戸田真琴&天使もえ[イベントレポート]ドラマ『桃色探訪〜伝説の風俗〜』の見どころを語る「エロの中にちょっと考えさせられるシーンも」「私の作品で新しい1年を迎えていただけたら」
Pop'n'Roll 編集部
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ケンドーコバヤシが主演を務めるオリジナルドラマ『桃色探訪〜伝説の風俗〜』が、「#7上野編」と「#8五反田編」の放送決定を記念して、11月24日(木)にロフトプラスワンにてトークイベント<ドラマ『桃色探訪〜伝説の風俗〜』presents ケンドーコバヤシの一期一エッチな夜>を開催。ケンドーコバヤシ、#7のヒロイン・戸田真琴、#8のヒロイン・天使もえ、浦井崇監督が登壇した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
『桃色探訪〜伝説の風俗〜』は、“風俗好き”を公言するケンドーコバヤシがうだつの上がらないサラリーマン・梶山恒夫を演じ、己の勘と経験を頼りに“今月はこの1発に懸ける!”と極上の風俗を追い求める物語。
本編内で登場する風俗店は実在する名店で、声には出せない梶山の心の声をモノローグで表現し、数々の風俗格言も飛び出す。
「#7上野編」(11月26日(土)23:30~)と「#8五反田編」(12月31日(土)24:00~)の 放送決定を記念して行なわれた同イベント。ステージに登壇したコバヤシは、浦井監督から本作の紹介を求められると“断ります”と拒否して会場の笑いを誘い、監督が“うだつが上がらないサラリーマン・梶山恒夫が月に1度の風俗通いを生き甲斐として極上のサービスを追い求める作品”と紹介すると、コバヤシは“僕は私生活で風俗に行ったことがないので”と冗談を言い、それを真に受けた戸田が“これどっちですか? 冗談と本当……”と困惑すると、コバヤシは“冗談や!”とキッパリ答え、天使は“そういう番組にしか出ていないくらい(笑)。エッチな話をする番組に全部出ている印象がありますね”とツッコむと、コバヤシは“かつての山城新伍さんみたいになっているかもしれない”と遠くを見つめた。
加えて、コバヤシは“僕と梶山で決定的に違うところがあって、僕は高月給なんですよ”と胸を張り、天使から“(風俗に)週何で行けるんですか?”と尋ねられると、“行こうと思えば平気で週7行けます”とドヤ顔をし、実際にはどのくらいのペースで行っているのかと追求されると“週イチもいってないです。3週で2くらいです。頻繁に散髪に行く人と同じペースです”と打ち明けた。
また、#7の舞台となるレトロな雰囲気漂う大正浪漫ヘルスで働く風俗嬢・あいを演じた戸田と、#8の舞台となる“大人のおもちゃセールスレディ”をコンセプトにした派遣型店舗で働く風俗嬢・速水らんを演じた天使は、オーディションに参加して選ばれたそうで、戸田は“すごいオーディションでしたね。実演がありました。セーフティ顔面騎乗位をしました”と告白し、初耳だったというコバヤシから“そんなことしてるの? 監督”と問い詰められた浦井監督は“今考えたら、あのオーディションは間違いだったと思います”と反省。天使は“若気の至りに巻き込まれた?(笑)”と笑い飛ばし、“いろんなオーディションを受けさせてもらったんですけど、空気感から行くタイプなんだと思いました(笑)。相当力を入れて作られているんだなって思いましたね”とフォローした。
さらに、浦井監督は脚本を当て書きしたことを明かすと、天使は“それは感じました。台本を読んだ時(オーディションから撮影まで)待っていた2年間でこのキャラ設定を撮りたいがために、それまで何もなかったんだなって思いました”と感激し、コバヤシは“よくも悪くも自分の都合のいいように受け取れる人なんですね。素晴らしいことです”と感心。一方、戸田は“大正浪漫ヘルスという役で、しかも文章が得意だけど女中をやっているという設定で、どう考えても当て書きかなと思いつつ、思い上がるのはいけないと思って、当て書きじゃないだろうなって思うようにしました”とコメントし、コバヤシは“ちょっと! 天使さんは思い上がっていたってこと?”と指摘して戸田を困らせた。
その後、各話のダイジェスト映像を観ながらトークが行なわれ、#7を観た感想を聞かれたコバヤシは“監督が言ってたんですよ。「完成した作品を観て、横で嫁が泣いた」って。監督は元芸人なんだけど、この人を伴侶に選ぶ女は大したことないから、その涙も価値のあるものではないな”と暴言を吐いて笑わせたが、戸田は“涙を流してくれたのは嬉しいですね”と目を輝かせ、“面白おかしいドラマなのかなと思っていたので、かなりシリアスが多くてびっくりしました。ただ、「確かにな!」と思うところもあって、「男が上とか女が上とかじゃなくて、お互い思いやりましょうね」みたいなセリフがあったりして、それってすごく大事なことですよね”としみじみと語った。
#8のダイジェスト映像を鑑賞後、浦井監督から“おもちゃと男性自身は同等なんですか?”と質問された天使は“それは違いますよ! 全然違います”と即答し、“どれだけ科学が進歩して、「柔らかい質感ですよ」とか、「皮膚に限りなく近い質感ですよ」って言われても、やっぱり肉の熱量は違いますよ”と熱く語り、コバヤシから“戸田さんも?”と話を振られた戸田は“は……はい”と恥ずかしそうに返答。続けて、天使から“滑りとかも全然違うよね”と声をかけられた戸田は“は……はい”と困り顔を浮かべて観客を笑わせた。またコバヤシが“物質が持つ感情のなさが気持ちよかったり興奮することないですか? 僕はあるんですよ”と言うと、天使は“逆に言うと、そういう感情のないもので相手を責め立てることの楽しみはあります。ここに有機物があるのに、あなたは無機物に興奮しているんですよというのにテンションが上がるのはあります”とSっ気を覗かせた。なお、#8が12月31日24:00に放送されることが告知されると、コバヤシは“誰が観んねん! あれだけ頑張ってくれたのに視聴率0.0%や!”とコメントして爆笑をさらい、天使は“私もその放送日時を聞いた時に“いかれてんな”って思いました(笑)”と笑い飛ばした。
イベント後の囲み取材に応じた3人は、#7の内容にちなみ、もしタイムスリップするならどの時代に行きたいか質問されると、戸田は“90年代くらいの音楽とかカルチャーとかファッションが好きだったりするので、その時代を生で感じてみたいなと思います。もちろん大正とか昭和のレトロも好きなので、今より前の時代に行ってみたいですね”と声を弾ませ、天使は“私は今が楽しいので、タイムスリップしたいとか考えたことないんですけど、人の話を聞いているとバブル期に行ってみたいとは思いますね。バブル期に大人として戻ってみたいですね”とニッコリ。コバヤシは“昔、マサ斎藤さんとアントニオ猪木さんが大阪城ホールで試合をしたんですよ。そこで海賊男というのが乱入したんですけど、本当は猪木さんにかけるはずの手錠をマサ斎藤さんにかけちゃうという大ミスがあったので、あの日に行って海賊男に「違う!」って言いたいですね。歴史を修正したいです”と答えて笑いを誘った。
最後に、同作のアピールコメントを求められると、戸田は“大正ロマンの雰囲気を感じられながら、大正デモクラシーとか時代的な要素も含まれていて、意外とシリアスな話にはなっているんですけど、シリアスの中にもシュールな笑いがあったり、エロの中に男女平等とか、どうやって男女が関わっていい関係性を築いていこうかみたいな、ちょっと考えさせられるシーンもあり、でもエロもちゃんとあったりとかなり盛りだくさんの内容になっています。いろいろな感想があると思うので、素直な気持ちでゆったり見ていただけたら嬉しいです”とアピールし、天使は“間違いなく、普段の私の作品では観られない天使もえを観ることができると思います。普段の作品は「本当はこういうことをやりたいんだけどなあ」って思いながらも、なかなか作品ではできなかったことを今回することができたので、私はすごく嬉しくて、私の性癖も含めて垣間見たなと観終えたあとにニヤリとしてもらえたら嬉しいです。除夜の鐘からの桃色探訪からの私の作品で新しい1年を迎えていただけたら嬉しいです”とアピールした。
コバヤシは“毎回、脚本は素晴らしくて、映像もそれに負けていないんですけど、今回の2作は女優さんって綺麗なんだなっていうのがよくわかる2作になっていると思います”といい、“最後にこうやって点数を稼いで、いい印象で終わることが大事だと思っているので。女優さんの綺麗さを確認するために観てください”と呼びかけた。