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NMB48[ライブレポート]溢れる想いを届け切った12周年記念ライブ最終公演

Pop'n'Roll 編集部

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2022.10.01
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NMB48が、9月30日(金)にグランキューブ大阪にて<NMB48 12th Anniversary LIVE DAY3 JUMP虫>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

<NMB48 12th Anniversary LIVE DAY3 JUMP虫>グランキューブ大阪(2022年9月30日)

同公演は、12周年にかけてNMB48楽曲を“120曲”披露するというコンセプトで4日間にわたって行なった12周年ライブのファイナル公演。かぶり曲がほとんどなく、全公演それぞれ違った雰囲気を楽しめるのが今回のライブの大きな特徴となっていた。

この日のオープニングアクトは、泉綾乃、岡本怜奈、貞野遥香、新澤菜央、塩月希依音、出口結菜、中野美来、原かれんによる 「NMB48」。ここに71名の9期候補生がステージに登場し、客席のファンに手を振ったりしながらフレッシュなパフォーマンスを見せた。

李始燕(7.5期)、隅野和奏(7期)、坂田心咲(8期)のインタビューを収めたオープニング映像が映し出された後、「Overture」 が流れ、「オーマイガー!」で本編がスタート。<DAY3 JUMP虫>はこれからのNMB48を担う次世代メンバー(7期、7.5期、8期)をフィーチャーした公演ということで、序盤からフレッシュなメンバーたちを軸としたフォーメーションで熱くて元気なパフォーマンスを披露した。

“TeamBII”のブロックでは27thシングル「好きだ虫」に収録の新曲「スワンボート」を初披露。隅野和奏は“初恋の曲で、私たちTeamBIIのフレッシュな雰囲気に合っているなって思います”と楽曲のよさをアピール。

続いて、“難波鉄砲隊”のメドレーを聴かせたり、「サササ サイコー!」からの数曲はメンバーが客席に下りて練り歩くファンサービスも。

後半は、この秋からチームの垣根を超えた新公演がスタートするということで、観てみたいと思うテーマに投票してもらうためのプレゼン企画コーナーも実施。セーラー服で青春感のある「なんばSCHOOL」、じっくりと歌声を聴かせる「なんばSING」、NMB48らしさの1つでもある“お笑い”をふんだんに盛り込んだ「なんばCOMEDY」と、どれも個性的。終盤は、期生別コーナー(DAY3は7期+7.5期+8期)、そしてオリコンランキング1位を獲得した最新シングル「好きだ虫」など、シングル曲を中心に会場をさらに熱くさせた。

川上千尋が“私たちは今の現状を満足していません。4日間を通して、メンバーそれぞれが悔しい気持ち、頑張ろうという想いを持って活動していることを改めて知りました。その悔しい気持ちは上を目指す1つの理由になると思います。みんなが向上心を持つNMB48ならまだまだ大きくなれる。そんなNMB48の歴史をこれからも一緒に築いていってくださると嬉しいです”とメンバー全員の想いを代弁し、全員で「難波愛」を歌って本編を締めくくった。

アンコールでは「三日月の背中」「届かなそうで届くもの」を歌い終わったところで、ライブ中にプレゼンをした新公演テーマの結果発表が行なわれた。「なんばSCHOOL」が869票、「なんばSING」が903票、「なんばCOMEDY」が1,030票を獲得し、新公演のテーマは「なんばCOMEDY」に決定した。

ここでキャプテンの小嶋花梨が李始燕に4日間の感想を求めると、李は“120曲というたくさんの曲を歌わせ てもらうということで、「大変だなぁ」と思ったんだけど、4日間を終えて、自分自身を褒めていいかなって思いました。やり切ったかなと思うんですけど、まだ<東京虫>(東京公演)が残っているので、この勢いで頑張りたいです。それから、韓国から日本に来たんだから選抜メンバーにもなりたいです! このメラメラの目ん玉で、みんなの席を奪います!”と力強く宣言した。

ここでサプライズ音が鳴り、金子剛NMB48劇場支配人が登場。メンバーたちの4日間の頑張りを観て、急遽10月15日(土)に東京・ 日比谷野外音楽堂で開催の<東京虫>に出演する4人のメンバーを追加発表。そのメンバーは、眞鍋杏樹、佐月愛果、早川夢菜、そして8期生の田中雪乃。

眞鍋は驚いて涙を流しながらも、“大阪でお留守番だと思っていたので、追加ですけど選ばれたので、精一杯東京で輝いて「私が眞鍋杏樹だ!」と証明したいと思います”と意気込みを語った。佐月も“3月に<NAMBATTLE2>が行なわれてから、言葉に出さなくても悔しい想いがずっと胸にありました。<東京虫>が発表された時も自分の名前がなくて、悔しいけど仕方ないなと思う部分もあって……。なので今回、選んでいただけて嬉しいです。「NMB48の佐月愛果はここにいるぞ!」というのをもっとたくさんの方に知ってもらって、NMB48を広めるきっかけになりたいです”と喜びを伝えた。早川は“先日、初めて舞台に出させていただいて、大阪と東京の公演に出演しました。東京で初めてNMB48の早川夢菜を知ってくださった方が多くて、今回のコンサートも「東京はないの?」ってコメントをいただいて、「選抜やないから無理やね」って答えてました。でも、選んでいただけたので、自分ももっとNMB48をいろんなところに広めていける存在になりたいし、自覚を持たないといけないなと改めて思いました。ありがとうございます”と溢れる涙を抑えて感謝の気持ちを口にした。田中は中学生のため、時間の関係でこの発表時はすでにステージから退場していた。

嬉しいサプライズ発表があったあと、“今日まで4日間5公演させていただきました。プラスなことばかりではなかったかもしれません。でも、昨日<アンダーLIVE>を観たり、今日の7期、7.5期、8期の背中を観たり、ドラ3(ドラフト3期生)・6期の背中を観たりした時に、「やっぱりNMB48好きだなぁ」って心から思いました。今日休んでいる本郷柚巴ちゃんも含めて、みんなで夢を叶えたいって心から思えた4日間でした。ファンのみなさんのためにもっと嬉しいお知らせがしたかったと思いますけど、これが現実だと受け止めて、これからもメンバー全員で精進していきます。この4日間、ファンのみなさんの存在が1番大きかったです。本当にありがとうございます。これからもファンのみなさんに今以上に嬉しい報告、輝く姿をお見せできるようにみんなで頑張りますので、13年目のNMB48も応援よろしくお願いします!”と、キャプテンの小嶋が4日間5公演を振り返って、想いを伝えた。現状に満足せず、素直に悔しさも伝えつつ、向上心が感じられるメッセージに会場に大きな拍手が鳴り響いた。

その後、120曲目となる「てっぺんとったんで!」を届け、さらにWアンコールで「青春のラップタイム」を歌って12周年記念ライブの幕が下ろされた。

<NMB48 12th Anniversary LIVE>は、FANY Online Ticket、ドワンゴチケット(ニコニコ生放送)、LINE LIVE- VIEWINGにてアーカイブ視聴チケットを販売中。10月15日(土)には東京公演<NMB48 12th Anniversary LIVE 東京虫>を開催する。

<NMB48 12th Anniversary LIVE DAY3 JUMP虫>

2022年9月30日(金)
グランキューブ大阪

セットリスト

OP ACT:NMB48
M00:overture
M01:オーマイガー!
M02:妄想ガールフレンド
M03:だってだってだって
M04:ワロタピーポー
M05:スワンボート(初披露)
M06:アーモンドクロワッサン計画
M07:妄想マシーン3号機
M08:匙を投げるな!
M09:アップデート
M10:Be happy
M11:山へ行こう
M12:もう裸足にはなれない
M13:全力グローイングアップ
M14:サササ サイコー!
M15:思わせ光線
M16:僕だけのSecret time
M17:生徒手帳の写真は気に入っていないの法則
M18:インゴール
M19:星空のキャラバン
M20:僕らのレガッタ
M21:なんでやねん、アイドル
M22:ウッホウッホホ
M23:夢に色がない理由
M24:一週間、全部が月曜日ならいいのに...
M25:絶滅黒髪少女
M26:好きだ虫
M27:Don't look back!
M28:僕はいない
M29:恋なんかNo thank you!
M30:虹の作り方
M31:僕らのユリイカ
M32:難波愛

EC1/M33:三日月の背中
EC2/M34:届かなそうで届くもの
EC3/M35:てっぺんとったんで!

WEC/M36:青春のラップタイム

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