【連載】沖口優奈×マリオネッ。星名ふみみ(前編)「メンバーのことを考えたら、すぐ泣いちゃうんです」

【連載】沖口優奈×マリオネッ。星名ふみみ(前編)「メンバーのことを考えたら、すぐ泣いちゃうんです」 マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第3回:マリオネッ。星名ふみみ(前編)

沖口 優奈(マジカル・パンチライン)

Pop'n'Roll Chief Discovery Officer

2019.06.05
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マジカル・パンチラインのリーダー沖口優奈が、さまざまなリーダーと対談して理想のリーダー像を見つけていく本企画。第3回目に登場するのは、マリオネッ。のリーダー、星名ふみみ。2018年11月にデビューすると、自主企画や対バンなど、さまざまなイベントに出演しながら実力を磨いていったマリオネッ。は、今年に入り4月27日に1stアルバム『片手分のファンタジー』をリリースし、6月15日には<TIF2019 メインステージ争奪LIVE〜前哨戦〜>に出演するなど、短期間でアイドルシーンの中での存在感を一気に高めていった。今回、星名がそんなマリオネッ。のリーダーになったいきさつや、グループ内での役割などについて、沖口が話を聞いていったが、トークが進むにつれて星名の感情が高まっていき予想外の展開へ。

撮影:鳥居洋介

毎日、メンバーに“ここを頑張ったね”ってLINEしています

沖口:
最初にリーダーになった経緯を教えてもらえますか?

星名:
メンバーの顔合わせをした時に(運営から)“センターとリーダーを発表します”って言われたんです。マリオネッ。は6人組なので、“6人なのにセンターがいるの!?”って(笑)。

沖口:
確かに、おかしいかも(笑)。

星名:
みんな、“えっ!?”って感じになったら、“センターはいません!”って言われて、“いないんかーい!”って(笑)。そのどさくさに紛れて“リーダーはふみみにやってもらいます”って言われました。正直、センターの衝撃がでか過ぎて、なんだかよく理解できないまま、リーダーになりました(笑)。

沖口:
じゃあ、先に大人の方が決めていてっていう流れだったんですね。

星名:
はい。“あ、私がリーダーをやるのか……”って。できるかなって思ったんですけど、指名されたからにはやるしかないなって思いました(笑)。

沖口:
運営さんとしては、ふみみさんをリーダーに選んだ決め手はなんだったんですか?

マネージャー:
まずはアイドル活動の経験があったことと、最初に面談をした時に、見た目とは違って冷静に話ができたんですよね。それで、クールなお姉さん的な存在だなと思ってリーダーに選んだんです。でも、実際の中身は小学生みたいなところがあって、僕らも驚きました(笑)。ともかく、ちゃんと意見が言えて、しかも正論が言えるところは、リーダー向きだと思いますよ。それに根性があるので、辞めないと思いますし(笑)。

星名:
頑張ります(苦笑)。

沖口:
もともとソロアイドルとして活動していたんですよね? マリオネッ。のほかのメンバーさんはどうだったんですか? みなさん、アイドルは初めてだったんですか?

星名:
アイドルをやっていたのは私だけでした。私はソロ活動をしている時に、事務所に入っていない時もあったし、所属していても、言い方は悪いですけど、ぞんざいに扱われていたこともあって……。物販の荷物は自分で運んでいましたし、楽曲も自分で発注したり、お金の管理も自分でやっていました。そんな風に厳しいことも多かったから、今、グループにいて、当たり前のようにやってもらっている1つひとつのことが“わぁ、すごいな!”って思うんですよ。

沖口:
アイドルの経験ある/なしという部分で、グループ内で苦労はありました?

星名:
最初はちょっと価値観が違うかなっていう感覚がありました。みんな、頑張ろうって思ってはいるんだけど、その頑張るベクトルがずれていたような気がします。以前のインタビューで、同じような発言をしているメンバーもいたので、みんな、感じていたことだとは思うんですけど。最初は、それを1つの方向に持っていくのが大変でしたね。

沖口:
どんな風にまとめていったんですか?

星名:
ダンスがウマくいかないんだったら、ウマくできない人だけが練習するんじゃなくて、みんなで自主練をするとか……そういうことをしているうちに、だんだんみんなの気持ちが1つになっていったような気がします。

沖口:
グループが“1つになろう、みんなで自主練やろう!”っていう雰囲気になったきっかけって何だったんですか?

星名:
みんな、誰かが良い方向を向いたら、それを見習って自分も頑張ろうって思うタイプなんです。だから、何かきっかけとなる大きな出来事があったわけではなくて、毎日の積み重ねで変わっていった気がします。私、毎日、メンバー全員に“今日はここを頑張ったね”ってLINEするんですよ。そんな風にメンバー同士で褒め合うようになったり……私が一言、何かを言ったから変わったとかじゃなくて、やっぱり積み重ねだと思います。

沖口:
みんなの良いところをちゃんと見てあげているってすごい!

星名:
そういうことをやっているうちに、“今度はこれを頑張ろう!”とか“明日はあれをやろう!”という風に、みんなで言い合えるようになりました。褒め合うだけじゃなくて、“ここは直していきたいね”って、ダメなところも言い合えるようになって。良い部分も悪い部分も共有できるようになりました。そうなると、練習の雰囲気も良くなるんですよね。私もできないことがあると、“やだな”って思っていたんですけど(笑)、“確かに今はこれができないけど、頑張ってやっていこう”って思えるようになりました。全員で自主練をやっていたら、今度は、ウマくできないメンバーが上手なメンバーとマンツーマンで練習させてほしいって言ってきたりもするようになったんです。

沖口:
メンバーの自主性も出てきたんだ。全員で自主練をしたり、一緒に過ごす時間を増やすことで、徐々にまとまりが出てきたんですね。でも、褒め合うってめっちゃ素敵ですね。悪いところを指摘するんじゃなくて、褒め合うことでみんなが高め合う関係って、理想な人間関係のような気がします。

星名:
そういうグループになりたかったんです。振り入れが全部終わった日に、“文句を言い合うグループではなくて、お互いを高め合えるグループになれているな”って実感したんですよ。なんだか、すごく嬉しかったです。

沖口:
では、今は理想のアイドル活動ができているんですね。

星名:
はい、良い環境で活動できているなって思います。

沖口優奈(マジカル・パンチライン)

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