玉城ティナ[イベントレポート]神木隆之介との競演秘話を明かす「私は塩対応だったみたいで……」映画『ホリック xxxHOLiC』特別上映イベントにて
Pop'n'Roll 編集部
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映画『ホリック xxxHOLiC』の蜷川実花監督作品特別上映会が、本日4月26日(火)に開催された。
この特別上映会では、蜷川実花監督の代表作の1つである『Diner ダイナー』(2019年公開)と同作を上映。さらに蜷川実花監督と両作に出演の玉城ティナによるトークショーを行なった。
本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
<映画『ホリック xxxHOLiC』蜷川監督作品上映イベント>(2022年4月26日)
CLAMPの伝説的大ヒットコミックを、『ヘルタースケルター』『Diner ダイナー』の蜷川実花監督が実写映画化した『ホリック xxxHOLiC』(4月29日公開)。その特別上映会イベントが、4月26日に都内で行なわれ、出演者の玉城ティナと蜷川実花監督が参加した。
蜷川実花監督作品特別上映会と銘打って、『Diner ダイナー』(2019年公開)と『ホリック xxxHOLiC』の2本立て上映が行なわれた。玉城は『Diner ダイナー』ではヒロインのオオバカナコ、『ホリック xxxHOLiC』では主人公・四月一日(神木隆之介)の同級生・九軒(くのぎ)ひまわりを演じた。自身がディレクションする雑誌『M girl』の撮影で14歳の玉城と初めて出会ったという蜷川監督は“写真に写ることの才能は1度撮ればわかる。これはすごい子が来たぞと思った”と玉城の魅力に引き込まれたという。一方の玉城は“まだモデルを始めたばかりの全国誌にも載っていない時期に私を勇気づけて自信をくれた方”と蜷川監督との出会いに感謝していた。
『Diner ダイナー』では、そんな玉城を蜷川監督が直々に指名。“まだティナは映画にほとんど出ていない時期だったけれど、どうしても彼女とやりたいとプロデューサーに大プレゼン。何かあったら私が責任を取ると言って納得してもらった。ティナにも「運命をともにできる!」とけっこうな口説き文句を言ったと思う”とキャスティング秘話を披露した。
玉城も大役抜擢の期待に応えるべく“オオバカナコの気持ちとシンクロするように、撮影では私も絶対に負けないという気持ちが芽生えました”と覚悟を持って臨んだようで“豪華出演陣の中で真ん中に立たせてもらってどうしたらいいのかわからなかったけれど、毎日進んでいくしかないと思って。でも、この映画を撮ったあとはポジティブな気持ちになれました」と成長を実感していた。
そして再び2人は『ホリック xxxHOLiC』でタッグ。同作での玉城について蜷川監督は“前回は何があっても私が支えると思ったけれど、今回はこんなにたくましくなって帰って来て女優さんになったんだな、頼れるお姉さんになって帰って来たんだなと思った。現場でもティナに助けてもらったというか、もはやティナがホームのようだった”と大絶賛。これに玉城は“照れる……”と赤面していた。
玉城が『ホリック xxxHOLiC』で演じたのは、四月一日(神木)の同級生。初共演の神木について聞かれると玉城は“あんなに現場で絡まれたのは初めて”と苦笑いで、蜷川監督も“ティナはスーパー塩対応だった!”と爆笑。また蜷川監督は撮影時の神木について“カメラがまわるギリギリまで竜也(藤原竜也が演じた主人公ボンベロ)の「俺はここの王だ」のマネをしていて……笑いが止まらなくて”と回顧。また玉城も現場での神木について“私としては神木さんと親しくなれたと思っていたのに、神木さんからしたら私は塩対応だったみたいで……。それに私はビックリしました”と笑いつつ“でも神木さんの持つ「コミュニケーションお化け」ぶりには助けられました”と感謝した。
蜷川監督が“神木さんがしょっちゅうティナに絡んでいて、それを私たちは微笑ましく見ていました”と現場での2人の様子を振り返ると、玉城は“神木さんは、よーいハイ!の直前まで話しかけてきたりして。私は「やめてください!」と怒りそうになったけれど、神木さんだから怒れない……”と神木のコミュニケーション術にタジタジだった。
最後に玉城は“2本立てという貴重な上映です。蜷川監督の作る流れに乗りつつも、『Diner ダイナー』とはまた違った世界観で『ホリック xxxHOLiC』ならではの魅力を感じられると思うので、楽しく観てほしい”とアピール。蜷川監督も“2作連続で観ていただき、変わらないものと進化しているものを感じてもらえるはず。『ホリック xxxHOLiC』は映像面でもパワーアップして進化しているけれど、今伝えたいメッセージをたくさん詰め込んでいるのでそこも堪能していただけたらと思います。10年掛かってやっとたどり着きました!”と完成に胸を張っていた。