Hello! Project[ライブレポート]ハローキティとの特別コラボなど、多彩なシーンを描いた<ひなフェス>

Hello! Project[ライブレポート]ハローキティとの特別コラボなど、多彩なシーンを描いた<ひなフェス>

Pop'n'Roll 編集部

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2022.04.02
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ハロー!プロジェクトのメンバーが総出演する春の風物詩ライブ<ひなフェス>が、4月2日(土)、3日(日)の2日間、千葉・幕張メッセ国際展示場1・2ホールで開催。

2日間計4公演で約20,000人を動員する同公演には、モーニング娘。'22、アンジュルム、Juice=Juice、つばきファクトリー、BEYOOOOONDS、7月13日にメジャーデビューする新グループのOCHA NORMAの総勢6組66名(2名欠席)のハロプロメンバーとハロプロ研修生が出演。

2日の昼公演はJuice=Juice、夜公演はアンジュルム、3日の昼公演はつばきファクトリー&BEYOOOOONDS、夜公演はモーニング娘。’22がそれぞれメインを務める。

ライブの模様はBSスカパー!やCSテレビ朝日チャンネル1で生中継され、全国の映画館でライブビューイングも実施。

また、日本の都会の若い世代へ“里山”の文化を紹介し、里山の過疎化を防ぎ維持・再生を図るアップフロントグループが取り組むプロジェクトのイベント<SATOYAMA & SATOUMI movement>が、3年ぶりに行なわれ、<ひなフェス>との合同開催となった。

本記事では、本日4月2日公演のオフィシャルレポートをお届けしよう。

<ひなフェス>幕張メッセ国際展示場 1・2ホール(2022年4月2日)

4月2日昼公演は、同公演でメインを務めるJuice=Juiceからスタート。冒頭「Borderline」を披露したあと、リーダーの植村あかりが“始まりました、Juice=Juiceプレミアム!”と挨拶すると、会場のファンからは大きな拍手が。続けて、植村から“メンバーの有澤一華ちゃんが新型コロナウイルスの感染が確認されたため、当公演を欠席させていただくんですが、一華ちゃんの分までみんなで頑張りますのでよろしくお願いします”と報告。初めての<ひなフェス>となる有澤と同期の入江里咲は、“一華とは連絡を取っているので、一華パワーの分も出せるように頑張りたいと思います”と気合を見せていた。

冒頭のプレミアムパートのあとには、次のデビューを目指すハロプロ研修生がフレッシュなパフォーマンスを披露。続く、OCHA NORMAは、ハロプロメンバーが出演して話題となったドラマ『真夜中にハロー!』のオープニングテーマである、自分たちのメジャーデビュー曲「恋のクラウチングスタート」をパフォーマンスする。そして、ライブの途中に、サプライズゲストとしてハローキティが登場。ハローキティ本人から“日本、そして世界のみんなに歌とパフォーマンスで笑顔と元気を与えたい”と、ハロー!プロジェクトにコラボレーションの申し出があったといい、出演が決定したという。

ハローキティは“今日はこんな大きな会場で歌えるなんて夢みたいです”と語り、“みなさんに元気と笑顔を届けられるように一生懸命歌います!”と、つんく♂がハローキティのために書き下ろした楽曲 「Hello! 生まれた意味がきっとある」をOCHA NORMAをバックに魅せた。この驚きのコラボレーションに会場のファンから大きな拍手が送られた(ハローキティは<ひなフェス>の全4公演に出演予定)。また、楽曲を提供したつんく♂本人も“やばい!というようなニュアンスで作品を表現したくないけど、何度聴き直してもやばいっす”と興奮を隠せないコメントを寄せており、同曲はデジタルシングルとしてリリース予定があるという。

その後はアンジュルムが登場し、5月11日に発売される新曲「愛・魔性」を歌唱。さらに、アンジュルムファンとして知られるシンガーソングライターの堂島孝平の初楽曲提供作品「愛すべきべき Human Life」を歌い上げる。

アップテンポな楽曲で会場を盛り上げたアンジュルムに続いては、BEYOOOOONDS。メンバーの小林萌花のピアノ演奏で始まる「英雄〜笑って!ショパン先輩〜」で幕開けし、ポンポンを持って元気なパフォーマンスをする「ビタミンME」など、BEYOOOOONDSらしさを全開で届け、ライブ前半戦のラストを見事に締めくくっていた。

ライブの中盤は、<ひなフェス>恒例のシャッフルユニットコーナーへ。事前抽選で選ばれたメンバーによる今回限りのソロ、デュオ、トリオが公演ごとに披露される。トップバッターは、モーニング娘。’22の野中美希。青いラメの輝く衣装を着て登場し、流暢な英語の歌詞パートを交えながら、モーニング娘。のポップなナンバーの「3.2.1 BREAKIN’ OUT!」をアクト。間奏では“clap your hands!”と会場を盛り上げ、見事に大役を果たした。

トリオのターンは、牧野真莉愛(モーニング娘。’22)、平山遊季(アンジュルム)、島倉りか(BEYOOOOONDS)が、ハロー!プロジェクトの3人グループとして活動していた美勇伝の「恋する♡エンジェル♡ハート」を歌唱。最後のデュオでは、川名凜(アンジュルム)と広本瑠璃(OCHA NORMA)が、モーニング娘。のファンクスタイルナンバー「The摩天楼ショー」をクールに歌い上げた。

シャッフルユニットコーナーのあとは、再びグループごとのステージへ。今年でメジャーデビュー5周年を迎えたつばきファクトリーが、5月16日に控えている2度目の日本武道館公演に見据えた気迫のパフォーマンスで、進化した姿をファンに魅せる。

そして、プレミアムパート前のラストを務めたのがモーニング娘。'22。MCでは、シャッフルコーナーで大役を果たした野中と牧野の話題に。メンバーの小田さくらは“すごかったよ、2人とも”と絶賛し、“声が出せないと思っていながらも、身体がうずくようなパフォーマンスだった。2人に刺激を受けながら、私たちも最後まで盛り上げていきたいと思います!”と宣言。12人(メンバーの加賀楓は新型コロナウイルスの感染が確認されたため欠席)の息の合ったステージングで会場を魅了した。

終盤のプレミアムパート前には、その回のプレミアム担当グループの曲をほかのグループが合同でカバーするブロックが。OCHA NORMA、BEYOOOOONDS、アンジュルムが、Juice=Juiceの楽曲をパフォーマンス。各グループの特徴が出た、オリジナルとは一味違った雰囲気の楽曲が、<ひなフェス>らしいお祭り感を演出していた。

トリとして登場したJuice=Juiceは、4月20日に発売される最新アルバム『terzo』に収録の「GIRLS BE AMBITIOUS! 2022」でスタート。同じくアルバム曲「STAGE〜アガッてみな〜」では、井上玲音がボイパを披露すると、会場のボルテージは最高潮に。Juice=Juiceらしいクールでカッコいいパフォーマンスの連続に大きな拍手が送られた。ラストはステージに全グループが一挙集結。Juice=Juice の代表曲「「ひとりで生きられそう」って、それってねえ、褒めているの?」でライブを締めくくった。

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