≒JOY[ライブレポート]高きポテンシャルを見せつけた初の単独公演
Pop'n'Roll 編集部
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≒JOYが、本日11月30日(水)に山野ホールにて、グループ結成からわずか8ヵ月で初の単独公演<≒JOY 特別公演>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
<≒JOY 特別公演>山野ホール(2022年11月30日)
同公演は、チケット販売開始とともに即完売となり、プラチナチケットを手にした約800名の来場者を収容し、ライブ配信も併せて実施。オリジナル曲と先輩グループの=LOVE、≠MEのカバー曲などを含む、全19曲を全力パフォーマンスし、会場とカメラの向こうの配信視聴者を大いに盛り上げた。
単独公演は、メンバーの江角怜音がセンターを務める1stソング「≒JOY」からスタート。《愛じゃなくて、恋じゃなくて、夢を歌え》というサビの歌詞さながら、夢に向かって突き進むメンバーの強い意志が伝わる全力のパフォーマンスが1曲目からくり広げられた。続いては、=LOVEのカバー曲「スタート!」「届いてLOVE YOU♡」『「部活中に目が合うなって思ってたんだ」』を立て続けに披露。≒JOYのステージデビューとなった<イコノイジョイ 2022>(富士急ハイランド コニファーフォレスト)で初披露してから、夏のフェスイベント<TOKYO IDOL FESTIVAL 2022>や<@JAM EXPO2022>でも歌ってきた思い入れのある楽曲だ。
逢田珠里依は“<イコノイジョイ 2022>で先輩方と一緒にパフォーマンスさせていただいた、『「部活中に目が合うなって思ってたんだ」』を、今回の特別公演では≒JOYだけで披露させていただきました。 私はセンターの髙松さん(=LOVE 髙松瞳)のポジションをやらせていただいたのですが、ずっと憧れている先輩なのですごく嬉しかったです”とセンターを務めた感想を語った。大西葵は“アイドルの衣装に憧れがあったので、私たちのために作っていただいた衣装を初めて着れて、幸せでした”と1stソング「≒JOY」のMV撮影時の秘話などを述べた。
続いて、キラキラのガーリーな衣装に着替えたメンバーは、この日限りのメンバー編成となるユニット曲を披露。市原愛弓、大信田美月、髙橋舞、福山萌叶の4名は、=LOVEの「Sweetest Girl」、最年少メンバーユニットである天野香乃愛、山野愛月は乃木坂46のデビュー曲「ぐるぐるカーテン」をパフォーマンス。さらに逢田珠里依、大西葵、小澤愛実、村山結香のユニットでは、先日公開されたTHE FIRST TAKEで話題の=LOVEの「あの子コンプレックス」を、スペシャルなアコースティックバージョンでしっとりと歌い上げた。個性あふれる各ユニットでのパフォーマンスは、≒JOYの今後が楽しみなほど完成度が高いものだった。特に「あの子コンプレックス」では、ユニットメンバーの歌唱力で、会場の空気を一変、想像以上のポテンシャルの高さに、会場からはこの日1番の大きな拍手が沸き起こった。
ダンスパートを挟み、「P.I.C.」(≠ME)、「手遅れcaution」(=LOVE)とダンサブルな楽曲を先輩グループに負けない気迫で全力アクト。「あの子コンプレックス」でセンターを務めた村山結香は“今日は「あの子コンプレックス」をなんと アコースティックバージョンで披露させていただきました。この4人ならではの世界観が作れたと思うので、楽しんでいただけていたら、すごく嬉しいです”と楽曲の余韻に浸りながら感想をコメント。
中盤に差し掛かると、「いらない ツインテール」(=LOVE)、「ポニーテール キュルン」(≠ME)、「探せ ダイヤモンドリリー」(=LOVE)、「愛を知る」(ラストアイドル)、「まほろばアスタリスク」(≠ME)とカバー曲を畳みかけるように歌唱。
「探せ ダイヤモンドリリー」でセンターを務めた市原愛弓は“リハーサルの時に、イントロとラストサビの振りが何度やってもウマくできなくて、苦戦して泣いてしまったんです。そしたら隣にいた愛月もなぜか一緒に泣いてくれて。心配して一緒に泣いてくれて、本当に本当にありがとね”と、今日という日を迎えるまでの大変な苦労とメンバー山野愛月への感謝を口にした。
「愛を知る」でセンターを務めた小澤愛実は“夏の対バンイベントでも披露してきましたが、今日はタオルを使った特別演出ですごく盛り上がりましたよね? みなさんのおかげです。ありがとうございます”と特別演出の感触を噛みしめながら、センターを務めた感想を語った。
本編ラストは、≒JOYの2ndソングで“今なりの応援ソング”を綴った「笑って フラジール」、そして=LOVE&≠MEによる2グループ合同曲「『次に会えた時 何を話そうかな』」(未発売曲)を、怪我により無念にも同公演のパフォーマンスに出演できなかった山田杏佳がこの曲のみ歌で参加し、ラストサビでは全13名のメンバーが横一列に並んで歌唱。
山田杏佳は“最後にメンバーの全員と目を合わせながら歌えて、お客さんの笑顔も見れて本当に嬉しかったです。舞台袖で、メンバーの頑張っている姿を見ていて、心強くて嬉しかったです”と1曲のみの参加ではあったが、全員でパフォーマンスできた喜びをコメント。“初めての特別公演をみなさんと一緒に過ごすことができて、とても嬉しかったです! 今日は本当にありがとうございました!”と江角怜音がファンへの精一杯の感謝の気持ちを伝えて、本編は終了した。
鳴りやまない拍手の中、アンコールではTシャツ姿に着替えたメンバーが再登場。この日1番のハードなロックサウンドで、先週(11月23日)配信されたばかりの3rdソング「超孤独ライオン」を、赤に染まる激しいライティングの中、硬派に披露。振り幅の広い≒JOYの音楽性を垣間見れるパフォーマンスとなった。“この曲が、そして≒JOYというグループが、日々頑張っているみなさんの背中を少しでも後押しできるような、そんな存在になれたらいいなと思っています”との江角怜音の熱いメッセージとともに、本日2回目となる「笑って フラジール」を届けて、初の単独公演<≒JOY 特別公演>は終幕した。
自身のオリジナル曲に加え、カバー曲では曲ごとに入れ替わったセンターを担当するメンバーが、存在感をしっかりアピールし、改めて≒JOYのポテンシャルの高さと今後への期待が膨らむ、華々しい公演となった。
なお、同公演はアーカイブも配信。また、来年2月22日(水)に発売される=LOVEの13thシングルに、≒JOYのカップリング参加が決定しており、オンラインサイン会、オンライン個別お話し会にも≒JOYが参加することがすでに発表されている。
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