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武田智加(HKT48)ら出演舞台<淡海乃海-現世を生き抜くことが業なれば->、本日開幕!「大変緊張しています」

Pop'n'Roll 編集部

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2022.05.20
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HKT48の武田智加、長月翠らが出演する舞台<淡海乃海-現世を生き抜くことが業なれば->が、本日5月20日(金)にシアターGロッソにて開幕した。

イスラーフィールの小説家デビュー作で、書籍版は累計70万部を突破(電子書籍含む)し、書籍化以外にもこれまでにコミカライズ、オーディオブック化、2度の舞台化を行なった『淡海乃海』シリーズ。

今回、初日公演に先駆けて、出演の小川優(ジャニーズJr.)、内海光司、武田智加(HKT48)、小宮孝泰、賀集利樹、演出の松多壱岱が登壇しての公開ゲネプロと取材会が行なわれた。

コメント

小川優(ジャニーズJr.)
初単独主演になるのですが、座長としてどんなことをしたらいいのか今もまだわかっていません(笑)。

内海さんや賀集さんに何をしたらいいのか聞いてみたりもしたのですが、“特別なにかをするとかはなくていいんじゃない? 頑張ってできることをやって、先頭を走って、みんなをついてこさせればいいよ”と言われて、先輩カッケー!と思いました。普段はあまり本番前にも緊張しないタイプなのですが、2日前くらいに夢の中で本番をやっていて、刀を抜いたらすごく短い刀が出てきて、目が覚めてコワッ!と思ったら、そこからド緊張しはじめちゃいました。でも、緊張するのも大事だと思うので、それを糧に頑張りたいと思います。

内海さんとは本作で初めてお会いして、大先輩なので怖いという気持ちもありながら、どんな方なのかな?と思っていたのですが、お話ししてみたらとてもフランクな方で、失礼かもしれませんがお兄ちゃんみたいな感じです。稽古場では僕に限らず共演者のみなさんにも“これ飲んで!”と飲み物を持ってきてくれるなど、まるでジャニーさんみたいになってました(笑)。

僕的には、僕が演じる竹若丸と、内海さんが演じる”俺”とのやり取りと、自分の中での葛藤、せめぎ合いなどを見てもらえたらと思います。また、登場する朽木家、浅井家、六角家、高島家それぞれに、“家を守る”という想いがあり、それを踏まえて観ていただくと、物語にずっと入り込めるんじゃないかな?と思います。普通の歴史モノとは違った、現代では50代の普通のサラリーマンである“俺”が転生してきたからこそ起こりうることの面白さを楽しみに観に来ていただけたらなと思います。

武田智加(HKT48):
私が演じる小夜ちゃんは、とても純真無垢な役どころなので、私も綺麗な心で演じようと思っていますが、なにしろこうした舞台に出演するのは初めてで、今この場に立たせていただいているだけで、大変緊張しています。

でも、これまでお稽古でやってきたことのすべてをお届けできるよう頑張りたいと思います。

小宮孝泰
僕が演じる六角義賢は琵琶湖の南の方を治めていた領主で、登場人物みんなが若く、希望を持っていたり、熱がある中でも、戦国時代という時代を生き抜くべく、ずる賢く、たくましく生きている人物です。彼は人に指示を出したり、操ったりしますが、結局はどれが本音かわからないというのが面白いところかなと思います。家を守ること、現在でいえば国を守ることと同じかもしれませんが、そのために個人の感情を押し殺してしまう人間です。

見どころは、やはり武将なので殺陣のシーンかと思いますが、殺陣が始まると1番初めにいなくなります(笑)。稽古の最初に一手か二手くらいやりたいとは言ったのですが……(笑)。

賀集利樹
浅井久政という役を演じます。

この人物は、僕が子どもの頃に歴史を勉強していた時は、久政は暗愚としても評価されていたのですが、近年、久政という人物は再評価されていまして、内政の手腕だとか、外交だったり、戦は得意ではなかったかもしれませんが、この作品で久政に焦点があたり、僕が演じることになりましたが、今まで暗愚として幽閉されてしまった久政はまたちょっと違う”久政”の姿をみなさまにお届けできたらなと思います。

見どころとしては、戦国時代はよい悪いというのではなく、どこの家も家のために戦う”正義”というものがあったので、僕も正義というものを貫いてしっかり演じていきたいと思います。

内海光司
僕が演じる”俺”という役はそもそも役名がなく、歴史好きな普通の50代のサラリーマンで、戦国時代の竹若丸に転生し、戦国時代で、歴史と現代人の知識を使って、なんとか生き抜いていくという役どころです。

舞台上ではほかのキャストの方と目を合わせることも、セリフを交わすことも、お芝居で絡むこともなく、ほかの人には”俺”が見えない設定なので、竹若丸とのやりとりだけで成立させています。ファンタジー要素もあるので普通の時代劇とも違った部分も楽しんでいただけたらと思います。

松多壱岱(演出):
このような時期に、順調にお稽古ができて上演まで来れたのが奇跡だと思います。

見どころはまずはやはり竹若丸と”俺”の関係性です。現代人の”俺”が戦国時代に放り込まれていったいどう生き抜いていくのかというのが1つのテーマで、”俺”がだんだん覚醒していくのが内海さんの演技から見えて、そしてそれが主軸となって竹若丸が成長していきます。この時代は危険もたくさんあると思いますが、切り抜ける知恵や力を感じられる作品になっていると思います。

劇場もシアターGロッソという広い空間でできることがありがたいですし、去年の夏くらいから、プロジェクションマッピングの設計をしてきて、何度も下見に訪れ、やっとここまでたどり着きました。

充実の稽古とテクニカルの表現と合わさったエンタテインメントをお楽しみいただきたいです。

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