乃木坂46衛藤美彩、グループ初の卒業ソロ公演は涙とともに終幕「みなさんがいたから走り続けて来られて」

乃木坂46衛藤美彩、グループ初の卒業ソロ公演は涙とともに終幕「みなさんがいたから走り続けて来られて」

Pop'n'Roll 編集部

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2019.03.20
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乃木坂46の衛藤美彩が、2019年3月19日(火)両国国技館にて<乃木坂46衛藤美彩 卒業ソロコンサート>を開催した。

<乃木坂46衛藤美彩 卒業ソロコンサート>画像

衛藤美彩は、乃木坂46の1期生で、選抜入り全15回と乃木坂46の人気フロントメンバーとしてグループを牽引し、ファンの間では“神握手”と言われるほど、握手会での人気はトップレベルを誇るメンバー。そんな衛藤の卒業ということで、新しい門出をお祝いしようと、動員8,000人の両国国技館には80,000通もの応募が寄せられた。

乃木坂46で興行としてソロでコンサートを行うのは衛藤が初となり、会場はコンサートが始まる前からすでに熱気が漂っていた。

コンサートはVTRとともにいつものOvertureから幕を開け、「狼に口笛を」からスタート。乃木坂46の聴き慣れた楽曲もバンドセットでアレンジされており、観客も大興奮。衛藤本人が考えたというセットリストにライブは序盤から大熱狂。「おいでシャンプー」「自惚れビーチ」など、乃木坂46のライブでは欠かせないライブナンバーで会場を盛り上げる。

「せっかちなかたつむり」「シークレットグラフィティー」「思い出ファースト」などのユニット曲パートでも、ソロで歌うことで楽曲の新たな一面を見ることができた。

<乃木坂46衛藤美彩 卒業ソロコンサート>より
<乃木坂46衛藤美彩 卒業ソロコンサート>より
<乃木坂46衛藤美彩 卒業ソロコンサート>より

ライブの後半、真っ赤なドレスに衣装チェンジし衛藤が再登場。アコースティックギター1本をバックに「ひと夏の長さより・・・」、ピアノをバックに「今、話したい誰かがいる」とバラードナンバーをパフォーマンス。アイドルとは思えない表現力にオーディエンスもうっとりと見惚れていた。

「シンクロニシティ」「サヨナラの意味」と乃木坂46の切ないナンバーを歌い上げた後、“このドレスを着て今のブロックを歌ってようやく卒業の実感が湧いて来て、卒業を考えたのは去年からだったんですけど、さまざまな巡り合わせで両国国技館と言う神聖な場所でやらせていただけることも奇跡だと思いますし、今日、みなさんは私だけを観に来てくれていて、ソロコンサートをすると言うのは夢の1つだったので、スタッフのみなさんや応援してくれているみなさんには感謝の気持ちしかありません”と、このコンサートに対する気持ちを語った。

衛藤と言えば選抜常連のイメージが強いが、実はアンダーメンバーからのスタートだった。“まさか7年前の自分が卒業ソロコンサートをできるなんて思っていなかったですし、本気で何度も辞めようとと思いました。ただやっぱりファンのみなさんが握手会でたくさん支えてくれたから今の私がいると思っています。本当にありがとうと言いたいです! 選抜・アンダーと立ち位置が変わることは苦しいことではあるけど、ポジションが全てじゃないし、みなさんがいたから走り続けて来られて、誇りにも思っているし、そんな私の思いを、私が参加していない楽曲だけど聴いてください”と涙とともにさまざまな想いを込め、「アンダー」を披露。

そして、最後に再度ファンへの感謝の気持ちを伝え、「私のために 誰かのために」で本編を締めくくった。

<乃木坂46衛藤美彩 卒業ソロコンサート>より
<乃木坂46衛藤美彩 卒業ソロコンサート>より

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