アプガ(2)[ライブレポート]新体制の決意を力強く宣言したワンマンライブ「溢れるパワーで、恐れを知らずにこれからもどこまでも突き進んでいきたい」

アプガ(2)[ライブレポート]新体制の決意を力強く宣言したワンマンライブ「溢れるパワーで、恐れを知らずにこれからもどこまでも突き進んでいきたい」

Pop'n'Roll 編集部

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2022.06.13
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アップアップガールズ(2)が、6月12日(日)に表参道GROUNDにて、吉川茉優が卒業後の7人新体制初のワンマンライブ<アップアップガールズ(2)U(2)Zone LINE>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

<アップアップガールズ(2)U(2)Zone LINE>表参道GROUND(2022年6月12日)

アプガ(2)は、5月22日(日)に川崎CLUB CITTA'にて開催したワンマンライブで初期メンバーの吉川茉優が卒業。<アップアップガールズ(2)U(2)Zone LINE>は、7人の新体制アプガ(2)始動のライブとなる。新たな門出を祝うかのように、大勢のファンが足を運び、ソールドアウトとなった。

熱気高まる会場に、リーダーの高萩千夏、新体制に伴ってサブリーダーに就任した鍛治島彩、中川千尋、佐々木ほのか、森永新菜、島崎友莉亜、新倉愛海の新体制アプガ(2)が登場すると、観客から大きな拍手が送られる。メンバー7人は「だれだって、アイドル。」からライブをスタートし、続けてデビューシングル曲「Sun!×3」を披露。新体制7人での歌割りやダンスのフォーメーションは、とても新鮮に感じられた。卒業した吉川は歌の中心メンバーだったが、その不足を感じさせないパフォーマンスでファンのボルテージを高めていった。

自己紹介を挟み、彼女たちはつんく♂が楽曲プロデュースした「Be lonely together」でダイナミックなステージを見せる。valkneeが手がけた「カスタムにきちゃん」で爽やかなメロディを響かせ、ディスコチューン「ぱーれぇ〜」では会場をダンスフロアに変える。そして「2学期サマーっ!!」で夏を先取りした。

歌割りの変更はメンバーの歌唱力の底上げにもつながり、「ブルースカイブルース」では鍛治島が歌い出しを担当し、ファンを圧巻する。続けて、アプガ(2)の新たな出発を宣言するかのように「スターティングオーバー」を歌唱。つんく♂が手がけた「全部青春!」を元気いっぱいに披露して会場の熱量をさらに高めた。

盛り上がり続ける会場に、「にきちゃんわんだーらんど」をにぎやかにドロップ。「ワッチャウッ!!」ではフロアにヘドバンを巻き起こす。アプガ(2)のキラーチューン「二の足Dancing」は、楽曲のイメージをキープしつつ大きく変わった歌割りにファンも興奮。大サビでは、鍛治島の鼻リコーダーとともに最年少の佐々木が歌声を響かせる。ラストサビの決めゼリフ“射止めてやる”は新倉が歌い、ファンからは盛大な拍手が送られた。

ヒートアップする会場に、彼女たちは新体制の始まりを告げる新曲「U(2)Zone LINE」を投下する。新曲は、これまでのアプガ(2)にはなかったスピード感たっぷりのパワフルな攻めの楽曲。“今やるしかない!”という強い気持ちを、渾身のボーカルと目まぐるしいパフォーマンスで観客に届けて、会場のボルテージは最高潮となった。

MCでは、メンバーがライブの感想を述べていく。高萩は“今日は、チケットがソールドアウトして会場は超満員で、そしてツイキャスの配信でもたくさんの方が観てくださっててめちゃくちゃ嬉しいです。みなさんに会えない期間、私はフォーメーションを考えたり、新体制の準備をしていたんですが、その時間がホントに一瞬でした。どんなアプガ(2)になるのかな? ってめちゃくちゃワクワクして、今日このステージに立ちました。今日、この7人でライブをやって、もっとアプガ(2)はキラキラしていくんじゃないかなってすごい可能性を感じました。新しいアプガ(2)が始まっていくことを、改めてこのライブを通して感じました。そして、応援してくださるみなさんに、これからも私たちはライブを通して、笑顔や元気、何かを始めるきっかけだったり幸せだったり、たくさんのことをみなさんにお届けしていきたいと思いました。これからも、大きなステージだったり素敵な景色をみなさんにお見せできるように、私たちは全力で頑張っていきます!”と気持ちを込めてコメント。

新倉は“新体制の準備期間がありまして、こうしてみなさんに会うのが3週間ぶりなんです。私は、ホントにこの時間が待ち遠しくて、リハーサル中は鏡とにらめっこしてたんですけど、今日は前を見たらみんなの顔があってすごく嬉しかったです。こうしてライブができるのってホントに幸せだなと思いました。アプガ(2)はにぎやかなグループなんですけど、メンバーみんなと一緒に過ごしていくうちに、どんどん上限がないくらいにぎやかになっていくし、明るいパワーがすごく溢れてるんです。そんな私たちの溢れるパワーで、恐れを知らずにこれからもどこまでも突き進んでいきたいと思います。アプガ(2)も私自身も進化していく姿をみなさんに見ていただけるように、これからも精いっぱい活動していきます!”と今後への想いを前向きにパワー全開に口にした。

ライブはラストスパートに突入。メンバー7人は、新体制となってこれからもさらに走り続けるという想いを込めて「OVER DRIVE」を勢いよく歌唱。そして「ナツメグ」で突き抜けるような爽快感を届ける。アイドルの夏に勝負をかけるアプガ(2)の気持ちを、明るく楽しく歌とダンスでファンにしっかりと伝えた。

エンディングのMCで、新体制初の新曲「U(2)Zone LINE」がライブ当日6月12日24:00から配信リリースされることを発表。さらに、この日に続いて、6月19日(日)に行なわれる追加公演がソールドアウトとなり、7月10日(日)に同会場で再追加公演が開催されることを発表した。高萩が“あっという間に新体制1発目のライブが終了です。いいスタートが切れたんじゃないかなと思いました。アプガ(2)、これからも楽しいことがどんどん決まっていきますが、みなさんと一緒に走り抜けていきたいです! 新体制アプガ(2)、さらに大きくなれるように加速していきます!”と声を上げてライブは終了となった。

月のワンマンライブで8人体制を締めくくったアプガ(2)は、3週間で既存曲を7人で再構成し、この日見事なライブを魅せた。10代のメンバーにさらにスポットが当たり、7人の個々の魅力がより伝わるようになったアプガ(2)。さらなる伸び代を感じさせるアプガ(2)のこれからの活躍に期待してほしい。