前田敦子[イベントレポート]主演作の見どころを語る「自分に素直になろうよ!と思える作品」『もっと超越した所へ。』公開記念舞台挨拶にて
Pop'n'Roll 編集部
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映画『もっと超越した所へ。』が、10月16日(日)にTOHOシネマズ 日比谷にて公開記念舞台挨拶を開催。同イベントには、前田敦子、菊池風磨、伊藤万理華、オカモトレイジ、三浦貴大、趣里、千葉雄大、根本宗子(原作・脚本)、山岸聖太監督が登壇し、全国88スクリーンでライブビューイング中継が行なわれた。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
<映画『もっと超越した所へ。』公開記念舞台挨拶>TOHOシネマズ 日比谷(2022年10月16日)
前田は、同作の公開を迎え“約1年前に撮影していて……とうとう来てしまったという寂しさの方が大きいです。でも、みんなが楽しんで観てくれることを首を長くして待っていたので嬉しいです。早くみんなの感想を聞きたいです”と喜色満面。約8年ぶりの映画出演となる菊池は“映画の出演自体が僕はそんなにないので、映画の作り方が楽しいなと思ったりして。撮影から1年経って、こうしてみんなで集まれたのも嬉しい”と喜び、役柄のクズ男ぶりを褒められると“ありがとうございます! クズ男です!”と笑わせた。
この日、誕生日を迎えた根本は“舞台挨拶と誕生日が重なるなんてそうないことなので嬉しい”と満面の笑みを浮かべ、山岸監督は公開後の反応について“レビューサイトの感想がみんな違う。大絶賛の人もいて、レビューを読むのが楽しい”と観客の感想に心を躍らせていた。
同作の見どころについて、菊池は“向き合うきっかけになる作品。相手に対してもそうだし、自分自身についてもそう。相手も自分も弱いところを見つめ直して愛せるような作品”とバシッと決め、“これ以上いいコメント出る?”と自画自賛。すると、三浦は“確かにもうそれでいい気がする”と笑わせて、“見どころは、ある意味ホラー映画であるというところ”と分析した。前田ら女性陣は“確かに! それいい気がする!”とホラー映画認定に納得していた。
劇中同様にグリルズを歯に装着してやって来たオカモトレイジは、“日本映画で初めてグリルズというアクセサリーを取り上げた作品だと思う”とコメント。すると伊藤は、舞台挨拶前にオカモトに誘われてグリルズを作りに行ったと報告した。しかし、この発言でほかの登壇者は大紛糾。前田が“え~! 誘われてないよ! みんなでお店に行くって言ったじゃん! 2人でデートしたってわけね!?”と応え、菊池も“そうだよね! もう週刊誌に撮られればいいのに! あれだけグループLINEで盛り上がったのにさ! 舞台挨拶打ち切りだ!”と、2人の抜け駆けにジョーク交じりに会場の笑いを誘った。
千葉は同作を“鏡のような映画です”と表し“映画を観た方々がクズ男ランキングをつけているようだけれど、絶対に経験ある人もいると思うので、自分のことも見つめ直してほしいです”とお願いする。黒川は“アドレナリンが出る映画。観終わった後に興奮した”と絶賛した。
趣里が“これはもう人間讃歌のような作品!”と述べると、突然、菊池は趣里の髪型に触れて“そんなことよりも髪の毛切った?”と質問。趣里が“ねえ! このタイミングで言うこと?”と驚き、2人の間にいた前田は菊池に対して“盛り上げてくれてありがとねえ。みんなが楽しんでくれるのは風磨くんのお陰だよ”と舞台挨拶を必死に盛り上げようと振る舞う菊池の姿にしみじみ感謝した。菊池は、“あの、しみじみと言うのはやめてもらっていいですか?”と照れた様子で頭を抱えていた。
最後に、菊池は“フォーカスを当てる場所を変えながら何度も観るといろいろな人間模様がわかる。初めて観る方も、2回目、3回目の方もそのような視点で観ていただきたいです”とアピール。前田は“この映画は、自分に素直になろうよ!と思える作品です。恥ずかしがらず、素直になろうと思ってもらえたら”と願いを込め、“年齢なんて関係ないという、そんな気持ちです。キャスト、スタッフみんなで一緒の場所を目指して超越できたと思う。この映画がどこまでも大きくなれば、またみんなでこうして集まれるのではないかという夢をみなさんに託したいです”と期待を込めていた。