武田玲奈、舞台<ホームレッスン>出演決定!「自分の中の大切にしてるものを考えながら誠心誠意演じようと思います」
Pop'n'Roll 編集部
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武田玲奈が、9月より紀伊國屋ホールにて上演される舞台<ホームレッスン>に出演することが決定した。
同作は、若者の生々しい感情と闇を抉り出す今注目の新進気鋭の劇作家・谷碧仁(劇団時間制作)と、骨太に、そして包容力を持って人間の奥底を描く演出家・シライケイタ(劇団温泉ドラゴン)の初タッグで描く“100の家訓”を持つ奇妙な家族の物語。
出演には、舞台、映像で存在感を示す田中俊介、女優として数々のドラマ、映画、舞台と活躍中の武田玲奈、ダンスパフォーマンスグループFANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバーで人気急上昇中の堀夏喜の若手俳優たちに加え、実力派の宮地雅子、堀部圭亮らが脇を固める。
コメント
作・谷碧仁:
“100の家訓”というヘンテコで滑稽な設定を思いつき、まず頭をよぎったことは“100で足りるかな?”でした。
この世には一体いくつのルールがあるのでしょう。法律が存在し、家族内の決まりごと、環境による善悪の境界線、社会に一歩でも足を踏み出せば無数の“価値観”と“当たり前”。
ソレらのせいでがんじがらめとなり身動きが取れていない人もいるのではないでしょうか。煩わしく、鬱陶しい。しかし、身体的にも精神的にも安定剤になっているのもまた事実ではないかと思うのです。
今作の登場人物は、そんな中で生きている人たちです。がんじがらめになっている“三上家”を、今だけは何にも縛られることなく、“自由”に感じていただけることを願っています。
演出・シライケイタ:
初めてパルコプロデュースにお世話になります。新たなカンパニーとの出会い、魅力的な出演者のみなさんとの出会い、谷碧仁さんという若き才能との出会い。今からワクワクしています。谷さんが独特な感性で一風変わった家族の物語を書いてくれました。初めてお会いする俳優さんばかりの稽古場ですが、みんなで力を合わせて愛すべき家族を作っていきたいと思っています。この作品が、今の時代の仄かな希望の光になることを願っています。
田中俊介:
結婚相手の家には奇妙な100の家訓が存在していた……。その設定にものすごく好奇心を掻き立てられました。我々が生きるこの社会にもさまざまなルールがあり、それに抗えば罰を受ける。それは我々の当たり前であり、それが社会の一員として生活をしていくということですよね。反抗することなく適合することで縛られながらも守られてますよね。ずっと。そういうもんですもんね。そこに、どうでしょう? 今日から新たに100個の独自のルールを押しつけられたら。愛する人からです。“君なら、どうする?”と台本を開いてしまったあの日から毎日問われ続けてます。恐ろしいぐらい。みなさまに劇場でお会いできる日を楽しみにしております。
武田玲奈:
今、多様性が主流の中で何を道しるべに若者たちが生きていくのか。
私も多様性は大変重要だと考えています。人それぞれに好きなもの、やりたいこと、あっていいと思います。その分選択肢が広がるわけなので迷うことも多々あると思いますが、その迷いでさえも人生の中で大切な時間ではないのかと思います。その中である形で道しるべを作ろうとする家族のお話です。
自分の中の大切にしてるものを考えながら誠心誠意演じようと思います。
堀夏喜:
“家族”とはいえど、さまざまな形があると思います。
世代を超えてともに同じ屋根の下で暮らすという唯一無二の関係性。
この家族に対してどんな感情を持つのか、それは1人ひとりが生きてきた人生によって変わる。そんな物語だと感じています。
揺れ動く家族の形をぜひ見届けてください。
宮地雅子:
台本を読んだあと、子どもの頃のことを思い出しました。
兄と2人揃ってお尻を叩かれ、30分正座のおしおきで泣いたこと。
友人の家に遊びに行ったら、食パンを耳まで食べていて驚いたこと。
是か非かは置いといて、今は亡き父、母ともに、必死に家族を作ろうとしていたんだなと。
紀伊國屋ホール、この大きくて温かな家の中で、お客さまとともに濃い時間をご一緒できたらと思います。
堀部圭亮:
クロスオーバー企画、世代の違う作家と演出家の初めての出会いで今回企画が立ち上がったそうです。初めてのものにお誘いいただけるというのは、実に光栄なことであります。自分に確固たる自信があるわけではありませんが、そのお気持ちにお応えしたいと、感謝とともに参加の意思をお伝えました。新しい企画、新たな出会い。気持ちを真っ新にして臨みたいと思います。