アプガ(仮)[ライブレポート]結成11周年アニバーサリーライブ開催!「歴史に残るようなアプガ(仮)を作っていきたい」

アプガ(仮)[ライブレポート]結成11周年アニバーサリーライブ開催!「歴史に残るようなアプガ(仮)を作っていきたい」

Pop'n'Roll 編集部

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2022.05.04
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アップアップガールズ(仮)(以下、アプガ(仮))が、5月3日(火祝)に東京・新宿BLAZEで結成11周年を祝う1日2公演のワンマンライブ<アップアップガールズ(仮) 〜アップアップROCK!!〜>と<アップアップガールズ(仮) 〜スーパーチョッパーチョッパー〜>を開催した。本記事ではオフィシャルからのレポートをお届けする。

<アップアップガールズ(仮) 〜アップアップROCK!!〜><アップアップガールズ(仮) 〜スーパーチョッパーチョッパー〜>

5月3日はアプガ(仮)にとって大切な結成記念日だが、コロナ禍により2年間はこの日にライブができなかった。だが11周年の今年は、新型コロナウイルス感染予防に配慮しながら3年ぶりに開催。ファンとともにアニバーサリーを祝った。8人体制となって2年目を爆走するアプガ(仮)は、11年の歴史と現在のパワーを見せるべく、ロックとダンスというカラーの違う2公演のライブを繰り広げた。

<アップアップガールズ(仮) 〜アップアップROCK!!〜>と題された昼公演は、タイトルにあるようにロックがテーマ。新衣装に身を包んだメンバー8人は「UPPER ROCK」「イチバンガールズ!2021」でハードに勢いを上げながらライブをスタート。観客は拍手とペンライトでメンバーに応援を送った。

アップアップガールズ(仮)

MCタイムで、関根梓、古谷柚里花、鈴木芽生菜、工藤菫、鈴木あゆ、小山星流、青柳佑芽、住田悠華のメンバー8人は笑顔でファンに挨拶。

アプガ(仮)に11年在籍しリーダーとしてグループを牽引する関根は“3年ぶりにアプガ(仮)創立記念日5月3日に、みなさんと一緒に過ごせることがほんとにうれしいです。集まっていただきありがとうございます!”と、11周年記念ライブ開催の感謝をファンに伝える。

そして“だんだんと気をつけなきゃいけないことが取れてきて、声を出せるライブを取り戻せるまであともうちょっとのところに来てると私は思います。だからみなさん、また自由にライブが楽しめる、自由に声を出して己の魂をぶつけ合える空間を取り戻せるまでがんばっていきましょう!”と、徐々に本来の形でのライブ開催に近づいている実感と、全てがクリアになるまでのコロナ禍への配慮の大切さを語った。

アップアップガールズ(仮)

ライブに戻るとアプガ(仮)は、疾走感溢れる「キラキラミライ」から「Burn the fire!!」「サバイバルガールズ!」と白熱のステージを展開。そして今年1月に発売された最新ミニアルバム『アプガヤバイ』に収録された「野性神風燃ゆ戦場」を披露すると、燃えたぎる歌とダンスで観客を圧倒した。

MCを挟んで、心地いいミッドチューン「パーリースタリー」で一旦リラックス。それも束の間、キャッチーな「Up↑Up↑Up↑」から「PROMISE TRAIN」で会場の空気を熱くしていく。「アップアップタイフーン」ではメンバーとファンが一体となってタオルを回し、お祭りモードで盛り上がった。

ライブ後半戦は「Lady→Go!」「BIGBANG」でライブのテンションを上げ、「ワイドルセブン」「お願い魅惑のターゲット」で会場のボルテージをさらに高める。そして、ミニアルバム『アプガヤバイ』に収録されている「アルストロメリア」でエモーショナルな世界を魅せて、ライブ本編を締め括った。

観客のアンコールに応えてメンバー8人がステージに戻ると、古谷が熱い思いを語っていく。“アプガ(仮)が11年続いてきた中で、私たちはまだ1年半しか活動していません。今までの先輩方がハロプロエッグからずっとずっとアイドル活動をがんばって続けてきたグループに、メンバーがひとりだけ残っていきなり7人も知らない女の子が入ってきて、ファンの方はびっくりしたと思います。それに、寂しい気持ちも絶対あったと思うんです。やっぱりこの1年半、先輩方と比べられることもすごくたくさんありましたし、いろんな意見を見てきました。それを見て、私はめっちゃ悔しかったんです。正直、卒業された先輩方とは積んできた経験も何もかも違うから同じにはなれないと思うんです。でも、途中から入ってきた7人ですけど、卒業された先輩たちができなくて私たちにはできることが絶対あると思うんです。だからこれからもっともっと磨きをかけて、この8人で、歴史に残るようなアプガ(仮)を作っていきたいです。やっぱり、私たちは先輩たちを超えていきたいんですよ。私は、先輩たちが見れなかった景色を絶対に見に行くってオーディションを受けたときから心に決めてました。なので、アプガ(仮)に着いてきてよかったってみなさんに思ってもらえるように、私たちは歯を食いしばって、どんなことがあっても引き下がらず、前を向いて努力し続けます。みなさん、12年目、13年目そしてその先も、私たちアプガ(仮)をよろしくお願いします!”と思いの丈を口にした。古谷の気持ちの入った言葉に、観客は呼応するように大きな拍手を送った。

アップアップガールズ(仮)

アンコールで歌われたのは、どんなことがあっても前に進んでいくという思いの詰まった「私達」。感極まった関根は涙を流しながら歌っていく。メンバー8人とファンの気持ちがひとつになり、まさにライブは大団円となった。

感動の昼公演から約2時間後に、ダンスをテーマにした夜公演<アップアップガールズ(仮) 〜スーパーチョッパーチョッパー〜>が開演。ライブは、アッパーなビートが響く「チョッパー☆チョッパー」「リスペクトーキョー」でスタートした。ミニアルバム『アプガヤバイ』に収録された「24/7」「今日も私が冴え渡る」を披露したあと、DJあゆちゃんとなった鈴木あゆがDJブースに立つ。

彼女は昨年11月にDJデッキを衝動買いし、これまで何度か独学で学んだDJプレイを披露していた。そんな彼女が、この日のために約3ヶ月レッスンに励んで、より本格的なDJを見せようというのだ。

彼女は“こんな大きなステージでやるのは初めてなので緊張してます。ですが、自分なりにアプガ(仮)11周年というテーマでセットリストを組んできました。みなさん一緒に盛り上がってくれますかー! みなさんアプガの歴史を感じて楽しんでいきましょー!”とシャウト。DJあゆちゃんのDJプレイに乗って、メンバーの7人がパフォーマンスを繰り広げていく。

アップアップガールズ(仮)

アプガ(仮)のデビュー曲「Going my ↑」や初期の代表曲「アッパーカット」、7人時代のラストを飾った「Way of Our Life」、5人時代の思いが詰まった「Light_It_Up」、さらには現在の8人時代の「Up↑Up↑Up↑」などがスムーズなつなぎでプレイされていった。

アプガ(仮)の歴史が凝縮されたDJコーナーを経て通常スタイルに戻ると、8人体制の始まりを告げた「一歩目のYES!」「宣戦 Brand New World!」を披露する。さらに「アゲノミクス!!」「ソラハレルヤッ!!」を歌唱し、会場の熱気はぐんぐん上昇。ライブの勢いは止まることなく「アッパーレー」「FOREVER YOUNG」が投下される。メンバー8人もファンもブチ上がり、アプガ(仮)らしい熱く激しく楽しい空間が作られた。

怒涛のライブもラスト1曲となったところで、工藤が燃える思いを語る。“アプガ(仮)は11周年を迎えて、こうして記念のライブをできています。でも、私たちは新体制になってから1年半です。今までの歴史はキラキラしていたと思うし、すっごく大きな歴史だと思います。それは私たちが作ってきたものではないですが、でも私たちはその歴史を胸に、もっともっと明るい未来に向かって突き進んでいきます!”と、アプガ(仮)の歴史を背負って前進していく決意を感涙しながら口にした。

アップアップガールズ(仮)

そして歌われたのは「僕らのvoyage」。無限の海を光を放つために航海していくという、まさに今の彼女たちの思いを反映した楽曲を、メンバー8人は感情たっぷりに歌とダンスで届けてライブ本編はフィニッシュ。

そして、アンコールで披露されたのは「サマービーム!」。メンバー8人とファンは、爽快に楽しさ全開で一足お先の夏を味わった。

青柳は“アプガの夏が始まったぞー! みなさん、5月3日を私たちと一緒に過ごしてくれて、夏を一緒に開幕してくれてありがとうございます!”と、かなり早めの夏開幕宣言。

アップアップガールズ(仮)

さらに関根は“個人的な目標言っていい? この8人でZepp Hanedaに行きたい!”と、アプガ(仮)の次なる目標を掲げて1日2公演のライブは終了となった。

11周年を記念した2公演は、まさにアップアップガールズ(仮)の歴史を駆け足で体感するかのような大ボリュームの熱量たっぷりなライブだった。8人体制となって1年半、タフさを増した彼女たちの成長ぶりを存分に感じ取ることができた。この勢いをさらにアップさせるように、アプガ(仮)は6月からライブツアー<アップアップガールズ(仮) ツアー2022 ~アップROCKチョッパー~>を開催する。アイドルの夏に向けて、ますますパワーを増していくアプガ(仮)にぜひ注目してほしい。

アップアップガールズ(仮)