SKE48[ライブレポート]大場美奈 卒業コンサート Day2「テーマは“未来の選抜メンバー”です」
Pop'n'Roll 編集部
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SKE48が、4月2日(土)にKT Zepp Yokohamaにて<大場美奈卒業コンサート@KT Zepp Yokohama Day2〜明日、晴れたらいいのにな〜>を開催した。
大場美奈は、2009年にAKB48 第9期研究生として、オーディションに合格し、2013年よりSKE48 チームKⅡで活動。2015年よりSKE48 チームKIIリーダーに就任し、SKE48の中心メンバーとして活動してきた。今年4月末での卒業を発表しており、本日は3日間4公演の卒業コンサートの2日目となった。
本記事では、大場がこれからのSKE48を担っていく若手メンバーをプロデュースした同公演のオフィシャルレポートをお届けする。
<大場美奈卒業コンサート@KT Zepp Yokohama Day2〜明日、晴れたらいいのにな〜>KT Zepp Yokohama(2022年4月2日)
開演時間になると、“前座ガールの大場美奈です。今日はこのコンサートの前に1曲歌わせてもらいたいと思います”と、開幕前のステージで、AKB48研究生時代の思い出の楽曲「ロマンスかくれんぼ」を披露。懐かしの楽曲で2日目の幕開けをした。
大場が退場すると幕が落ち、花のアーチと本日の出演メンバー全員がステージに登場。SKE48 10期生の楽曲「渚のイメージ」から始まり、「恋を語る詩人になれなくて」、「キスだって左利き」、「ご機嫌ななめなマーメイド」と、若手メンバーが過去SKE48劇場公演で歌唱していたキュートな楽曲をフレッシュに魅せた。
MCでようやく大場が登場。“さっきの前座ガールの大場美奈ちゃん、ホントにごめんなさい”と歌い出しのミスを謝ると、会場は笑いに包まれた。“でも、きっとみんなも緊張がほぐれたと思うので、メチャメチャ楽しんでいきましょう!”と呼びかけた。
本日の公演は、大場が事前に予告していたとおり、SKE48の新世代メンバーを大場がプロデュースするというもの。“SKE48は“Wセンター”のイメージで、今日はそれを杉山歩南、林美澪の2人に託した”という2人をセンターに、2015年に加入した7期生以降のメンバーから19名が出演となった。
ユニットブロック1曲目は「クロス」。オリジナルメンバーが卒業してから歌うタイミングを逃しているのでは?と、カッコいい曲が似合うSKE48現センターの林をセンターに、サイドには青木莉樺、伊藤実希が選ばれた。脚が長くてバランスもよく、「クロス」のオリジナルメンバーのバランスのよさを意識して選出したとのこと。次の「ガラスのI LOVE YOU」では、大谷悠妃、石塚美月、川嶋美晴、倉島杏実がキュートな魅力を振りまいた。
「ハングリーライオン」は、スタイルのいい荒野姫楓、野村実代、鈴木愛菜、田辺美月の4名が担当。間奏では、田辺がソロで大人っぽく踊り、スタイリッシュに魅了した。
SKE48のWセンターであった松井珠理奈、松井玲奈の楽曲「TWO ROSES」は息ピッタリの浅井裕華と末永桜花が務め、「恋よりもDream」は中野愛理、坂本真凜、赤堀君江が“ビジュアル担当のらぶちゃん、まりんちゃん、きみちゃんです”とこれまでの楽曲やオリジナルメンバーのイメージを覆して、可愛いらしく届けた。大場の名台詞“可愛くてすみません!”をキメて、ユニットブロックを締めた。さらに、SKE48の紅組、白組の楽曲でSKE48の歴史を振り返るセットリストで、ユニット曲から計14曲を一気に披露。MCを挟み、大場を除く若手メンバー全員で「転がる石になれ」、「強き者よ」、「アンテナ」と、さらに8曲連続で歌唱して、若手の勢いを見せつけた。
アンコールでは、前座ガールズ以降、MCでしか姿を見せていなかった大場が“ここからは私もフレッシュなメンバーに混ざって、楽しんでいきたいと思います”と、26曲ぶりにパフォーマンス。「放課後レース」、「We're Growing Up」の2曲のあと、大場は“今回のこのコンサートのテーマは、「私が見たい未来の選抜メンバー」。そういうテーマを決めてメンバー構成だったり楽曲だったりを選ばせていただきました。ここに今日は立っていないたくさんの後輩たちも含めて、本当にSKE48にはたくさんのとっても素晴らしい後輩たちがいます。そのメンバーをこれからも私はみなさんと一緒に応援していく側として、そういう夢を今日は託したいなと思ってこのライブを作りました”と話し、ステージ上のメンバーに“みんな、たくさんいろんな曲を覚えてくれて本当にありがとう!”と労った。そして、“私がみんなに向けて、この曲を歌いながら未来に向かっていってほしいなという気持ちも込めましたし、ファンのみなさんにもこの曲を聴いて、これからもSKE48を応援していってほしいなと思います。なので、みんなよろしく!”とステージをあとにしました。林は“SKE48という新しい船にみなさんは今一緒に乗っている、という意味が次の曲には込められているので、私たちと一緒に未来に向かっていってほしいです!”と力強く呼びかけ、AKB48の楽曲「NEW SHIP」で締めくくった。若手メンバーの覚悟が見え、これからのSKE48の未来が楽しみになる、そんなコンサートとなった。
なお、昨日の<大場美奈卒業コンサート@パシフィコ横浜 Day1〜卒業してもずっと可愛くてすみません〜〉は、ニコ生『SKE48非公式ちゃんねる』にて、4月30日(土)までアーカイブ配信。本日の公演は、Streming+(e+)で4月9日(土)までアーカイブ配信中。明日4月3日(日)は同じKT Zepp Yokohamaにて、卒業コンサートの最後の2公演が開催される。ソールドアウトとなっているが、配信を実施する。
大場美奈 コメント
今日限定の大場美奈選抜メンバーを作ったつもりです。SKE48と言えばWセンターのイメージで、今日は林美澪と杉山歩南にその夢を託しました。浅井裕華、末永桜花などの現選抜メンバーは支える側としてのポジションに入ってもらいました。ほかにも、身長のバランスだったり、いろんな細部にまでこだわりました。テーマは“未来の選抜メンバー”です。
セットリストは全員がセンターに立つことをメインに考えて組みました。大人数グループなので、必ずしもみんながセンターに立つ機会があるとは限らないので、新世代と言われている今のこの旬な時期にセンターの景色を味わってもらって、そこを目標にまたアイドルを楽しんでほしいなと思いました。なので、今回私は前座とアンコールの2曲だけの出演にして、本編は新世代の子たちに任せてます。
SKE48のライブでも先輩選抜メンバーの層が厚いので、なかなか前に出られない子がいると思いますが、今日は全員が選抜メンバーという意識でこのコンサートを楽しめるようにプロデュースしました。
選曲についても、その子たちの魅力が1番出るように、その子たちのイメージに合わせて選びました。SKE48の楽曲メインに、今までの先輩たちのイメージが強い楽曲も、これから歌い継いでいくことになるのであえて選択しました。1番最後の曲「NEW SHIP」はAKB48の楽曲ですが、新世代の曲の1つでもあって、今のSKE48にとって歌詞がぴったりだなと思い選びました。
“これからのSKE48を引っ張っていくために頑張ってね”というメッセージを残しつつ、ファンの方にもそれを感じてもらって、これからのSKE48の舵をこの子たちが取っていくんだと言う姿を見て応援してもらえればいいなと思います。