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西葉瑞希[インタビュー]2つの名作童話の世界がシャッフルされる異色のミュージカルで魅せるモノ「いい意味でわがままになろうと」 西葉瑞希 ミュージカル<Shuffle!~まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』~>出演インタビュー

Pop'n'Roll 編集部

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2022.10.28
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西葉瑞希が、11月11日(金)より天王洲 銀河劇場にて上演されるミュージカル<Shuffle!~まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』~>に出演する。同作は、時代を超えて読み継がれてきた名作『若草物語』と『三銃士』の世界が、ふとしたきっかけでまぜこぜになり、登場キャラクターがシャッフルされてしまうというオリジナルミュージカル。今回、『若草物語』に登場するマーチ家の四女・エイミー役を演じる西葉に、同作出演への想いや稽古時のエピソード、作品の見どころなどについて語ってもらった。

ぜひ演劇が好きになるきっかけになれば

――まずミュージカル<Shuffle!~まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』~>出演オファーを受けた時の率直な気持ちを教えてください。

西葉瑞希:
オリジナルミュージカルなので、どんな作品になるかとてもワクワクしました。2つの物語がまぜこぜになってしまうというのはありそうでなかったと思いましたし、演じるのがすごく楽しみでした。また、共演経験のある方々も多かったので再会できるのもとても嬉しかったです。

――小宮璃央さんとは、『魔進戦隊キラメイジャー』で共演していましたね。

西葉瑞希:
『キラメイジャー』で共演した時は私も緊張していてお互いあまり話すことができなくて、もっとお話したかったなと思っていたのですが、舞台稽古の期間は長いので、お芝居についてや他愛もないことも話すことができました。久しぶりにお会いした小宮くんはまた一段と大人っぽくなっていて、一緒にお芝居するのがとても楽しいです。

――今回演じるエイミーというキャラクターへの印象は?

西葉瑞希:
子どもの頃、初めて『若草物語』を読んだ当初はうらやましいなという気持ちになりました。私は自分の家族の中では長女でお姉ちゃんの立場なので、周りにお姉さんがいるのがいいなあと思ったのを覚えています。エイミーには、それゆえの悩みや不満はあるかもしれませんが(笑)。小さいのにおませというか、そういう部分は小さい頃の自分に似ているかもしれません。大人の話にしれっと混ざって聞いたりしていたので! あと、鼻が低いのを気にしているのは私も同じです(笑)。

――(笑)。そんなエイミーの役作りをする上で気を配ったことは何ですか?

西葉瑞希:
いい意味でわがままになろうと思っています。自分が興味の湧くことに忠実で、それを誰かに率直にぶつけるところ、感情を素直に表現するところは大人になると、どんどん薄まってしまう部分もあると思っています。私はもともと物ごとを誰かに委ねることが苦手なので、周りの人を最大限頼って自分も受け取って、なるべく台詞を素直に受け取って正直に演じることを心がけました。

――今回の稽古での印象的なエピソードを教えてください。

西葉瑞希:
振り付けがとても難しい曲があるのですが、振り入れが終わった稽古後に『若草物語』と『三銃士』の8人で残って、稽古場が閉まるまで自主練したのをすごく覚えています。今までの作品では稽古が終わると1人でサッと帰ってしまうことが多かったのですが、チームワークが特に大切な作品なので、まとまった感じを体感してとても嬉しかったのを覚えています。

――西葉さん自身、舞台やテレビなど、さまざまなフィールドで活躍をしておりますが、俳優としての自分の成長については、どのように考えていますでしょうか?

西葉瑞希:
全然わからないです!(笑) 自分で普段演じていて成長しているなあと感じることはほとんどなくて、周りの方に言っていただいてそうなんだぁ……と感じることが多いです。でも、台本の読み方やお芝居をする中での自分の受け取り方は作品を経験するごとにこういうことか!と納得する時はあります。殺陣は、お芝居のお仕事を始めるまで一切経験したことがなかったので、最近は今どういう動きをしているのかが少しずつわかってくるようになりました(笑)。

――<Shuffle!~まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』~>の見どころを教えてください。

西葉瑞希:
“シャッフル!まぜこぜ!”なので、昔からたくさんの人に愛されている2つの作品がどのように混ざるのか楽しみにしていただきたいです。また、キャラクターが全員もれなく魅力的で2つの作品に触れたことがなくても好きなキャラクターができたり、心を動かされる部分があると思います。歌、ダンス、殺陣、盛りだくさんなので、見応えのある作品になっていると思います。

――最後に読者にメッセージをお願いします。

西葉瑞希:
読んでくださってありがとうございます。私は今、舞台に立つことが多いのですが、稽古期間を経て完成の状態でお客さまにお見せしています。でも、そのたびに舞台の作品はお客さまが客席にいてくださってこその完成だとも思っています。普段馴染みのない方でも楽しめる作品になっていると思うので、ぜひ演劇が好きになるきっかけになればと思います。頑張ります!

ミュージカル<Shuffle!〜まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』〜>

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公演日程:2022年11月11日(金)〜11月20日(日)
会場:天王洲 銀河劇場

脚本・作詞:浅井さやか(One on One)
演出:児玉明子

■キャスト
小宮璃央  ダルタニアン
西葉瑞希 エイミー

七木奏音 メグ
生田輝 ジョー
髙橋果鈴 ベス

泰江和明 アトス
岩城直弥 ポルトス
坪倉康晴 アラミス

石井美絵子 ミレディ
秋沢健太朗 ロシュフォール

郷本直也 リシュリュー枢機卿

北村岳子 マーチ夫人/司書1
平川和宏 トレヴィル隊長/司書2

五十嵐遼 金澤慎治 亀井照三 木村和磨 黒条奏斗 古賀雄大 茶谷優太 望月凜

主催:ネルケプランニング・S-SIZE

【チケット情報】
チケット一般発売日:2022 年10月1日(土)10:00
■チケット料金
大人:¥7,500/子ども:¥3,500(全席指定・税込)
※子ども=3歳〜小学生(中学生以上は大人料金)
※3 歳以上入場可(膝上観劇不可)

【作品紹介】
とある小さな図書館。雨。雷。
ふとしたハプニングで、名作童話の紙芝居がバラバラに!
『三銃士』と『若草物語』、2つの物語がまぜこぜになって、登場人物たちは、物語の垣根を越えて入れ替わってしまったー!

最後の1枚まで
最後の一言まで
物語を紡いでいく
物語を全うする
それが紙芝居の登場人物たちの……
使命!
Story must go on!
さて、物語は……どうなってしまうのだろう?

誰もが触れたことのある名作を題材とした、華やかでにぎやかで、ちょっとダークな!?オリジナルミュージカル。

『WELCOME KIDS PROJECT』とは
たくさんの子どもたちが演劇に触れて一生の思い出となるようなモノに出会ってもらいたい!という想いのもと、次世代の演劇界を盛り上げるべく『ネルケプランニング』が発足した新プロジェクト。