矢島舞美、石田千穂(STU48) 出演舞台<パレード>開幕!【コメントあり】

矢島舞美、石田千穂(STU48) 出演舞台<パレード>開幕!【コメントあり】

Pop'n'Roll 編集部

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2022.07.17
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矢島舞美と石田千穂(STU48)が出演する舞台<パレード>が、7月16日(土)より新国立劇場 小劇場にて開幕した。

舞台<パレード>新国立劇場 小劇場

2002年初版の吉田修一による小説『パレード』。発売直後から絶賛を浴び、第15回山本周五郎賞を受賞。2010年には映画化され、第60回ベルリン国際映画祭で、国際批評家連盟賞を受賞し、2012年には初めて舞台化された。

今回、脚本・演出に平塚直隆を迎えて、2022年版の新たな作品として舞台版を上演する。

ストーリーの舞台は、5人の若者たちがルームシェアをする2LDKのマンション。彼らの共同生活の経過や、そこから生じたひずみの結末が、良介、琴美、未来、サトル、直輝の5人それぞれの視点からなる全5章の物語で描かれる。

平塚は、稽古開始間もない頃に“吉田さんの書かれた小説は、掴みどころがなくて難しい。今、見えているものの外側を想像させる作品だったので、とても演劇的だし、そこが面白そうだと思いました”と、原作を読んで感じた思いを明かした上で、“物語の中に出てくる登場人物たちは、これが虚構であることを知っているように僕は感じました。劇中の良介のセリフに「結局、輪っかみたいなものなんじゃないか」とか、「さっき終わったことがまた始まる」というものがあるのですが、それもまるで「舞台」のことを言っている気がします。登場人物たちは、みんな、作り物の存在であることを知っていて、その物語の中で生きている。そこがこの作品の魅力だと僕は思います”と同作を読み解いており、それをキャストたちとの稽古を通じて、センターステージの舞台上に見事に具現化した。

同作は、7月16日から24日(日)まで新国立劇場 小劇場にて上演。7月18日(月・祝)にはライブ配信も実施する。

コメント

伊原直輝役 松本慎也 (スタジオライフ):
原作に溢れる登場人物達の魅力を、演劇的なアプローチと、どこからも観られているセンターステージでお客さまも当事者として巻き込み、そのドラマをともに体感していただくことで、生の舞台だからこそできる現実としての衝動を楽しんでいただきたいです。その瞬間に、生きられるよう努めます。ぜひ劇場でご観劇ください!

相馬未来役 矢島舞美:
意気込みは意気込み過ぎないことです! この部屋の中で、 いろいろなものを抱えた者同士の日常が自然と流れるように、気張り過ぎずいきたいですね! 私たちのことを俯瞰で観ているお客さんの世界も実はこの世界の中のような、客席のみなさんまでもが、こちら側にいるような、そんなハッとする感覚になっていただけたらと思います。衝撃的な結末と、誰もが他人事ではない、そんな中で居心地のいいように作り上げられたこの部屋を、ぜひお楽しみください。

小窪サトル/男役 曽田陵介:
小説、そして映画を稽古前に事前に観させてもらったんですが、シェアハウスで行なわれる私利私欲のうわべだけの人間関係の物語が、今回の舞台で楽しさだったり怖さだったりが、平塚さんの演出で細かく表現されていると思います。そして今回は、センターステージということで360度楽しんでいただけます。いろいろな方向から楽しんでいただけたらと思います。

杉本良介役 眞嶋秀斗:
学生の時に出会った作品に、こうして良介として携わることができ、幸せに思います。

思わず語りたくなるような舞台にできるよう、マンションでの暮らしを展開していきたいです。

カンパニーは明るく前向きな方ばかりで、目に見えないチームワークも稽古場から感じています。装いのチームワークでないと信じて、“2022年はこれを観た!”とみなさまの心に残る舞台を目指して挑みます。

大垣内琴美役 石田千穂 ( STU48 ):
<パレード>は作品の中で、自分の秘密を周りの人には知られていないと思っていても実は知っているという、実際に身の回りでも起こりうる出来事がたくさん出てきます。

センターステージということもあり、お客さまはどの方向からも観ていただくことができるので、よりリアルに伝わるのではないかなと楽しみです。演技演技しすぎず、実際にいそうな元気な女の子「大垣内琴美」になれたらなと思います!

48グループ外の舞台は初めてで、とても緊張していますが、<パレード>の世界を伝えられるよう精一杯頑張ります! よろしくお願いします!

語り/女役 石川藍:
初日を迎えられることがとても嬉しいです。

私が演じさせていただく“語り”は、舞台オリジナルの役で、お客さまと一緒に5人の生活を覗いていきます。

世界観に引き込むという難しさに緊張もありますが、同時に平塚さん演出の<パレード>を観終わった時、みなさまが何を感じてくれるかなと想像してワクワクしています。

大変な状況の中ご来場くださる方々に、1つひとつ大切に丁寧に届けたいです。

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