AKB48[ライブレポート]新章への大きな一歩となったAKB48劇場16周年特別記念公演「来年のAKB48も走り続けていきたい」
Pop'n'Roll 編集部
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AKB48が、12月8日(水)にAKB48劇場にて<AKB48劇場16周年特別記念公演>を開催した。
AKB48劇場がオープンして16年。
2005年12月8日のAKB48劇場初回公演から毎年恒例で行なっている周年特別記念公演は、昨年、新型コロナウイルスの影響で急遽中止となり、メンバーのリモート出演による配信形式のトークイベントとなった。
今回の<AKB48劇場16周年特別記念公演>は、例年どおり劇場にメンバーが大集結。AKB48劇場の象徴とも言える場内の2本の柱には、16本目のテープが貼られ、AKB48伝承の証をまた1つ刻んだ。さらに、出演メンバーの上限を特別に解除し、2020年2月以来、約1年10ヵ月ぶりに13名以上のメンバーでステージに立ち、華やかなパフォーマンスで16周年を祝福した。
本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
<AKB48劇場16周年特別記念公演>AKB48劇場(2021年12月8日)
新曲「根も葉も Rumor」で幕を開けた特別記念公演。選抜メンバー18名の気迫に満ちたパフォーマンスで、場内はオープニングから熱気に包まれた。センターを務める岡田奈々が“「根も葉もRumor」を披露させていただきました。この劇場のステージで、メンバー18人でフルサイズを披露できる日が来るとは思わなかったです。私たちの気迫、伝わりましたか?”と息を切りながら挨拶。村山彩希は“今日、昨年貼ることができなかった柱のテープを2本貼らせていただきました”と柱のテープが16本になったことを報告。
チームA「Pioneer」「BINGO!」から始まり、チームK・B・4・8と、各チーム順に登場。息の合ったパフォーマンスを見せた。チーム8の本田仁美は、久々となる兼任先のチームBのステージに立ち、柏木から“ひぃちゃん、そう言えばチームBだったよね?”とツッコまれる一幕も。
チーム8の「⻄高東低」、Second Generationの「大騒ぎ天国」、First Generationの「ブラックジャガー」と、「根も葉もRumor」カップリング曲をフルサイズでパフォーマンス。AKB48の原点「桜の花びらたち」を含む全15曲のセットリストは、2021年のAKB48単独での活動を経て、グループの団結力と深い絆を感じさせるものとなった。
終盤には、4年ぶり(2017年12月8日の<AKB48劇場 12周年特別記念公演>で実施)となるAKB48のチーム組閣をサプライズ発表。
組閣の発表は、12月9日(木)にAKB48を卒業する2代目AKB48グループ総監督を務めた横山由依と、同じく今月卒業の大家志津香が担当。
キャプテンは、新チームAが現AKB48グループ総監督と兼任となる向井地美音、新チームKが田口愛佳、新チームBが浅井七海、新チーム4が倉野尾成美となった。
向井地は“AKB48グループ総監督になる時にキャプテン経験がないのがコンプレックスだったので、ここでまた新たな経験をさせてもらえるのは嬉しいですし楽しみです!”と挨拶。
16期生の田口は“不安です〜(涙)。まさか自分がキャプテンになるとは思ってなくて……、でも、チームKってことでチームK魂をちゃんと引き継げるように、みなさんから教えてもらって頑張りたいと思います”、同じく16期生の浅井は“すごいびっくりして、実感が湧かない感じです。これまではチーム4の村山彩希さんの背中を見てきたので、彩希さんのもとで学んだことを発揮したいです!”と意気込みを口にした。
横山由依にしっかり者と紹介された倉野尾は終始呆然とした表情だったが、コメントを求められると“チーム4のポーズを練習しておきます!”と笑顔で語った。
続いて、各チームメンバーを発表。
新チームAとなった本田仁美は、“チームのみんなと頑張っていいチームを作りたいと思います”と述べ、同じく新チームAの岡田奈々は“A〜(エ〜)!って感じ! どんなチームになるのか楽しみです!”と笑顔で力強くコメント。
“7回目くらいの組閣経験”という新チームBの柏木は“楽しくみんなで頑張りたいと思います!”と明るく軽快に語り、さらに新チームBに初の兼任となった15歳の徳永羚海は“初めての兼任で不安もあってドキドキしてるんですけど頑張ります!”と想いを話した。
また、モニターによる映像で2022年2月に東京ガーデンシアターでの<AKB48 新春コンサート(仮)>の開催もサプライズ発表。
2月5日(土)夜に、現チーム体制での最後のコンサート<現チームラストコンサート(仮)>を行ない、2月6日(日)夜に新チーム体制初パフォーマンスの場となる<新チームコンサート(仮)>を実施する。
さらに、2月6日(日)昼には、<AKB48 カップリングリクエストアワー セットリストベスト 30 2022>も開催。こちらは、12月8日20:00からAKB48公式YouTubeチャンネルにて一⻫公開された「大声ダイヤモンド」から「根も葉もRumor」までのカップリング曲と、チームサプライズ<バラの儀式>公演楽曲12曲、『AKB48ビートカーニバル』収録楽曲2曲を含む合計204曲(一部姉妹グループ楽曲を除く)のYouTube再生回数と、AKB48 Mobile会員による投票で、総合ランキングトップ30を決定する。
サプライズ発表は続き、最後は約5年ぶりとなる新メンバーオーディション<AKB48 第17期生オーデ ィション>をアナウンス。12月15日(水)15:00に開設される『17期生オーディション特設サイト』にて募集概要を発表し、同時に応募受付を開始する。
3大サプライズ発表を終え、最後にAKB48グループ総監督の向井地美音が“16周年という本当に⻑い歴史をこうやって迎えることができたのも、いろんな先輩がバトンを繋いでくださったからですし、卒業される横山さんや大家さんも今の私たちに任せても大丈夫だって思っていただいたその想いをしっかりと自信に変えて、来年のAKB48も走り続けていきたいと思います。17年目となるAKB48の応援、これからもよろしくお願いします”と挨拶。
AKB48の新章となる2022年に向けて、大きな一歩を踏み出した16周年特別記念公演となった。
新チームキャプテン 終演後コメント
チームA 向井地美音(むかいち みおん/23歳/15期生):
AKB48グループ総監督になる時にキャプテン経験がないのがコンプレックスだったので、ここでまた新たな経験をさせてもらえるのは嬉しいですし楽しみです! またイチからの気持ちでチームをまとめるってことを新チームAで学ばせていただけたらいいなと思います!
チームK 田口 愛佳(たぐち まなか/17歳/16期生):
今はAKB48の中でも若手の方で、現チームKメンバーからチームK魂や熱い気持ちをしっかり受け取って、新チームKでも私たちなりのチームKを作っていけたらいいなと思います! 若手だから、年齢が若いからこの子ダメだねってならないように、若いからこそいいね!と言われるチームにしていきたいです!
チームB 浅井七海(あさい ななみ/21歳/16期生):
今でも信じられない気持ちでいっぱいなんですけど、チームメンバーも発表されて、このチームメンバーと一緒に最強の新チー ムBを作っていきたいですし。大先輩であるゆきりんさん(柏木由紀)もいらっしゃるので、メンバーと協力しながら、和気藹々とした温かくて柔らかい感じのチームになっていけばいいなと思います。
チーム4 倉野尾成美 (くらのお なるみ /21歳/チーム8):
4年前は兼任が初めてで“どうやったらいいんだろう?”っていう感情があったんですけど、今回は自分が引っ張っていかなきゃいけない立場になったので、引っ張っていかなきゃな、もう自分がその立場にいるんだなという実感を持ったので、現キャプテンの村山(彩希)さんもいますし、明るいチーム4、私らしくできたらいいなと思います。頑張ります!