事をたくさん頑張っていきたいなって思ってます。「かなりなんでもします」って太字で書いておいてください!(笑)”と、前のめりに意気込みを語った。

主催ライブイベント<でか美ちゃん改名一周年&アポカリ卒業記念ライブ「DPTRB!」>が始まると、でか美ちゃんはオープニングアクトとしてステージに登場。自身のソロ曲「DOING SO MOVING」、「NEVER BE YOUR LITTLE GIRL」を歌唱し、会場のファンを熱く盛り上げた。

ライブ中には、共演も多く親交の深いお笑い芸人の岡野陽一から届いた改名1周年のお祝い手紙を代読する。

“でか美ちゃん!

改名1周年おめでとうございます!

改名してすぐに今までの名前だったらできなかったお堅い仕事とかをやってるでか美ちゃんを見て、こういう人が人類が滅びても最後まで生き残るんだろうな。と感心しております。

1人のおじさんとしては公共の電波に乗せて、あんなに堂々と合法的に「ぱいぱい」って言える機会が減ったのは少し寂しいですが、たまに間違えたふりして「ぱいぱい」と呼ばせていただきます。

とにかくおめでとうございます!”

岡野の温かい言葉に、でか美ちゃんは感慨ひとしお。

そして、予定になかった2通目の手紙を開封すると、急に真顔になり“え! ヤバ!!”と声を上げる。サプライズの手紙の差出人は、なんとリスペクトするつんく♂だったのだ。

“お〜い! でか美〜! 元気ですか〜?

ども! つんく♂です!

ファンのみなさ〜ん! 盛り上がってますかぁ〜?

なんと改名からすでに1年か〜早いね。

で、アイドルグループ『アポカリ』からの卒業で、「お祝いと卒業のサプライズコメントをください」ってスタッフに言われたけど、ややこしいわ!

何をコメントしてええかわからんので、前提さておき、ひとまず、SNS中の地下というか闇というか謎だった、あの「でか美ちゃん」が、今や地上波のテレビに出てて、なんら不思議じゃない人になってしまいました。

俺はその点が1番カッコいいな〜って思ってます。

人間、筋が1本通ってたらちゃんと花開くんだな!って。

これからもオタク活動に歌、ダンス、そしてつんく♂作品信者として活躍を期待しております!

では、またね〜!”

手紙を読み上げると、でか美は“ホント知らなかったんだけど。岡野さん霞んじゃってゴメン!(笑) つんく♂さんにコメントいただけてホント嬉しい!!”と驚きと喜びの笑顔を見せた。続けてでか美が“いやー、すごくありがたいです。でも、岡野さんつんく♂さんが言ってくださったようなことを、みなさんも思ってくれてるから、私はステージに立ててると思います。これからも頑張っていきます!”と声を上げると、会場は大きな拍手に包まれた。

ライブ本編は、ゲストアクトのMAPAのステージからスタート。でか美ちゃんは、メンバー4人と「麒麟♡タイム」でコラボを披露。続いての絵恋ちゃんとは、「デマの実」を歌唱した。

そして、2017年の結成時からでか美ちゃんがプレイングマネージャーとして活動してきたアイドルユニット・APOKALIPPPSのステージが始まる。でか美ちゃん、西井万理那、ゑりかちゃんべいびー、平野友里、ゆらぴこのメンバー5人は、ファンを巻き込む熱く楽しいステージを展開。この日をもってグループを卒業するでか美ちゃん、新体制となって進んでいくAPOKALIPPPS。彼女たち全員が未来に向かって進んでいくような、明るさと感動のある約5年間の集大成のパフォーマンスを見せた。

アンコールのMCタイムで、メンバーがでか美への想いを語っていった。西井は“うちが高校生の時に(イベントの)ステージにでか美ちゃんがいて、その時におんぶしてもらって「この人めっちゃいい人やん!」って思ったの。それでうちがアイドルやりたいってなった時に、でか美ちゃんとアイドルやりたいってスタッフさんに言ったのね(泣)。無理かな?と思ったんだけど、でか美ちゃんが入ってくれたんです。しかも、でか美ちゃんがアポカリをめちゃくちゃ引っ張ってくれて、マジでお世話になりすぎるくらいお世話になって。で、でか美ちゃんが卒業するって聞いた時に、うちはでか美ちゃんになんもできてないなと思って(泣)、どうやって感謝伝えようかなって考えてて……とりあえず今日スタバカード2,000円分渡しました。そんなもんじゃないのはわかるけど、ホントに思いつかなくて(泣)”と、涙と笑いを誘うエピソードを披露した。

でか美は、“自分が卒業することでアポカリが変わっていけたり、自分ももっとでか美ちゃんとしての活動に力を入れていかなきゃとか、いろんなタイミングが重なって今日この日に卒業とさせていただくことになりました。卒業を決めて、にっちゃんに言わなきゃいけない言葉があるよなって思ってて、今、言わせてください。APOKALIPPPSに入れてくれてありがとう。私こそ、みんなに何を返せたかわからないです。まあ、ホントに大変なこともありましたよ。でも、それよりもホントに楽しくて幸せな5年間でした。みなさんありがとうございました!”と語ると、全観客から大きな拍手が沸き起こった。

改名して1年、今まで以上にタレント力を倍増し、そしてAPOKALIPPPSのメンバーとして有終の美を飾ったでか美ちゃん。2023年のでか美ちゃんのさらなる活躍に期待してほしい。