©秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会

西野七瀬[イベントレポート]恋についての考えを明かす「いろんな恋があると思います」映画『恋は光』公開記念舞台挨拶にて

Pop'n'Roll 編集部

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2022.06.18
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映画『恋は光』が、本日6月18日(土)に<公開記念舞台挨拶>を開催した。同イベントには、神尾楓珠、西野七瀬、平祐奈、馬場ふみか、小林啓一監督が登壇。本記事では、オフィシャルレポートをお届けしよう。

恋する女性が光って視えるという特異な体質ゆえ、恋を遠ざけていた主人公・西条を演じた神尾は“ようやく公開することができて嬉しいです”、西条の幼馴染みでずっと想いを寄せながらも、気持ちを打ち明けられない北代を演じた西野は“みなさんの感想を早く知りたいです”、携帯も持たずネットも観ない浮世離れした存在で、恋を探究する文学少女・東雲を演じた平は“1年前に撮影をしていた作品が、こうやって今みなさんに観ていただけて嬉しいです”、人の彼氏が欲しくなってしまう、自分の気持ちに正直な宿木を演じた馬場は“今日は楽しくお話できたらいいなと思います”と、それぞれコメント。

6月17日(金)にようやく公開を迎え、小林啓一監督は“本作は4年近くかけて作った作品ですので、感慨深いものがあります。評価というよりも、シンプルに「好き」と言ってもらえる方が、この作品が愛されている感じがして嬉しいです”と公開の喜びを語る。

神尾は“SNSに上がっている感想を見ましたが、いい感想が多くて嬉しいです。西条というキャラクターは今までに演じたことのない役だったので、最初は正直不安もありましたが、みなさんによかったと言ってもらえて嬉しいです。恋についてみなさんが議論しているのをみていて面白いなと思います”と述べた。

すでに同作を鑑賞した人からは、“実際に「恋とはなんぞや?」を劇中の4人と一緒に考えたくなった”という声や、“恋したくなった!”という声が多数寄せられている。

映画を通して“恋”についての考え方が変わったり、新たな発見はあったのか?という質問に対して、神尾は“普段恋について考えることってなかなかありませんが、撮影期間中は恋についてずっと考えていました。恋について感覚的に思っていることをこの映画で言語化してもらえたので、こういうことだったんだなという発見はすごくありました。仕事も恋しているとより頑張ろうと思いますし、恋は人生のモチベーションになると思います”、西野は“劇中の中で出てくる言葉や答えに、なるほどと思いました。恋は人それぞれ。人に限らずモノだったり場所だったり、いろんな恋があると思います”、平は“東雲は恋を知りたくて論理的な方向からアプローチしていきます。現場でもみんなと話していましたが、結局宿木が言っている「好きになったらそれが恋」というのがシンプルでしっくり来るなと思いました。恋とは、自分の見ている景色がピンク色になること。景色が変わって彩豊かになることです”、馬場は“ここまで恋について考えたことはありませんでした。宿木が言っているように、「好きになったらそれが恋じゃん」と私も思いました”と、この映画を通して考えるそれぞれの恋の定義を披露した。

またこの日は、劇中で行なわれる西条、北代、東雲、宿木の交換日記にちなみ、神尾から女性陣に、女性陣から神尾に、実際に劇中で使われた交換日記の項目に沿って“プチ自慢”や“グッドニュース”“バッドニュース”などの質問が飛び交った。

神尾は“異性の好きな仕草”を聞かれると、“3位はリップを塗ってる仕草、2位はポケットに手を入れて歩いている人、1位は字が綺麗な人”と回答。2位の仕草は劇中で北代がまさにやっている仕草で、1位も劇中の交換日記で西条と東雲が美しい字を披露している。

最後に、小林監督より“今まだ少し暗い世の中だと思うので、この映画を観て元気になってもらったり、恋っていいなと改めて思ってもらいたくてこの映画を作りました。キャストはじめスタッフ一丸となって作った作品です。ぜひご覧ください”、馬場は“文科系哲学恋愛映画と言っていますが、本当に今まで観たことのない新しい恋愛映画だなと私も実際に観て思いました。みなさん、自分自身の恋についていろいろ考えていただけたらと思います”、平は“個性豊かなキャラクターで、恋についてそれぞれの考えがあるので、感情移入できる推しキャラを作りながら楽しんでいただけたらいいなと思います。たくさんの人が恋を考えるきっかけになる作品になったら嬉しいです”、西野は“恋することの楽しさや切なさをみることのできる作品です。ぜひお友達や好きな人、恋人を誘って観てください。観終わった後に、恋についてみなさんで論争してもらうのもの楽しいかなと思います”、神尾は“ストーリーも面白いですし、キャラクターもクセがあって面白いです。クスッと笑えるところがあって、最後はグッと来るところもある、王道のラブストリーがくり広げられているわけではありませんが、恋がしたいなと思える作品になっていると思います”とメッセージを送った。

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