<NMB48 12th Anniversary〜This Is NMB48〜>日比谷野音音楽堂(2022年10月15日)/©Showtitle

NMB48[ライブレポート]AKB48のサプライズ出演など、多彩なシーンで3,000人を魅了した日比谷の夜「夢に向かってみなさんと一緒に走り続けていきたい」

Pop'n'Roll 編集部

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2022.10.16
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NMB48が、10月15日(土)に日比谷野音音楽堂にて<NMB48 12th Anniversary〜This Is NMB48〜>を開催した。約2年10ヵ月ぶりとなる東京での単独公演となったこの日は、3,000人が来場。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

<NMB48 12th Anniversary〜This Is NMB48〜>日比谷野音音楽堂(2022年10月15日)

「Overture」が流れた後、川上千尋が登場しゴールドのギターをかき鳴らして自身がセンターを務める最新シングル「好きだ虫」のイントロを弾き始めると、ほかのメンバーもステージに姿を現す。川上もギターからゴールドのマイクに持ち替えてライブがスタート。そこから「ヴァージニティー」や「欲望者」など、シングル曲を中心に7曲を連続で披露。メンバーも汗だくになりながら全力パフォーマンスで会場を熱くさせた。

キャプテン・小嶋花梨が“東京のみんな、会いたかった!”と呼びかけ、“タイトルにもあるように「This is NMB48」、これぞNMBだ!という想いを背負ってやって参りました。最後まで全力で突っ走っていきますのでよろしくお願いします!”と同公演のタイトルに込めた想いを伝えた。

ユニットブロックは、川上と原かれんと眞鍋杏樹による「ジッパー」、上西怜の「わるきー(わるれい)」など、メンバー1人ひとりの個性がより輝く“少人数”でのユニット曲が多く取り入れていたのも東京公演の大きな特長に。安部若菜と渋谷凪咲による 「ハートの独占権」の途中で、かつてNMB48と兼任していたAKB48の柏木由紀が“私も仲間に入れて!”とサプライズゲストとして登場。同ユニット曲のオリメンの参加にどよめきが起きた。

続いては寸劇コーナー「なんばCOMEDY in 東京」。ライブのために大阪から東京に向かったメンバーたちだが、博多、広島、名古屋、新潟などに行ってしまい、なかなか東京に到着できないというドタバタ劇。渋谷いるのグループは“絶対に怒られない遅刻の理由は?”という“大喜利”でも楽しませた。

“メンバーたちは間に合うのか?”というドキドキの展開から、サプライズゲストのAKB48のメンバーが登場し「会いたかった」をパフォーマンス。ユニットコーナーに登場した柏木に加え、小田えりな、小林蘭、千葉恵里、向井地美音、茂木忍、山内瑞葵、山根涼羽の8名と一 緒に、山本彩と渡辺美優紀が初選抜入りした「Everyday、カチューシャ」、山本彩がセンターを務めた「365日の紙飛行機」というNMB48にもゆかりのある2曲を続けてコラボした。トークでも盛り上がったあと、小嶋が“久しぶりにAKB48さんとパフォーマンスができて嬉しく思います。またいつかできたらいいなと思っております”と感謝の気持ちを伝えた。

続く、ユニットコーナー“後半戦”も、坂田心咲・隅野和奏・新澤菜央による「逆転王子様」や、山本望叶・前田令子・佐月愛果の「MARIA」など、メンバーの個々の魅力をしっかりと放った。終盤は、次世代エース・坂田をセンターにした「初めての星」、グループを牽引する渋谷センターの「夢中人」で勢いをつけて、ビジョンでメンバーの“変顔コレクション”を披露した「ドリアン少年」、NMB48の代表曲「ナギイチ」「僕らのユリイカ」と、盛り上がり必至のシングル曲を畳み掛けた。

最後は、川上が“私たちは13年目も上に向かって、夢に向かってみなさんと一緒に走り続けていきたいと思います。そんな気持ちを込めて歌います”と曲振りをして、“周年ライブ”の定番曲「三日月の背中」で本編を締めくくった。ビジョンには東京に来られなかったメンバーを含む、全員の映像が映し出された。

アンコールでは、「北川謙二」「ワロタピーポー」を歌唱した後、“緊急告知”の文字がビジョンに映し出され、山本望叶が2023年2月(予定)からカラコン『EYECICLE』のイメージモデルになることを発表。“ずっとカラコンのモデルになるのが夢だったのですごく嬉しいです”と喜びを伝え、“女性の方も男性の方もカラコン付けてください。お揃いの目にしましょう”と呼びかけた。

小嶋が“約3年ぶりに東京公演をすることができました。たくさんの方の支えのおかげで私たちは今、素敵な景色を見ることができています。ここ数年は、思う結果が出せなくて、夢に手を伸ばすのが怖くなった時期もありました。今日、この景色を見て、やっぱり諦めたくないなって、頑張りたいなって、すごく思いました。ファンのみなさんと、スタッフさんと、メンバー全員で夢を掴みたいです”と 力強く宣言し、「夢は逃げない」を全員で披露。曲中の“頑張ろう!”の言葉にいつも以上の熱さが感じられた。

最後は、NMB48のライブのラスト曲の定番の「青春のラップタイム」。“また必ずみなさんに会えるよう精一杯頑張りますので、応援していただければと思います”と改めて小嶋が想いを伝え、メンバー全員で“ありがとうございました!”と大きな声で挨拶をして東京公演の幕が降ろされた。

なお、<NMB48 12th Anniversary LIVE 〜This is NMB48〜>は、FANY Online Ticket、ドワンゴチケット(ニコニコ生放送)、LINE LIVE- VIEWINGにてアーカイブ視聴チケットを販売中。

<NMB48 12th Anniversary〜This Is NMB48〜>

2022年10月15日(土)
日比谷野音音楽堂

セットリスト

M00:Overture
M01:好きだ虫
M02:HA!
M03:高嶺の林檎
M04:ヴァージニティ
M05:甘噛み姫
M06:欲望者
M07:カモネギックス
M08:ハートの独占権(ゲスト:柏木由紀ゲスト)
M09:ジッパー
M10:She's gone
M11:僕だけの君でいてほしい
M12:わるきー
M13:会いたかった(AKB48コラボ)
M14:Everyday、カチューシャ(AKB48コラボ)
M15:365日の紙飛行機(AKB48コラボ)
M16:抱きしめられたら
M17:逆転王子様
M18:MARIA
M19:奇跡は間に合わない
M20:初めての星
M21:夢中人
M22:ドリアン少年
M23:ナギイチ
M24:僕らのユリイカ
M25:三日月の背中

EC1/M26:北川謙二
EC2/M27:ワロタピーポー
EC3/M28:夢は逃げない
EC4/M29:青春のラップタイム

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