=LOVE[ライブレポート]全身全霊で想いとパフォーマンスを届けたデビュー4周年記念公演「みんなで=LOVEを守り続けていきたいと思います」
Pop'n'Roll 編集部
Pop'n'Roll 編集部
-
ポスト
-
シェア
-
ブックマーク
=LOVEが、9月20日(⽉・祝) に幕張メッセ イベントホールにて、デビュー4周年を記念した<4th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT>を開催した。
同公演は、新型コロナウィルス感染予防対策を徹底し、来場者の検温&アルコール消毒、マスク着用を義務化し、昼公演・夜公演ともに各4,000人の観客を収容して実施。同時に有料生配信も行ない、メンバーは会場の観客とカメラの向こうの視聴者に向かって熱いパフォーマンスをくり広げた。
本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
=LOVE<4th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT>幕張メッセ イベントホール(2021年9月20日)
ライブオープニングの「Overture」がかかると、幻想的な雰囲気の中メンバーが登場し、ライブ初お披露目となる新曲「祝祭」からスタート。MVのイメージさながらWセンターを務める大場花菜・野口衣織が執事に扮した衣装で、西洋を思わせる妖艶なパフォーマンスで会場を大いに盛り上げた。続いてヒットチャートをにぎわせた「CAMEO」、「いらない ツインテール」ではダンサーを従え、息の合った迫力あるダンスナンバーを見せて、会場は大きな拍手で包まれた。
その後、雰囲気は一転、キュートなラブソング「しゅきぴ」「僕らの制服クリスマス」「アイカツハッピーエンド」パートでは、花道やサブステージをふんだんに使用し、一気にメンバーと観客席との距離を縮めた。シリアスな歌詞が印象的な「手遅れcaution」では、歌詞の世界観をそのままに、気迫あふれる歌声とパフォーマンスで、心に響く鋭いメッセージを届けた。
メンバーの大谷映美里は“このような状況の中、私たちイコラブの4歳の誕生日にわざわざ会場に足を運んでいただき、本当にありがとうございます。今日はイコラブとみなさんとの記念日。私たちを見つけて、出逢ってくれてありがとうございます”、齊藤なぎさは“この4年間、みなさんに出会えたことが本当に幸せです。すっとずっとそばにいてください”と、それぞれがファンへの感謝の想いと4周年を迎えた喜びを噛み締めた。
ライブ中盤の「cinema」では、センターを務める音嶋莉沙が、映画の主演女優さながらにフィーチャーされ、満面の笑顔でハートフルなラブソングを歌唱し、会場はこの日1番の温かい空気に包まれた。
ライブも後半に差し掛かると、宮脇咲良、村重杏奈(HKT48)共作詞による新曲「ズッ友案件」(齊藤なぎさ・髙松瞳Wセンター曲)もこの日初披露。
イエローがカラーテーマのポップなラブソングとなる話題の新曲「ウィークエンドシトロン」では、ステージ背景のLED一面が“ひまわり”で溢れ、客席の黄色のサイリウムともシンクロ。会場がイエロー1色になった感動的な瞬間となった。
その後、ヒットシングル曲「探せ ダイヤモンドリリー」「青春"サブリミナル"」を続々とパフォーマンス。本編ラストでは、MVでのメンバー浴衣姿が話題の佐々木舞香のセンター曲「夏祭り恋慕う」を披露。
“デビューから4年が経ち、当初はライバルだと思っていたメンバー1人ひとりを、今はすごく尊敬できるようになりました。みんなが尊敬し合えるのが私たち=LOVEなんだと思います。みんなで=LOVEを守り続けていきたいと思います”というリーダー山本杏奈の=LOVEへの熱いメッセージと、12月15日(水)に通算10枚目となるニューシングルをリリースすることを発表し、本編は終了した。
アンコールの拍手の中、再度ステージに登場したメンバーは、2周年を記念して制作された「866」をしっとりと歌い上げ、ラストはメジャーデビュー曲「=LOVE」で同公演を締めくくった。
声を出しての声援が送れない中、観客がサイリウムライトを振りかざし、ステージ上と客席とが常に一体となる空間は、4年という時間をともに駆け抜けてきたからこそ作り上げることができたのだろう。
4周年を駆け抜け、5周年目に向けてさらに飛躍する、=LOVEの今後の活躍からますます目が離せない。