台湾発アイドルグループ・Primulav[ライブレポート]たくさんの笑顔と涙で彩ったデビュー半年記念ワンマン
Pop'n'Roll 編集部
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台湾の日本式アイドルグループ『Primulav』(読み:プリムラブ)が、6月5日(日)に台湾・台北のライブハウス角落文創にてデビュー半年を記念したワンマンライブ<Primulav Half Year Anniversary Oneman Live>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
<Primulav Half Year Anniversary Oneman Live>角落文創(2022年6月5日)
Primulavは台湾の音楽カルチャーに日本式女性アイドルという新しい風を吹き込んだ6人組。リーダーの任心悅(レン・シンユエ)はワンマンを前に“アイドルとしてはやはりまだまだ未熟、もっとPrimulavの魅力をみんなに見せたい”と意気込みを語っていた。
台湾では、ライブ中の声援はマスクありではOK。フロアに色とりどりのペンライトを持ったファンが賑わう中、ステージが暗転するとオープニングアクトとしてPrimulav研修生の3人が登場。挨拶と自己紹介を終え、先日配信リリースした初シングル収録の先輩の曲「Move on!!!」をフレッシュに披露して、ステージとフロアを温めて、メインのPrimulavにバトンタッチした。
再び照明が変わりSEが流れるとPrimulavのメンバーが1人ずつ元気に登場。ファンの歓声に包まれながら「Beginning Yell」からライブはスタートした。アップテンポで可愛い曲を楽しく歌う6人と、振りコピやコールで声援を送るファンとの構図はまさに“王道アイドル”。続く「Crush on you」ではギターリフが疾走感を高めて、リフトをするファンも出現し、一層熱気を増していく。
MCでは1人ずつキャッチフレーズつきで自己紹介をして個性をアピールしたあと、3曲目はつりビットの代表曲でありアイドル界の名曲「真夏の天体観測」を当時と同じ振り付けで完璧にパフォーマンス。楽曲が持つ儚さとエモーショナルな気持ちを会場中に届けた。その後のMCでは“「真夏の天体観測」は、私たちにとって特別な意味のある曲です。オーディションの課題曲でした。あの時はお互いのことを知らなかったけど、今はPrimulavという1つのグループとしてこのステージで歌うことができました”と想い出のエピソードを語った。
続いて、ステージには電子ピアノが運び込まれ、メンバーの夏可妮(シャー・コニー)の伴奏で「旋律之光 Acoustic ver.」をコーラスを入れながらしっとりと、最後は観客と一緒に歌い上げた。ここでメンバーは一旦着替えのためステージを後に。ふたたび研修生が登場し、「旋律之光」のオリジナルバージョンを披露したあと、本日2着目の衣装を着た6人が再登場し「Fall in Love」をパフォーマンス。ターンするたびにミニスカートのフリルが揺れる全員色違いのチェック柄衣装で、無敵の可愛さを爆発させた。
デビューから半年の想いをファンに伝える場面では、笑いあり、嬉しさのあまりの涙ありと、それぞれに半年で感じた心境と感謝の言葉が続いていった。
KANA-KANA(カナ・カナ):
このグループに半年もいられるなんて思っていませんでした。今まで支えてくれてありがとうございます。そして(泣き出す)オーディションの時はこんな綺麗な光景を見れるなんて思ってなかった。そして素敵なファンやメンバーたちと出会えるとも思ってなかったです。こんな素敵な人生を体験できるのはみんなのおかけです。これからもずっとずっとみんなと一緒にいれたらいいなと思います。本当に本当にありがとうございます。気持ちが十分に伝わっているかわからないですが、(日本語で)みんな大好きだよ本当に、ありがとう!
郁熙(ユー・シ):
知らないうちに半年も経ったんですね。この半年間、ありがとうございました。長いとは言えないけど、いろいろあった気がします。そして成長しました。メンバー全員、まだいることがありがたいです。(場内爆笑)みんなが頑張っているというか、昔からずっと応援してくれているファンのみんなもいるし、私のことを知ってくれているファンがいるから、私はここにいます。あなたたち(ファン)が、私がここにいる理由です。大好きだよ! これからも一緒にいようね。1周年の時来ますか? みんな来るよね? 約束だよ!
林安晴(リン・アンチン):
私も半年早いなと思っています。この半年間1番成長したのはダンスだと思います。振り付けを覚えるまでにかかる時間とか、メンバーのみんなもいい人で、向上心があって、嬉しいです。(メンバーカラーの)黄色いライトをつけてくれてありがとうございます。郁熙が言ったように、みんながいるから私たちはここにいます。これからもずっとそばにいてね。一緒に遠くまで行こうね。
周寧(ジョウ・ニン):
今、頭の中が真っ白になったんですけど……どうしよう。オーディションからずっと一緒にいるメンバーのみんな、ありがとうございます。本当にメンバーのことが大好きです。今日は半年記念でしょ? これからも1周年、2周年、6周年、10周年、100周年までみんなと一緒にいたい!
夏可妮(シャー・コニー):
私も頭の中が真っ白です。こういう業界に入るとは考えもしなかった。なんか新しい世界への扉が開いたって感じです。お披露目の時からずっと応援してくれてありがとうございます。最初は私のことを知っている人は1人もいなくて……アイドルになるのは想定外でした。本当に奇妙な体験で、そしてみんなと出会えるなんて……。これからもずっとみんなと会えるといいな。
任心悅(レン・シンユエ):
正直、デビュー半年と言っても実感がないです。私はアイドルになることが夢でした。オーディションに参加した時は、現実を考えて今回で最後だって自分に言い聞かせていました。私を見つけてくれて、そしてメンバーに出会わせてくれた事務所に感謝しています。リーダーを任された時めっちゃプレッシャーを感じたけど、今は慣れてきました。こんな私を支えてくれるメンバーたちもありがとうございます。私の友達や、みなさんの中で夢を追いかけている人に話したいことがあります。それは、“諦めないで! 夢は必ず叶うから”ということです! デビューしてからずっと応援してくれている人も、最近ファンになってくれた人も、半年記念ワンマンに来てくれてありがとうございます! デビューした時、「Story」を最初の曲として私たちの物語が始まりました。半年経ってまたこのステージに立ちました。私たちの物語は新しいページへ。みんなもペンライトで私たちと新しいストーリーを描きましょう。
メンバーからの言葉に会場中が温かくなったところで、デビューライブで1曲目に披露した「Story」をアクト。ファンのコールとペンライトの光がより一層熱気を帯びていき、続く「宇宙☆You&Me!!」では両手を挙げながら左右に移動する振りに合わせてフロアのファンも大移動&クラップで応援。アイドル現場のスタンダードがすべて詰め込まれたような最高の雰囲気で本編が終了した。
アンコールではグッズTシャツを着てタオルを持ったPrimulavと研修生が一緒に「Move on!!!」をパフォーマンス。タオルを振り回すのが特徴の通称“タオル曲”で、メンバーもファンも最後の力を振り絞って大盛り上がりとなった。曲の後半ではメンバーのサイン入りボールをフロアに投げ込みファンを喜ばせた。
スタートからラストまで、終始笑顔でアットホームなデビュー半年ライブは無事に終了。次の1周年記念ワンマンに向けて、Primulavの飛躍は続いていく。