テラス×テラス × 月に足跡を残した6人の少女達は一体何を見たのか...[対談前編]一緒に全力で駆け抜けたアイドル1年目「みんな、さらに可愛くなりました」

テラス×テラス × 月に足跡を残した6人の少女達は一体何を見たのか...[対談前編]一緒に全力で駆け抜けたアイドル1年目「みんな、さらに可愛くなりました」 テラス×テラス × 月に足跡を残した6人の少女達は一体何を見たのか...対談前編

鈴木 健也

Pop'n'Roll Editor in Chief(編集長)

2022.05.12
  • ポスト
  • シェア
  • ブックマーク

2021年1月に“新アイドルプロジェクト”として突如発表された、テラス×テラス(以下、テラテラ)と月に足跡を残した6人の少女達は一体何を見たのか...(以下、ツキアト)。前者は“太陽”、後者は“月”と相反するコンセプトの2組は、ともに昨年3月にライブデビュー。今年3月26日には2組が共演する形で1周年記念ライブを成功させ、これからさらなる飛躍を遂げようとしている。今回、そんな2組の特別対談を実施。テラテラより二葉茉由、池本しおり、ツキアトより早﨑優奈、葵音琴に登場してもらい、この1年間のそれぞれの活動や2組の交流、また今後についてじっくり語り合ってもらった。本日は、全2回の対談の前編。

撮影:河邉有実莉
編集協力:竹内伸一

楽屋では、みんなめちゃめちゃ面白い(池本しおり)

――テラス×テラス、月に足跡を残した6人の少女達は一体何を見たのか...いずれもお披露目から1年経ちましたが、アイドルとして過ごした1年間はいかがでしたか?

全員:
ふふふふふ(誰から話し出すか探り合う)。

二葉:
えっと、思っていたよりも何ていうか……アイドルしてました(笑)。

全員:
はははは(笑)。

二葉:
チェキとか撮っているとそう思います。ファンの方と直接話すのって、人生で初めての出来事だったので、そういう時に、自分、めちゃめちゃアイドルしてるなって感じました(笑)。

――“アイドルしてる”二葉さんを、池本さんはどう見ていました?

池本:
アイドルしてるなって思います(笑)。“こうした方がいいよ”って教えてくれたりもします。“アイドル力”について勉強させてもらっています。

二葉:
ははははは(笑)。

――ツキアトのお2人はどうですか? アイドルしてますか?

早﨑:
どうかな? アイドルしてるかな?

葵:
どうだろう……想像していたアイドルではなくて、自分が楽しんでできるアイドル活動ができていると思うんで、むっちゃ楽しいよね?

早﨑:
そもそも(テラス×テラス)とはコンセプトが全然違うっていうのもあるんですけど、私たちは、何だか部活みたいだよね。

葵:
うん!

早﨑:
いい意味で、お互いいろいろと言い合える緩さがあるし、本番前の円陣は完全に部活(笑)。すごく楽しくやってます!

――円陣ってどういう感じなんですか?

葵:
なんていうか、あんまり可愛い感じじゃないんですよね。

早﨑:
そうそう。

葵:
“なんちゃらかんちゃら、お~!(可愛らしい声色で)”みたいな感じじゃなくて、“いくぞ!(ドスをきかせた声で)”って感じ。

早﨑:
そのあと、全員で背中を叩き合うっていう儀式があります(笑)。ステージに出る前、縦一列に並んで“行きます! せーの!”で前後の人の背中を叩き合うんです。確かに、思っていたアイドルとはちょっと違うかもしれないね(笑)。

葵:
そうだよね。

早﨑:
でも、それはそれで、私たちっぽいなとは思います。そういう雰囲気も楽しい。多分、本人たちが1番楽しんでいる気がします(笑)。

――アイドル活動をしていて、どの瞬間が1番楽しいですか?

葵:
個人としてですけど、レコーディングで歌を歌っている時が1番楽しいです。グループとしては何だろう?

二葉:
グループとして楽しいこと……楽屋!

池本:
楽屋やな(笑)。

二葉:
楽屋でのマシンガントーク(笑)。ファンの人が知っているテラテラのメンバーとは違うんですよ(笑)。

池本:
いい意味での裏側というかね。お笑いみたいなことをしています(笑)。みんな、めちゃめちゃ面白いんです。そういう面ももっとファンの人に見せたらいいと思うんですけど、今は自分たちだけで楽しんでいます。

――そういう時のムードメイカーは誰なんですか?

池本:
全員?

二葉:
全員、それぞれに面白いんですよ(笑)。

池本:
みんながボケだし、みんながツッコミみたいな感じです(笑)。

――そういうグループだったんですね(笑)。

二葉:
実はそうなんです(笑)。

池本:
ほかのグループがおったら、ちょっと静かになります(笑)。

二葉:
けっこう人見知りなんです(笑)。

――ツキアトはどうですか?

早﨑:
まだそれほど回数は多くないですけど、ワンマンライブやプロデュース公演とかの準備で話し合っている時間が、楽しいなって思います。

葵:
やり切った時も楽しいよね?

早﨑:
あ、そうだね。予定していたものが表に出たあとというか、そういう時も楽しいです。

葵:
“できたね!”って。

早﨑:
そうそう。“できた!”っていう達成感みたいなものがありますね。

――遠足の前の日のワクワク感みたいなものと、無事に終わった時の満足感みたいなものですか?

早﨑:
そうです! しおりを作っている時が1番盛り上がるみたいな(笑)。

葵:
個室に集まる時も楽しいよね。

早﨑:
ツキアトは基本全員うるさいんですよ。

――そうなんですね。

早﨑:
意外だってよく言われます。“楽屋、うるさいよ!”って注意されるくらいにうるさいんですよ。みんなを個室に集めている時が、1番うるさいし、楽しいんじゃないかなって思います(笑)。もちろん、ステージに出ている時も楽しいですけど、1番ってなると、ステージに立つことを考えている時間かな。これってアイドルになったからこそだなって思います。いろいろやらせてもらえているので、いろいろ考えることがあって、すごく楽しいです。

池本しおり(テラス×テラス)

次ページ