東京女子流[インタビュー]母への想いを美しい歌声で響かせる新曲完成!「全国のお母さんにリスペクトとありがとうの気持ちを込めて」

東京女子流[インタビュー]母への想いを美しい歌声で響かせる新曲完成!「全国のお母さんにリスペクトとありがとうの気持ちを込めて」

鈴木 健也

Pop'n'Roll Editor in Chief(編集長)

2022.04.27
  • ポスト
  • シェア
  • ブックマーク

東京女子流が、4月20日(水)に配信限定シングル「Dear mama」をリリースした。同曲の歌詞は、メンバーが実際に母親に向けて綴った手紙をもとに作り上げられており、彼女たちの感謝の気持ちがたっぷりと込められたメッセージソングに仕上がっている。特別な想いで描いた「Dear mama」を完成させた4人に、同曲の制作や母親との想い出について語ってもらった。

手紙を書き始めると手も涙も止まりませんでした(新井ひとみ)

――お母さんに向けたメッセージソングというコンセプトを初めて聞いた時に、どういうことを思いましたか?

山邊未夢:
身近な人に向けた曲をあまり歌ったことがなかったので、とても楽しみにしていました。それと同時にバラードなのか、逆にポップなのか、どんな曲が出来上がるんだろうとワクワクしたのですが、実際に聴いてみたらエモすぎて“これはママ泣くんじゃないかな〜”って思ったし、ママを泣かせにいきたい!と思いました。

新井ひとみ:
お母さんと離れて暮らしているので、電話やLINEをすることはあってもありがとうの気持ちを深い意味を持って言う機会は中々なかったので、照れくさい気持ちもありましたが、歌やダンス、気持ちを乗せて届けられる機会を持てて、とても楽しみでした。

中江友梨:
私は普段あまりお母さんに面と向かって素直に自分の気持ちを話せたことがないので、正直とても嬉しかったし、歌を通してなら伝えられるかもしれない!と思いました。

庄司芽生:
私はコロナ禍になってから約2年ほど会えていない状況が続いていたり、これまでの人生でたくさん母に支えてもらったりパワーをもらったり、感謝の気持ちが強く、きっとメンバーも同じ想いを持っていると思ったので、大切に作って届けていきたいと思いました。そして20代半ばになった私たちだからこそ、説得力のあるものを伝えられる気がして、とても嬉しかったです。

――今作の歌詞は、みなさんのお母さんへ宛てた手紙がベースとなっています。手紙を書く時に、どういうことを考えましたか?

山邊未夢:
私はママに手紙を書くこと自体初めてでした。一緒に住んでることもあったり、今の時代だとメールや電話があるのでそれで済ませてしまったり、誕生日や母の日もプレゼントとともに直接伝えるので、“手紙書けるかなー”と思いながら初めて書いてみました。“あんなこと、こんなこと書こう!”というよりかは普段伝えられないようなことなど、頭に浮かんだことをスラスラ書いたって感じなので、考えるというより普段思ってるけど恥ずかしくて伝えられないことが書けました。

新井ひとみ:
私は、お母さんと過ごした日々の想い出を思い浮かべながら書きました。8歳ぐらいの時から1人で東京へ新幹線で親元を離れて夢に向かって頑張っていたけど、新幹線が発車した時にどんどん窓から見えなくなっていく母の姿。寂しいながらに頑張って堪えてでも堪えきれずに泣いてた時の想い出。でも、その寂しい悲しい気持ちは私だけじゃなくて、母も同じ気持ちだったんだと思った瞬間など、書き始めると手も涙も止まりませんでした。

中江友梨:
たっくさん浮かんできました! でも文字にしないと言えないありがとうだったり、本当はこう思ってたよっていう少しの弱音だったり、とにかくお母さんにこれまで伝えてこれなかった強がりなど、素直な気持ちで書きました。

庄司芽生:
母に対して思っていた気持ちをすべて、この手紙を通して伝えられたらいいなと書き始めました。書けば書くほど、あれもこれも、と想いが溢れすぎてまとまらず、何度も書いては消して、書いては消して……をくり返しました。いろいろな想い出が蘇ってきて、早く母に会いたいという気持ちが強くなりました。

「Dear mama」ジャケット
新井ひとみ

次ページ