吉田美月喜、井頭愛海、神谷天音、菊地姫奈［イベントレポート］撮影秘話を告白「盗聴事件がありまして……」映画『メイヘムガールズ』公開記念舞台挨拶にて

客席から盛大な拍手で迎えられ、それぞれの役柄と作品への想いについてのトークから舞台挨拶はスタート。

瑞穂役の吉田は、自身の役を“真っ直ぐに生きている女の子。だからこそ危なっかしい場面もある”と分析し、見どころについては“CGを使った超能力と、4人の女の子の細かい心の矢印が複雑に絡んでいるところ”だと説明。

あかね役の井頭は“あかねは自由奔放で今どきのJKという感じ。テレポートという瞬間移動の超能力を使う役で、そのシーンが好きなので注目してください”と伝えた。また撮影期間が約1年前だったとのことで“極寒の中でみんなで力を合わせて撮った作品なので、公開を迎えられて嬉しいです”と今の心境も明かした。

環役の神谷は“環は4人の中では暗いイメージがあると思いますが、心の中でいろいろな感情を持っている役柄”と話し、自身の性格とも似ている部分があるため、思い入れのある作品になったと語った。

ケイ役の菊地は“ケイは大人しくてクールな役柄。私自身も学校でクールと言われることが多いので、似ているのかなと思う”と、神谷さんと同じく役柄との共通点を明かした。

続いて、撮影現場の雰囲気についての質問では、吉田は“見てのとおり和気あいあいとした雰囲気”と仲のよさをアピール。また撮影当時のカメラフォルダを振り返ったところ、ケーキの写真が5つほど出てきたそうで、“クリスマスの時期だったから、いろんな方から差し入れをいただいて毎日ケーキを食べていました”と言うと、井頭も“本当に1日に2、3個食べていたよね”と撮影時を振り返った。

また井頭は、“撮影中にいただいた差し入れのデザートに自分の名前を書いて取っておいたものを、実は監督に食べられていました”と、舞台挨拶前に監督から謝罪された話を披露。するとトークは監督の暴露話に。神谷は“盗聴事件がありまして……”と、撮影中にピンマイクの電源を切り忘れていたことで、吉田さんとの2人での会話を監督に聞かれていたことがあったと明かした。これには吉田も“恥ずかしい！”と顔を赤らめた。

そして、この4人で別の作品を作るとしたら？という質問に対しては、吉田は“今回はいろいろ崩していくストーリーだったので、次は予知能力を使って地球を救うものもやってみたい”と述べた。井頭は“目が覚めたら違う人物になるような、入れ替わっている系映画をやってみたい”と言うと監督から“某アニメ映画のような？”とすかさずツッコミが。それに対して“全然それは参考にしてないんですけど、そういう映画があったら面白そうだな……と”と言葉を濁すと、監督から“了解”の一言で締められて、会場からも笑い声が溢れた。

神谷は“時間を進めたりタイムリープしたりする作品がやりたい！”と言い、菊地は“この作品は途中で超能力が消えてしまうけど、消えずにずっと能力が続くと、もっと人間関係が複雑になって人間の裏の部分が出てくるだろうな”と語った。

最後のトークは、それぞれが好きなシーンを挙げることに。吉田は、神谷演じる環と初めて会話をするシーンだと述べ、“ボソボソっと話していたら、気づかないうちに今撮影していたの？”となったことを理由に挙げた。井頭は、吉田演じる瑞穂と対峙するシーンを挙げ“美月喜ちゃんにガン飛ばされるんですが、その目にすごく引き込まれて、試写で観ても釘付けになりました。美月喜ちゃんの目のお芝居がすごく好き”と吉田をべた褒め。神谷は、（環の所属する写真部の）部室でのシーンを挙げ、“環は教室では殻に閉じこもっているけど、部室はリラックスできるし、環が自分らしくいられる場所なのでお気に入り”と語った。菊地は、超能力を使ってバトルをするシーンを“学校生活の中では仲がよかったからこそのギャップが見られる”と説明した。

最後にはサイン入りポスタープレゼントのため、吉田と観客とのじゃんけん大会も行なわれ、終始和気あいあいとした雰囲気で舞台挨拶は幕を閉じた。