新王道アイドルグループ・Bunny La Crew[ライブレポート]多彩な楽曲と表現力豊かなパフォーマンスを全力で届けたデビューステージ

新王道アイドルグループ・Bunny La Crew[ライブレポート]多彩な楽曲と表現力豊かなパフォーマンスを全力で届けたデビューステージ

Pop'n'Roll 編集部

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2022.06.15
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人気アイドルグループをプロデュースしているアップダンス・エンターテインメントの主催ライブ<UPDANCE SPECIAL LIVE>が、6月14日(火)にSpotify O-EASTにて開催された。JamsCollection、MyDearDarlin’の出演に加えて、新グループ『Bunny La Crew』がステージデビューを飾った。本記事では、Bunny La Crewを中心に同公演のオフィシャルレポートをお届けする。

<UPDANCE SPECIAL LIVE>Spotify O-EAST(2022年6月14日)

取材&文:石山喜将
ライブ撮影:ポテ ヤマムラ

Bunny La Crewは、“バニラ(風味)”という甘いイメージに加えて、“バニー(うさぎ)”の可愛さを想起させる言葉が掛け合わさった“甘くて可愛い女の子たち”という意味合いと、“クルー(仲間)”という言葉で一緒に応援してくださるファンと一緒になって大きなステージを目指していくという想いが込められた言葉がグループ名の由来。

メンバーは、岬梨妃果、姫乃美結、西野かんな、月海まりな、宮脇彩花、碧井みほ、日南唯未、橋本澪侑、来海しおりの9人から成る。

トップバッターのMyDearDarlin’は、持ち前の圧巻なパフォーマンスを披露。「MDDシンドローム」「トーキョーガール」など初期から歌ってきた曲と「青の君」「FLOWER」など、世界観溢れる楽曲も披露し、緩急がありながら熱いステージングを展開。会場を熱狂させた。MyDearDarlin’は、7月11日(月)に東京国際フォーラム ホールCで3rdワンマンライブの開催が決まっている。

続くJamsCollectionは、先日の豊洲PITの3rdワンマンライブを満員にさせた勢いを反映させたようなパフォーマンスを魅せる。夏を目前に控えるということもあり、「サマサマサマーはアゲアゲで!」、7月13日にリリースするメジャー1st両A面シングルから「キケンなサンサンSummer!」、3rdワンマンライブで初披露した「アオフィルム」という、夏を意識したようなセットリストを構成。それだけでなく、人気曲「最先端フォーミュラー」なども披露し、このイベントを盛り上げつつ、彩りを与えるアクトをし、アップダンス・エンターテインメントの主催ライブおよびBunny La Crewのステージデビューに花を添えていた。

多くのオーディエンスで埋まった会場を2グループが大きく盛り上げ、熱い空間にしたあと最後に登場したのが、この日ステージデビューとなるBunny La Crew。

登場の出囃子として、バニクルのSEが会場に流れる。SEは、キラキラとしつつ音数が重なり合った壮大なサウンド。全員がゆっくりと登場し、決めポーズをしていき、クラップをして盛り上げていく。

衣装はパープルのチェック柄に、スカートやショートパンツなど、1人ひとりに合わせて、異なるものとなっている。

デビューステージの1曲目は「時々ドキッと!恋煩い!」からスタート。王道アイドルらしくキラキラとしながら、4つ打ちが気持ちよい楽曲。V字のフォーメーションを形成してから、大きなステップやクラップなど、サウンドに合わせて、ノリノリでアクティブに踊る9人。早速、甘くてキュートなパフォーマンスを魅せて、オーディエンスを魅了していた。

2曲目は「Higher!」をドロップ。「Higher!」はクールなダンスチューンで、身体を揺らしながら、手を挙げて華麗にアクト。《この先へ進んでいくから》《まだ小さな声でも届けるから》《他の誰よりも夢中にさせるから》という歌詞にもあるように、これからグループが高みを目指す、意思表示をするように歌い上げる。エネルギッシュなパフォーマンスをし、会場をヒートアップさせていた。

自己紹介のMCを挟み、「ハッピーハイブリット」へ。リズミカルで盛り上がり必至なこのナンバーを流動的にパフォーマンス。楽曲に負けないくらい愉しげに踊っていたバニクル。飛び跳ねたり、ターンしたり、勢いのあるステージングを展開し、ポテンシャルを見せる。セリフパートやピースすることも印象的。初めて聴くにも関わらず、観客は大きな盛り上がりを見せていた。

「LOVEサイダー」では、王道アイドルらしく“甘さ”が存分に表に出ている曲。キュートにポーズを決めながら、青春感のあるこのナンバーを見事に体現していく。ハイタッチをしたり、手足を大きく振ったりして、綺麗かつ可愛くパフォーマンスを観客へ届け、“甘くて可愛い女の子たち”のコンセプトにマッチしたアイドル像を見せていた。

「恋愛予報」は、それまでのアッパーやダンスナンバーとは異なり、恋愛の甘酸っぱさや心情を描いたナンバー。夏の始まりを感じさせるように、風情を出しながら華やかに歌い、踊って、オーディエンスを虜にしていた。デビューライブから、さまざまな表情を見せるバニクル。

デビューステージは最後の1曲となった。

最後は「水色流星群」。しっとりと歌い上げるイントロから、一気にギアが上がる。夜空を想起させるような情景描写ができる歌詞が特徴的。夢を叶えるという強い想いを存分に表に出すように、強く美しく歌い上げる。そして、シンクロ率の高いパフォーマンスを魅せていた。これからこの9人でのさらなる高みを目指す決意を、この歌に乗せて届け続けていた。最後の最後まで活力のあるパフォーマンスを魅せたバニクル。会場の熱量は最高潮に達していた。

最後に、イエロー担当で、リーダーの日南唯未が“デビューでO-EASTに立てることって、本当に普通じゃなくて、先輩のマイディアさんとジャムズさんが本当に力をたくさん貸してくださっていただいていますし、スタッフさんが本当にたくさん動いてくれて、今日、ライブができています。そして、みなさんが来てくれたことで、すごく嬉しい、楽しいライブになりました。Bunny La Crewは、これからゼロからのスタートになります。これからみんなと一緒にたくさん大きくなっていきたいので、これからも応援よろしくお願いします!!と締めた。

こうして、Bunny La Crewはステージデビューを果たした。

新たに生まれたBunny La Crewは、この大成功を収めたステージから、多彩な楽曲と表現力を武器に、これからアイドルシーンを駆け登り、夢を叶えていくと誓う。その未来には期待したいところだ。今後のバニクルをぜひチェックしてみてほしい。

そして、アイドルシーンに大きな貢献をするようなグループをプロデュースしているアップダンス・エンターテインメントの3グループには、これからも注目すべきだろう。

Bunny La Crew<UPDANCE SPECIAL LIVE>

2022年6月14日(火)
Spotify O-EAST

セットリスト

SE
M1 時々ドキッと!恋煩い!
M2 Higher!
M3 ハッピーハイブリット
M4 LOVEサイダー
M5 恋愛予報
M6 水色流星群

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