アプガ(2)[ライブレポート]グループの勢いを見せつけたツアー東京公演「さらなる未来へ向かって走り続けていきたい」

アプガ(2)[ライブレポート]グループの勢いを見せつけたツアー東京公演「さらなる未来へ向かって走り続けていきたい」

Pop'n'Roll 編集部

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2021.09.24
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アップアップガールズ(2)が、9月23日(木・祝)に東京・下北沢シャングリラにて東名阪ツアー<アップアップガールズ(2) #でっ8 東名阪で残暑見舞い申し上げます☆>の東京公演を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

<アップアップガールズ(2) #でっ8 東名阪で残暑見舞い申し上げます☆>下北沢シャングリラ(2021年9月23日)

アプガ(2)は、メンバー8人の念願だったZepp Tokyoでのワンマンライブを11月26日に開催することが決定。今回のツアーは、現在のグループのパワーを見せ、さらに成長していく“ビッグマッチ”に向けた試練の場。9月18日に大阪、19日に名古屋のツアー2連戦を行ない、久々の遠征ライブで各地のファンを盛り上げてきた。

メンバーはツアーの模様を、SNSで「#アプガ2記録更新中ツアー」のハッシュタグをつけて拡散中。このハッシュタグは、8月23日に配信リリースした新曲「ナツメグ」の歌詞のワンフレーズを引用したもの。そこには、ツアー1公演ごとに前のライブを超えていくという想いが込められている。まさに、気合いたっぷりのアプガ(2)。彼女たちは、この日のライブで全15曲を歌唱する熱気あふれるステージをくり広げた。

なお、今回の公演は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮した形で行なわれ、観客はペンライトやハンドクラップでメンバーを応援した。

ライブは、最年少15歳の佐々木ほのかがセンターを務める賑やかなポップチューン「にきちゃんわんだーらんど」からスタート。9月27日に配信リリースされる新曲「ハイライト」や大森靖子が楽曲提供した「し・て・る・も・ん」、サクライケンタが手掛けた「強がりライライライ」などを歌唱していく。可愛さ溢れる弾けたステージを見せたかと思えば、カッコよく情熱的なパフォーマンスを見せたりと、カラフルなアプガ(2)の持ち味を次々と披露し、観客のテンションをアップさせていった。

今回のツアーでは、メンバーのユニットコーナーが設けられ、各公演でメンバーが趣向を凝らしたステージを展開。自身が作詞したソロ曲「恋藍」を歌唱した吉川茉優は、マイクスタンドを使い、切ない想いの詰まった恋愛バラードを伸びやかな歌で聴かせた。

バラエティ番組でも活躍する鍛治島彩は島崎友莉亜とタッグを組み、キュートさ全開なポップチューン「ハッピースLOVE♡」を披露。大きなラブレターを手にし、コミカル要素たっぷりなパフォーマンスで観客を楽しませた。

その後も、デビュー曲「二の足Dancing」、つんく♂が楽曲プロデュースした「Be lonely together」などを続々と歌唱し、会場のボルテージを高めていった。

ライブも終わりに近づき、MCでメンバーはライブの感想を語っていく。

吉川茉優は“この会場は、アプガ(2)にとって想い出深い場所です。メンバーの卒業公演だったり濃い想い出が蘇ってきます。今日またこのステージに立てて、アプガ(2)の歴史に残るようなライブができたと思います。Zepp Tokyoを目の前にして、今この8人でいられること、ファンのみなさんに応援していただけること、たくさんのスタッフの方がアプガ(2)のために動いてくれること、ホントにすべてのことに感謝してます。これからも初心を忘れず、さらにさらにこの8人でもっと上に行きたいなって思えるライブでした”と口にした。

新倉愛海は“アプガ(2)は、昨年のツアーが1度中止になってしまったんです。ずっと、各地でたくさんライブをしたいって想いがあったので、このツアーを開催させていただけたことがホントにホントに嬉しいです。気がつけばツアーも折り返し地点を過ぎていて、ホントにあっという間すぎてびっくりしてます。それくらいライブが楽しいです。このライブを開催できるのは、みなさんのたくさんの応援の力があってこそです。私の大好きなライブを、これからももっともっといっぱいやりたい! やっていきたい! だから、私たちも精いっぱい、Zepp Tokyo、そしてさらなる未来へ向かって走り続けていきたいです。今後とも応援よろしくお願いします!”と声を上げ、観客から大きな拍手が送られた。

その後、最新配信シングル「ナツメグ」をパフォーマンス。映画テイストのMVも話題のダイナミックなサマーチューンで、メンバー8人はキャッチーかつ躍動感溢れるステージをくり広げる。明るさ全開で歌っていくアプガ(2)。ステージから発せられるメンバー8人のパワーに、観客も手やペンライトを振りながら全力で応えてライブは最高潮の盛り上がりとなった。

エンディングのMCで新倉愛海が、“ここで初解禁のお知らせがあります! なんと、11月16日に、アプガ(2)初のEP盤がリリースされることが決定しました!”とサプライズ発表。この新たなCD作品には、配信シングル曲の「にきちゃんわんだーらんど」「ナツメグ」「ハイライト」をはじめ、さらなる新曲など全10曲が収録予定となっている。

リーダーの高萩千夏は“改めて、東京公演楽しんでいただけましたかー! みなさん、今日はたくさんの方に集まっていただいてホントにありがとうございます。ライブが終わりましたら、しっかり手洗いうがい消毒などをしてコロナ感染対策に努めていただけると嬉しいです。そして、また元気な状態でアプガ(2)のライブにぜひ遊びに来てください!”と声を上げ、ライブは締めくくった。

楽しく熱いアプガ(2)の真骨頂が存分に発揮されたライブは、まさに最高記録更新を達成できたと言っていいだろう。しかし、彼女たちはまだまだ止まらない。10月10日には千葉・柏PALOOZAでツアーの追加公演を開催し、11月16日には初のEP盤を発売する。11月26日のZepp Tokyo大成功を目指して、攻めの姿勢で進んでいくアプガ(2)の動向に注目してみてほしい。

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