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橋本環奈[イベントレポート]Adoの青春エピソードに「市民プールに行くんだっていう驚きが……」映画『カラダ探し』公開記念舞台挨拶にて

Pop'n'Roll 編集部

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2022.10.15
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映画『カラダ探し』が、本日10月15日(土)に公開記念舞台挨拶を開催。同イベントには、橋本環奈、眞栄田郷敦、山本舞香、醍醐虎汰朗、横田真悠、羽住英一郎監督が登壇した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。 

<映画『カラダ探し』公開記念舞台挨拶>(2022年10月15日)

冒頭の挨拶で、大晦日の<第73回NHK紅白歌合戦>の司会に決定したことを祝われた橋本は“ありがとうございます! 頑張ります”と笑顔でコメント。

公開を迎えた同作の反響については、“SNSがすごいですね。TwitterやInstagramをやっているんですけど、昨日公開してもう「観たよ」っていう感想がたくさん届いて。この土日でももっと届くのかなと思うと嬉しいですね”と、多くのファンから感想やコメントを寄せていることを嬉しそうに報告した。眞栄田は“反響ももちろんたくさんいただいてますけど、それ以上に自分自身がすごい嬉しいです”と喜びを爆発。続けて“この仕事を始めさせていただくきっかけは羽住監督だったんですが、仕事を始めてから2、3年ぐらい経ってこの作品の撮影が入りました。やっといろいろなことが少しずつわかってきて、自分の意思を持って撮影に臨めたすごく思い入れのある作品なので、やっと公開されてとても嬉しく思っています”と感慨深げな表情を浮かべた。

同じく山本も“本当に大切な作品になりました。なんかこうして言うとすごく簡単な言葉に聞こえるかもしれないですけど、私にとって本当に大切で。こんなに共演者のみんなと仲よくなることも今までなかったですし、7年ぶりに羽住監督とご一緒できたこともあって、すごく思い入れの強い作品です”と作品への愛情を強調。

醍醐は“信頼できる仲間ができたな、という感覚がすごく強いです。ホラー映画なので、撮影も大変だったんですけど、でもそれを乗り切ったのでまた今後違うところで会ったとしても、ここで築き上げたものがずっと続いていくんだろうなと思える素敵な人たちと出会えたなと思いますね”と語り、横田も“私も本当にこうやって共演者さんとここまで仲よくなることってなかったですし、ホラーも初めてで長期間泊まり込みの撮影も初めてで、本当にたくさんの初めてを経験させてもらって。それをこのみなさんと一緒にできたことがすごく恵まれた環境だったなと今思います”と、それぞれ同作の役柄同様の仲のよさを感じさせるコメントをした。

ホラー作品を手掛けるのは意外にも初だった羽住監督は“ホラー映画が好きな人が観てもしっかりと怖くなきゃいけないってことをもちろん意識したんですけど、むしろそうじゃない人たちが観に来て爽快な気持ちになって劇場を後にできるようなものという、ホラーなんだけどちょっと新しいジャンルの作品を目指しました。アミューズメントパークに友達と一緒にアトラクション乗りに来るような、そういう感じで楽しんでもらえたらなという思いで、頑張って作りました”と晴れやかな表情で挨拶をした。

この日、舞台挨拶のステージ上にはすでに寄せられた作品への感想が書かれたバックパネルが置かれており、それぞれが気になった感想に触れた。眞栄田は“「原作漫画ファンですが、完成度高すぎて驚きました」というコメントですね。やってる側からしたらすごく嬉しい言葉です。今回漫画を完全に再現したというわけではなく映画のオリジナリティもあったのですが、それを踏まえてよかったと言っていただけるのは本当に嬉しいです”、横田は“「目をそむけたくなるほど怖いけど、でも怖いだけじゃなくて爽やかな青春もあって、新しいホラーの形」というコメントは、まさに私たちが目指して作っていたものですね”とそれぞれ到着した感想に対してコメント。山本は“「カラダ探し、最後の最後が1番衝撃的だった」というコメント、ここ本当に大切なんですけど、エンドロールのあとまで観てほしいですよね! 最後の最後まで大切なところがあるので!”と観客へ呼びかけると、これには橋本も“確かに! 大切です。エンドロールで立ってほしくないな”と同意していた。

ここで、同作の主題歌/挿入歌を担当したAdoも音声コメントを寄せて、公開を祝福。キャスト一同驚きの表情を浮かべる中、貴重な音声コメントが流れ始めた。“こんにちは、Adoです。『カラダ探し』映画公開おめでとうございます。『カラダ探し』、ループ型ホラーということで、けっこうびっくりする描写もあったり、やっぱりグロテスクな描写はけっこう刺激的でしたね。でもその中での高校生たちの青春がまたホラーの描写を引き立たせていて、そして青春の描写もすごく美しくて素晴らしい作品になっていると思います。ちなみに私の青春エピソードなんですけれども、私は小学生ぐらいの時に、友人とよく市民プールに行ったりしてその帰りにアイスを食べていたっていう記憶があります。願わくば戻りたいとも思いますが、そんなこと言っても仕方ないので。ですが、『カラダ探し』改めて何度でも楽しめる新感覚ホラーになっていると思いますので、ぜひたくさん楽しんでください”と、力強い歌声を彷彿とさせる特徴的なハスキーボイスで同作の見どころや自身の貴重なエピソードも披露。

コメントが終了すると橋本と山本は、“声がカッコいい~!”と歓声をあげ、眞栄田、醍醐、横田と監督も感動を隠し切れない様子。橋本はコメントを受け“声がいいとか、すごいっていうのもありましたけど、なんか市民プールにAdoさんも行くんだっていう驚きが……。Adoさんはやっぱり歌い手として爆発的なパワーで数々の曲を歌い分けられているイメージなので、「そっか、普通にリアルで生活してて、小学生の時友達と市民プールとか行くんだ」というのが、「一緒だ!」みたいな気持ち”とAdoの意外なエピソードに触れ、“映画を面白いと思ってくださってすごく嬉しいなあと思います”と喜びと感謝の表情を浮かべた。

Adoの青春エピソードを受け、それぞれの青春時代のエピソードを聞かれると、橋本は“久しぶりに学校に行ったら、更地になって学校がなくなっていた”という衝撃のエピソードを告白。校舎の建て替え工事のため仮校舎に通わなくてはいけないことをすっかり忘れてしまい、仕事を終えて久々に学校へ向かったところ校舎が完全になくなっていたというもの。“友達に電話して、「ごめん、学校がないんだけど!」って。そういう珍事件が、高校の時にありました”と明かすと、キャスト一同や会場の観客は驚きと笑いの渦に巻き込まれた。

醍醐は“僕はけっこうヤドカリをしていて……”と切り出すも、橋本を始め一同がピンと来ていない様子に。“あれ? ヤドカリって言わないですか? 友達の家によく泊まらせてもらってて”と説明をすると、一同ようやく理解が追い付いたようで“そういうこと!?”“ヤドカリ探ししてたのかと思った”と息ぴったりな総ツッコミを受ける一幕も。

横田が“私は部活をやっていて、終わったらみんなで校庭を整備しながら恋バナしたりとかしているのが楽しかったです”と語ると、すかさず山本は“えー! めっちゃ青春じゃん!”と食い気味に反応。“今思えばそういうのが1番青春ですよね”と懐かしい日々を振り返った。

最後にイベントの締めとして、眞栄田は“僕にとってすごくすごく大切な作品になりました。本当にたくさんの方々に観ていただけるようみなさんのお力を借りたいです。このパネルにすでに大ヒットって書いていただいていますが、可能なら、続編もやれるように! 僕たちも引き続き魅力を伝えていきたいです”と挨拶をすると、“続編”と触れた場面で、特に会場に大きな拍手が沸き起こった。

橋本も“観終わったあとに純粋に、面白かった。楽しかったって思えると思います。「明日から生活が怖い。なんか出てくるかも……」みたいな感じもないと思いますし、かといってホラー的な描写もしっかりありますし、楽しんでいただけると思います。しっかり闘いながら、本気で挑んだ作品です。みなさんにそれを受け取っていただけたらなと思います”と締めくくり、再度の大きな拍手に包まれて、イベントは終了した。

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