9nine、活動休止前最後のライブで高らかに宣言「どんな形になろうが9nineのために生きていきたいと思います!」

9nine、活動休止前最後のライブで高らかに宣言「どんな形になろうが9nineのために生きていきたいと思います!」 <9nine one man live 2019 Forever 9nine>ライブレポート

Pop'n'Roll 編集部

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2019.04.07
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9nineが、4月6日に中野サンプラザで、活動休止前最後のライブを開催。グループの節目となるライブに、会場満員のファン2,000人が集結した。本記事では、オフィシャルから届いたライブレポートをお届けしよう。

“メンバー1人ひとりが新しいことに挑戦し、責任を持って個人活動に取り組み、成長するべきだ”という理由で、活動休止を決めたという9nine。今回の中野サンプラザのライブは、“9nineのライブは楽しいもの”という原点に立ち返り、ライブで盛り上がりやすいシングル曲を中心にセットリストを構成した。メンバーがライブを本気で楽しみ、ファンも本気で楽しみ、全員が笑顔になれる。活動休止前最後のライブではあるが、そんな“当たり前”のことが、“当たり前”に体現されたライブとなった。

<9nine one man live 2019 Forever 9nine>と題された今回のライブ。大歓声の中登場した9nineが、1曲目に選んだのは自身の最新シングル「願いの花」。会場を温めると、続け様にダンスナンバーの「愛愛愛」をパフォーマンスし、ファンのボルテージを一気に上げてみせた。

その後も、ライブで楽しめる「THE MAGI9AL FES.」や、人気シングル曲である「少女トラベラー」、「チクタク☆2NITE」、「国道サマーラブ」など10曲を熱唱。ファンとの一体感を作り上げた。

ダンスメドレーを経て、9nineの代表曲「Re:」で締めると、ライブはラストスパート突入。「Party9」、「Cross Over」「Wonderful World」、「SHINNING☆STAR」、「Evolution No.9」の5曲を連続で披露し、ライブ本編は幕を閉じた。

アンコールの代わりに、客席から9nineの曲の大合唱が起こると、それに応えるようにメンバーがステージに再登場。9nineがメジャーデビューする際の課題曲で、4人の思い入れが深い「Fly」を歌うと、客席には涙するファンも現れた。その後、「SMILE&TEARS」、「流星のくちづけ」を披露すると、メンバーからのMCに。

吉井香奈恵は、“私は歌手になりたいって夢があって、奇跡的に出会ったのが9nineで。9nineになって、そこからまたいろんな夢ができて、いろんな夢をファン9のみんなと一緒に叶えてきたなと思います。多分自分の人生振り返った時に、一番最初に浮かぶのがこの9年間じゃないかなって、私の人生の軸を作ってくれたなって最近は思い、振り返ってました”と過去を振り返りながら、“一番感謝を伝えたいのはメンバーで、3人が一緒にいてくれたから、今日まで強く生きてこれたし、幸せな毎日だったなって思います。だからまず3人に、ありがとうございました”とメンバーへの感謝を述べた。さらに、“9nineはすべてだったので、明日からは正直不安なところもあるのですが、人生は続くから、みんなとの絆を大事に、宝物にしてこれからも一歩一歩人生を歩んでいきたいと思います”とコメントを残した。

続く村田寛奈は、“活動休止って何やねん!ってちょっと正直思ってるんですよ。ぶっちゃけ言いますけど(笑)。でも、この決断をしたのは私たち9nineというのもあって……”と、活動休止という選択に今でも葛藤があることを明かした。また、“今日(ライブ)が迫ってくるにつれて、不安な気持ちとかもすごい実は自分の中でふつふつとなったんですけど、これからどうなっていくか、まだ明日からの予定なんて全然わかんないですけど、本気でこれからも9nineのために生きていこうと思いました。みなさんのおかげです。ありがとうございました!”と不安を見せながらも、今後の個人活動、9nineとしての活動に勇気を持って前進していこうとする姿勢を見せた。

佐武宇綺は、“私には夢がなくって、学校で勉強もきらいで、将来の夢がまったくなくって、やりたいこともなくって、そんな中、芸能界入って一番最初のお仕事が9nineで。いつの間にかライブでみんなに会うのがすごく楽しくなって、自分がホントに夢がなかったのに、みんなと一緒にいろんな景色を見ることが夢になって、ホントに私は、私の青春は9nineでした”と語ると、“私も明日から何も予定を考えてないんで、ヒロロ(村田)と同じように、どんな形になろうが9nineのために生きていきたいと思います!”と、グループへの愛を強調した。

最後に西脇彩華は、“自分たちはここまで突っ走ってきて、逆にここまで、活動休止とかそういうこともなく、こうやってやり続けられたことが奇跡みたいだなって思っていて”と話した上で、“今回の活動休止というのは、いろんな思いが私たちメンバーの中にもありましたが、でもなんかだから、すごく前向きな捉え方を私は今できています。それは、今日に至るまでのみなさんの言葉だったり、笑顔だったり、そういう1つひとつが、今の私の自信に繋がりました”とファンから自信をもらったことを明かした。さらに、“私たちはずっとみんなのことが大好きです。そして、みんなも私たちのことずっと大好きでいてくれると思います”とファンとの絆を再確認し、“今日は力強い第一歩の日だと思ってます。だから今日から元気に前に一歩を踏み出しましょう!”と明るい未来への一歩を踏みしめた。

その後、メンバー4人のキャラクターが歌詞となった“自己紹介ソング”とも言える「9nine’o clock」を披露し、会場を改めて盛り上げると、とうとう最後の曲へ。9nineがラストソングとして披露したのは、「colorful」。ファン人気の高いナンバーで、“何が起こっても絶対大丈夫だから”という印象的な歌詞から始まる1曲だ。このライブで最も大きな歓声を客席から浴びながら、歌い踊り切ったメンバーの表情は、楽しそうに満面の笑みで、どこか精悍で、これから前に進んでいく決心も秘められているように感じられた。

メンバーがラストナンバーを終えると、会場には割れんばかりの大きな歓声と拍手が。それは会場アナウンスがあるまで、ずっと鳴り止むことはなかった。

終演後、会場を後にするファンに9nineのポストカードが配られた。表面には、“NEVER BREAK UP(絶対に解散しない)”の文字と、“THANK YOU FOR ALL F9! LOVE ME, LOVE YOU FOREVER!”のメッセージが。裏面にはこの日のライブ写真とともに、今回の中野サンプラザライブの様子がBlu-ray化することが告知されていて、プリントされたQRコードを読み込むと、早速この日のライブのOP映像が少しだけ公開されていた。

活動休止前最後のライブで、“解散しない”ことを宣言した9nineは、今後どのような活躍を我々に見せてくれるのだろうか。何年経っても切れることのないファンとの絆が、再び両者を引き合わせることは決して遠い未来ではないのかもしれない。

<9nine one man live 2019 Forever 9nine>|中野サンプラザ(2019年4月6日)
<9nine one man live 2019 Forever 9nine>|中野サンプラザ(2019年4月6日)
<9nine one man live 2019 Forever 9nine>|中野サンプラザ(2019年4月6日)
<9nine one man live 2019 Forever 9nine>|中野サンプラザ(2019年4月6日)
<9nine one man live 2019 Forever 9nine>|中野サンプラザ(2019年4月6日)
<9nine one man live 2019 Forever 9nine>|中野サンプラザ(2019年4月6日)
ポストカード表面
ポストカード裏面

9nine one man live 2019 Forever 9nine

2019年4月6日 中野サンプラザ

セットリスト

1.願いの花
2.愛 愛 愛
3.THE MAGI9AL FES.
4.With You / With Me(Album.ver) ~少女トラベラー
5.桜、ゆれる
6.チクタク☆2NITE
7.Why don’t you RELAX?/国道サマーラブ
8.困惑コンフューズ
9.koizora
10.シ、グ、ナ、ル。
11.メドレー(I am...~Forget-U-not~Love me?~モノクロ~SunSunSunrise)
12.Re:
13.Party9
14.Cross Over
15.Wonderful World
16.SHINING☆STAR
17.Evolution No.9
EN1.Fly
EN2.SMILE&TEARS
EN3.イーアル!キョンシー / 流星のくちづけ
EN4.9nine o'clock
EN5.colorful