Broken By The Scream[ライブレポート]熱狂の宴を作り上げた新体制初ワンマンライヴ
Pop'n'Roll 編集部
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Broken By The Screamが、6月9日(木)に渋谷WWWにて新体制初のワンマンライヴ<Broken By The Scream BAND SET ONEMAN SHOW “Lamb of Ghorst Inside”>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
<Broken By The Scream BAND SET ONEMAN SHOW “Lamb of Ghorst Inside”>渋谷WWW(2022年6月9日)
撮影:Yuto Fukada
7月20日(水)のニューアルバム『RISE into CHAOS』リリースを目前に、さまざまな情報が解禁されたBroken By The Scream(以下、BBTS)の新体制ワンマンライヴ<Lamb of Ghorst Inside>。
会場となる渋谷WWW周辺には、平日の夜にもかかわらず、さまざまなメタルTシャツを着た多くのファンが集結。このファンを見るだけでも、彼女たちがジャンルを超越した活動をし、成長し続ける軌跡が伺える。
ライヴのスタートを待ち焦がれている中、ステージに“ゾンビバンド”が一足先に登場し、インスト曲をプレイする中、メンバー4人が登場する。
デスボ隊が咆哮し高速ドラムのフィルインが打ち鳴らされる中、4人での新たな歴史のスタートとなった「感情クロスカウンター」でライヴはスタート、一気に会場のボルテージが上がる。ノイジーな「Do・Do・N・Pa!!」が演奏され、オーディエンスはメンバーと同じステップを刻んだのち、メンバーが挨拶。この日を待ち望んだと、メンバー全員が各々の言葉を告げライヴを再開。立て続けに「KI・RA・I!!」、「ハルウララ」、「逆転の鐘は鳴る」を届けた。
この日のワンマンライヴまで、さまざまなステージを踏んでいるBBTSではあるが、とりわけこの夜のライヴの熱量はすさまじいものがあった。クリーンボイス隊の流鏑馬アヤメと、七々扇ツバキは軽やかに歌い踊り、ステージに花を添え、デスボ隊の野月平イオ、雲林院カグラは、唯一無二の歌唱とパフォーマンスで、会場の緊張感をさらに高める。本来なら一緒に声をあげて騒ぎたい気持ちを押さえ、観客はBBTSの激音を一身に浴びていた。
しっとりと聴かせる「ヒカリ」、や「oh!my!ME・GA・MIに恋してる!」のあと、ワンマンライヴの名物でもある“ゾンビバンド”によるメタルメドレーがスタート。この夜もメタルマニアが唸るような曲がメドレーで演奏される中、再登場したメンバーは、来月リリースのアルバムのリード曲となった「ココロ、晴レ晴レ」を初披露。壮大なイメージの同曲から、これからの彼女たちの飛躍を誰もが感じたのではないだろうか。
ライヴも後半戦、このブロックではBBTSのもう1つの魅力でもある、メロウなメロディラインが印象的な「アイハキミノモノ」、「∞ハートビート」、「繋いだ星座のラブレター」、「キラキラスプラッシュ!!」を披露。そしてライヴの真骨頂でもある「サヨナラバースデー」、「Message」を歌い上げてステージを降りた。
リスナーがまだまだBBTSを求めるアンコールの拍手が鳴り響く中、メンバーが再登場。「めんぶれ」、「恋は乙女の泣きどころ」の小悪魔的かつメタルな曲で締めくくり、最後はBBTSの原点とも言える「夢花火」を投下し、大きな笑顔を見せてステージをあとにした。
奇しくも“69の日(ロックの日)”に開催されたBBTSのワンマンライヴは、彼女たちの“過去”、“現在”を“未来”に繋ぐ架け橋のようなワンマンライヴとなった。7月23日(土)に赤羽ReNY alphaにて主催イベント<Fest of Extreme 2022 Summer>の開催も発表。2022年夏、Broken By The Screamは新たな一歩を歩み出す。ぜひとも注目してほしい。